フォナックのオーデオBダイレクトについて【一発でワカル!】

フォナックにオーデオBダイレクトというBluetooth機能搭載でほとんどの携帯電話、スマホと接続でき、通話に対応した新製品が登場しました。着信時に本体のボタンでスマホや携帯電話の通話をを開始できるだけでなく、本体のマイクを利用して通話できますのでハンズフリーで電話が楽しめます。

iPhoneやAndroidをはじめとしたスマートフォンの普及やウェアラブル機器の復旧にそれに対応した補聴器も近年では非常に増えてきており、需要が高まっています。
そもそも今までのスマホ対応の補聴器は、スマホといってもiphone限定でした。Androidユーザーは使いたくても使えない状態でした。
しかしほとんどはiphoneのみ対応する補聴器がほとんどで、Androidをはじめとしたスマートフォンやガラパゴス携帯(ガラケー)と呼ばれるフィーチャーフォンは、Bluetoothが搭載されていても使えませんでした。
しかしフォナックが満を持して発売した「オーデオBダイレクト」はほとんどのbluetooth搭載の機器と接続し、通話をしたり、本体をコントロールすることのできる小型RIC型補聴器です。

オーデオBダイレクトについて

オーデオBダイレクトは、RIC型と呼ばれるレシーバー分離型の小型耳かけ補聴器です。
新しく発明されたマイクロチップ「SWORD(sonova wireless one radio digital chips)」よってBluetooth通信を可能にしています。

SWORDチップの3つの特徴
  1. HFPプロファイルでの通信が可能
    Bluetoothには規格がありますが、その中でもHFPプロファイルという補聴器とスマートフォン間での通話音声の送受信ができるようになっています。これによって、補聴器自体についたマイクで
  2. Bluetooth LEによる低エネルギー仕様
    Bluetooth搭載の補聴器は過去にもありましたが、電池消費が激しいものがほとんどでしたが、Bluetooth low energyによって省電力化し長時間の使用が可能になりました。
  3. AirStream機能
    テレビ、PC、卓上のオーディオプレイヤーなどの機器に、専用のテレビコネクターを接続することで、高音質の音声を送ることができます。Bluetoothのプロファイルでなく、2.4GHzで送るため音質の劣化が少ないのも特徴です。

SWORDチップによって外部機器との接続において非常に有利になりました。

テレビをよく見る人ほどオススメできる

AirStreamで使用されるテレビコネクターはとても使い勝手が良く、ペアリングは初めてテレビコネクターに電源を入れた時には、1m以内に補聴器を着けた状態でいると自動でペアリングされます。
もしその機会を逃したとしても、テレビコネクタ本体のペアリングボタンを押すだけで即座にペアリングできます。
一度ペアリングしてからは、テレビの電源を入れると自動で音声が補聴器に入ってくるようになります。なおテレビコネクタは15mの範囲内にいる方でしたら際限なく接続可能です。

スマホ、携帯電話からアプリでコントロールできる。

スマホや、携帯電話のアプリケーションで補聴器のコントロールができます。コントロールできることは

  • プログラムの切り替え
  • 音量の可変(ボリューム)
  • AirStreamの音量(テレビの音など)と会話などの補聴器マイクから入る音声とのバランス調整

以上が個人で調整できるものです。複雑な機能はなるべく載せないようにしてシンプルにしてあります。

オーデオBとオーデオBダイレクトの性能の違い

オーデオBダイレクトはオーデオBにSWORDチップを搭載したモデルであり、基本性能はほとんど一緒ですが、違いがありますのでそれの説明をしていきます。

電池容量に対してコンパクトな本体サイズ

PR48(13)電池を利用した本体ですが、オーデオB-312電池に近いサイズで電池容量が多くなったが本体はコンパクトであるというのがメリットになります。

外部通信機能を強化した代わりに両耳間通信がない

SWORDチップを搭載したことで、スマホに対応して外部接続の強化が図られましたが、代わりに両耳間通信機能が搭載されていません。
両耳間通信がないことで、両耳間で指向性の連動性がなく、左右間での詳細な指向性調整がされないという点がデメリットになる部分ですね。環境によってはオーデオBダイレクトのほうが騒音下では聞き取りが下がりやすいかもしれません。

他社のスマホ対応補聴器との違い

シーメンスのBT搭載補聴器、GNリサウンドのスマート補聴器などのBT搭載型のスマートフォン対応補聴器とも、オーデオBダイレクトでは違う部分があります。

MFA対応でどのスマホでも利用できる

他者のスマホ対応補聴器は「iphone」のみ対応とされており、Android,windowsベースのスマートフォンはほとんど利用できませんでした。これはAppleが開発した「MFi」というApple社独自のBluetooth規格に乗っ取って製作されているためであります。
オーデオBダイレクトは「MFA(Made For All)」というBluetooth規格で構成されているため、AndroidをはじめとしたほとんどのBluetooth搭載機器と接続できます。(機器によっては接続できないこともあります。)実際に携帯電話のほかにも車に搭載されたBT通話機能のあるコンポに接続も可能です。

電話を取り出す必要なし。

オーデオBダイレクトはHFPプロファイルに対応しています。これによって、補聴器自体のマイク音声をスマホなどの機器に送信できるようになります。さらに補聴器のプログラムボタンを押すことで、通話をすぐに取れるようになっています。
他者のスマホ対応補聴器はHFPプロファイル対応でないものが多く、自身の会話音は補聴器からではなく、スマホのマイクを利用しなくてはいけなくて、片手には必ずスマホを持たなくてはいけません。
オーデオBダイレクトはそれがありません。

スマホと接続しても音楽が直接聴けない

スマホ対応補聴器の利点の一つとして、直接スマホから音楽を送って補聴器をイヤホンのようにして聞くことができますが、オーデオBダイレクトは対応していません。音楽はテレビリンクを介して卓上のオーディオプレイヤーにつなぐことで音声を送るようにすればイヤホンのように利用できますが、本体だけではできません。
音楽機能を期待していた人にはすこし残念な点かもしれませんね。

通話は任意の片耳限定

通話は任意に指定した片耳に限定されています。これは両耳間通信機能がないため、両耳から通話音を出すデュオフォンが利用できないためです。しかし乗車中のハンズフリー通話では片耳のみ利用可能とされている点では有利です。(とはいえ注意力は下がるので気を付けて。)他者のものは両耳から通話音が流れますので、難聴の症状が重い方は、両耳から通話音が流れるタイプのほうがいいかもしれませんね。

MFA対応の補聴器ですが、携帯電話が古い場合などは接続が難しいこともあるので、接続できるかはしっかり販売店で確認することが大切です。

オーデオBダイレクトの使い方

補聴器としての利用は通常通りで、オーデオB譲りのオートセンスOSがありますので、騒がしい場所や静かな場所などの環境の変化に合わせて自動で音質調整をしてくれるので、電源を入れて耳にかけたら基本は何もしなくてOKです。

Bluetoothの接続方法

オーデオBダイレクトの電源を起動時にBluetoothの同期ができるようになっています。スマホを例にして接続をすると以下のような手順になります。

  1. オーデオBダイレクトの電源をオフにして補聴器を置いておく
  2. スマホの設定画面からBluetooth機能設定を開く
  3. スマホのBluetoothを同期待ちの状態にする
  4. オーデオBダイレクトの電源を入れる
  5. 表示されたオーデオBダイレクトを選択しペアリングする

以上で通話はオーデオBダイレクトで再生され、電話を取るときも左右どちらかのプログラムボタンを任意で設定して出ることができます。

テレビリンクの使用方法
初回の自動設定を利用する場合
  1. オーデオBダイレクトの電源を入れてテレビコネクタの半径1メートル以内に置いておく。(耳にかけてもOK)
  2. テレビコネクターの電源を入れる

以上でセットアップ終了です。

手動ペアリングの方法
  1. オーデオBダイレクトの電源を入れてテレビコネクタの半径1メートル以内に置いておく。
  2. テレビコネクタの電源を入れて、背面のペアリングボタンを押す

以上で手動も終了です。もしつながりが悪ければ、オーデオBダイレクトの電源を入れなおしてテレビコネクタのペアリングボタンを押してください。

オーデオBダイレクトをお勧めできる人

オーデオBダイレクトを利用される方ではこのような方がお勧めです。

携帯電話をよく利用する人

仕事上、携帯電話意を利用しての通話が非常に多いという方にはうってつけですね。補聴器での電話は案外聞こえにくいことが多く、人によってはストレスになっていたかもしれません。機器を選ばないという点もビジネスマンにとってうれしいことなのではないでしょうか。
また家庭でも料理をしている最中など作業の最中の電話も携帯電話やスマホを探さず本体のボタンだけで通話が始められますから、そういった方にもお勧めできます。

車をよく利用する人

車で営業をする機会が多い方にもお勧めです。電話を手に持たず、ハンズフリー通話が可能ですので、移動中でも通話することができますね。
しかし注意力の低下があり、危険も伴いますのでその点は注意しましょう。

コンパクトで長時間使用できる補聴器をお探しの方

PR48(13)電池を利用できる補聴器としては最も小さいサイズといえますので、電話機能を重視していない方でも、小型で長時間使用できる補聴器をお探しの方にはお勧めできます。

オーデオBダイレクトの値段とオプションについて

オーデオBダイレクトの価格表はこのようになっています。

機種 チャンネル 値段
オーデオB90ダイレクト 20ch 520,000円
オーデオB70ダイレクト 16ch 370,000円
オーデオB50ダイレクト 12ch 270,000円

すべて片耳の値段で非課税品になります。

対応聴力

購入時には聴力に対応したレシーバーを選択できます。
なおオーデオBダイレクトはレシーバー分離型のRICタイプですからレシーバーを交換して出力の変更が可能です。

  • 軽、中度対応 Mレシーバー
  • 軽~高度対応 Pレシーバー
  • 高度~重度対応 SPレシーバー(耳型採取の必要あり)
選択可能カラー

    • 1 ベージュ
    • P1 サンドベージュ
    • P3 サンダルウッド
    • P4 チェストナット
    • P5 シャンパン
    • P6 シルバーグレー
    • P7 グラファイトグレー
    • P8 ベルベットブラック
    • T7 アルパインホワイト

以上のカラーから選択可能です。

 保証に関して

購入後の保証については以下のようになります。

スタンダードクラスの場合

メーカー修理保証 2年
メーカー修理上限金額サポート(無償修理保証切れからの自己負担の上限保証)
購入後3年目 自己負担上限2万円まで
購入後4年目 自己負担上限4万円まで

アドバンスドクラスの場合

・メーカー修理保証 2年
・メーカー修理上限金額サポート(無償修理保証切れからの自己負担の上限保証)
購入後3年目 自己負担上限2万円まで
購入後4年目 自己負担上限4万円まで
・紛失・盗難および全損保証
購入後1年目 半額で購入可能
購入後2年目 3割引きで購入可能

ハイエンドクラスの場合

メーカー修理保証 3年
メーカー修理上限金額サポート(無償修理保証切れからの自己負担の上限保証)
購入後4年目 自己負担上限4万円まで
・紛失・盗難および全損保証
購入後1年目 半額で購入可能
購入後2年目 3割引きで購入可能

このほかには、
リスニングラボでのこのようなサポートが付きます。

      • 定期メンテナンスサポート
      • 修理代行サポート
      • 補聴器の調整 永年無料

できる限り長く使えるようにサポートしていきます。

オーデオBダイレクトを試めしてみた使用感

個人的な使用感としては、第一にこのコンパクトさで、13電池を利用できる点は非常に大きいと感じました。公式の電池寿命は90時間~140時間とされていますが、通話の回数や、Airstreamへの接続が頻繁でなければかなり使用できる時間は伸びると感じました。
テレビリンクは過去に操作した中でも、最初のセットアップから実際の利用前で非常に楽と感じました。最初さえ設定してしまえば、後はテレビを着けるだけでテレビを補聴器から直接聞くことができますので、面倒な設定は一度だけです。
音質面での変化はほとんどありませんが、前方の人の会話を聞く際に若干オーデオBよりの雑音が少しだけ目立つような感覚があったのと、音との方向感がオーデオBよりは平面的に感じました。オーデオBでは頭の前あたりで話されている感覚がありましたが、オーデオBダイレクトでは両耳から音がするという感覚が強かったです。従来の補聴器に近い感覚でしたので、オーデオVまでの機種で乗り換える方は違和感がないと思います。聴こえの面ではオーデオBのほうがいいと考えられます。
肝心の電話音声ですが、テレコイル利用に比べても明瞭で、電話のモードの際の音質さえ調整すればしっかり聴こえさせることができると感じました。軽度~中度でハンズフリー通話をご希望の方はオーデオBダイレクトがお勧めできると思います。
もっと通話音に音質を求めるならば、ロジャーペンでスマホに接続して通話したほうが高音質かつ両耳で聴こえさせることができるのかなと感じました。オーデオBダイレクトの音質に納得に行かない方や、難聴の程度が重い人はロジャーを考えてもいいかもしれません。

総じて、コンパクトで通話音質、通常の補聴器としての音質も非常にまとまっている補聴器ですし、付加価値としてテレビリンクもありますから、、ビジネスマンから、自宅での使用まで幅広く対応できる補聴器だと思います。

レンタルについて

リスニングラボでは、購入前に試聴するだけでなく、レンタルもできるようにしています。デモ機に限りはありますが、実際の使い方も併せてしっかりお教えしてレンタル致しますよ。

レンタルに必要なもの
      • 住所の確認できるもの(免許証、マイナンバーカードなど)
      • レンタル料金(1週間当たり500円)

レンタルに必要なものはこれだけです。
後は実際に試して購入するか、しないか試してください。レンタルしたからといって押し売りはしませんので安心してください。

購入までの流れ

購入までの流れはこうです。

      1. カウンセリング
      2. 聴力測定(直近1か月以内の病院の聴力検査の結果でもOK)
      3. 調整(聴力データを基にあなたに合った音にします。)
      4. 試聴(店内と店外で試聴できます)
      5. レンタル(1週間~)
      6. 機種選定
      7. オーダー(3日~2週間)
      8. 納品と購入

おおむね初回来店でカウンセリングからレンタルまで1時間~1時間半ほどかかります。(測定ありの場合)
納品時には使用方法、メンテナンス方法のレクチャーをします。
お支払い方法は現金または、カードでのお支払いが可能です。

まとめ

オーデオBダイレクトについて紹介してまいりました。
コンパクトな補聴器をお求めの方、補聴器に電話の音質で不便を感じていた方、スマホを持っているが対応した補聴器がなかった方は是非オーデオBダイレクトを手に取ってみてください。
本当のハンズフリー通話が可能な唯一の補聴器です。

是非一度ご相談ください。

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