クロス補聴器のユーザーからの感想【30年抱えた悩みから解放】

クロス補聴器の感想を実際に体験して購入したユーザー様から頂きましたのでご紹介します!
生まれつき左耳が聞こえず、30年間立ち位置や座り位置を常に気にかけて会話し、聞き返すと面倒な顔をされるので聞こえているふりをしていた方に、クロス補聴器を一週間試していただきました。

片耳難聴では、聴こえない側からの音が聞き取りづらいので複数人での会話はテンポよく会話できなかったり、ガヤガヤしたところだと雑音に混じって声が聞き取りにくいという方が多いのです。
周りの配慮があれば会話もスムーズですが、知らない人との会話では緊張と苦労の連続ですよね。

ここでは片耳難聴でクロス補聴器の使った感想だけでなく、購入したおすすめの機種についても紹介いたします。

さらにクロス補聴器を購入するうえで気を付けたいお店選びや購入の方法なども紹介していきます。

これから、生まれつき片耳の聞こえない女性のクロス補聴器の体験談を紹介してまいりますが、その前にクロス補聴器について改めて簡単に紹介していきますね。

今回使用したクロス補聴器について

今回のクロス補聴器体験では、聞こえのよさと機能性が充実したフォナック製のクロス補聴器を利用していただきました。

クロス補聴器は、難聴側の音を「クロス送信機」で集音して電波で、健常な耳に装着した「補聴器」に送信して、両耳の聞こえを聞こえる片耳でカバーするの仕組みになってるんですね。

クロス補聴器にはフォナックのほかにも、値段がリーズナブルで電池持ちのいいワイデックスや、スマートなデザインとマイクの指向性の良さが魅力のシーメンスなどのメーカーがあります。

基本的な機能はメーカー問わず同じような仕組みですので、音質や機能、値段のバランスで違いで選ぶといいでしょう。

クロス補聴器の値段

いずれのメーカーでもクロス補聴器の値段は、クロス送信機はおおむね10万円前後、補聴器に関しては12万円~55万円まで幅広くありますね。
補聴器の価格は性能や機能によって変わってきます。
一般的にクロス補聴器としてセットで購入したときの相場は25万円~35万円ほどですね。

今回では目立ちにくいものがいいとの要望があったので、フォナックのRIC型補聴器のオーデオV30-312で15万円(非課税品)のものと、クロス補聴器のクロスⅡ-312で9万円(税抜)のもので、合計24万円(税抜)のセットで体験してもらいました。

ではここからは実際に使っていただいた感想と経過を紹介していきます。

クロス補聴器を体験した感想

今回、クロス補聴器の体験をして頂いた方はこのような方です。

今回の症例

東京都在住
30代 女性
職業:接客業
生まれつき左耳に難聴を持つ片耳難聴
難聴の程度 重度

生まれつきの片耳難聴で小学生の聴力検査で発覚し、病院での再検査をするも当時の医療では治療法がないとのことで聞こえないことに対して諦めていたそうです。
接客業で働いているとのことで会話は必須。
休日は友人とお出かけされることが多い明るい性格のアクティブな方でした。

片耳難聴でこのような悩みを感じているそうです。

片耳難聴でのお悩み

左側に人がいると落ち着かない
聞き返すとめんどくさいと思われそうで聞こえたふりをしてしまう
飲み会などで左端の席しか座れない
右は健常で普通に会話出来るため耳が聞こえないことをすぐに忘れられてしまう
相手が思っている以上に会話にとてつもない神経を使っている
悩みのつらさをわかってもらえないことにストレスを感じている

このような悩みを持たれてクロス補聴器を調べて当店に体験レンタルを希望されて来店されました。

では次は7日間の体験談を紹介してまいります。

クロス補聴器の体験記

今回は目立たないサイズがいいとのことで、フォナックのオーデオV30-312とクロスⅡ-312でのクロス補聴器を一週間お試しいただきました。

途中でトラブルがありオーデオV30-13とクロスⅡ-13と変更しています。
値段は変わらないのですが、本体サイズが少し大きくなる代わりにボリュームコントロールなどの機能性の向上と、稼働時間が長くなるようになります。

3月7日

装着感は着けているのを忘れるくらい違和感がない。
耳の中がかゆいなと思った時は外さなきゃいけないのと。マスクやメガネを付けるのに若干邪魔だか気になるほどではない。
スーパーで買い物した後左側に持っていた買い物袋がカサカサなっているのが聞こえて感動した。

3月8日

一日休みで使用せず

3月9日

今日は丸一日使用してみたが、仕事場でお客様の声がよく聞こえ快適だった。
一日意識して右側から会話するようにしてみたが普通に話せる!機械音のような感じではなくとても自然に聞こえる。すごい。

3月10日

昨日に引き続きいい調子。帰宅後気がついたら音が聞こえなくなっていたので電池を交換してみるが動作しない。寒いと動作しないことがあると聞いていたので温めたり、1時間ほど置いてから使用してみたが連動音した後にしばらくして聞こえなくなることが続いたので、お店に連絡したら代替機を送ってもらえることになった。

3月11日

代替え機が届いたが、休みで一日の中にいたので使用せず

3月12日

丸一日使ってみた。代替機は前より大きな本体のものを借りたが、耳が痛くなったり見た目が気になることはなかった。
若干だが聞こえが悪くなったような気がする。

3月13日

丸一日使ったが、よく聞こえて快適だった。昨日の聞こえづらさは慣れの問題なのかな。

3月14日

耳元でささやかれた言葉がはっきり聞き取れてうれしかった。

一週間の間で2つのサイズの補聴器をお試しいただきました。
次はレンタルと購入後に感じたクロス補聴器のメリットとデメリットです。

クロス補聴器のメリットとデメリット

実際に着けてみて感じたクロス補聴器のいいところと欠点と感じたことを書いてもらいました。

メリット

着けてすぐ変化がわかるほど聞こえない側の音が聞こえる
駅やレストランでの会話が問題なく聞こえた
電車の中で左側からの会話が聞こえる
聞こえる耳を向けなくてよい
居酒でも言葉ははっきり聞こえた

デメリット

着け続けると耳がかゆくなるときがある
眼鏡やマスクの邪魔になった
低く太い声の人は少し聞こえにくい時がある
街中で声を掛けられると方向がわからず、キョロキョロしてしまう

総合的な感想

私は生まれつき片耳が聞こえません。
小学校のころに発覚して、その時初めて自分は他の人とは違う障害を持っているんだと知りました。
確かに小さいころから声が大きくよく話を聞き返す子供だったように思います。

どちらかといえば明るく社交的な性格でしたが、「もしかしたら今までも変だと思われていたかもしれない。」「聞き返されるのを面倒だと思っていたのかもしれない。」と思った途端、人と関わるのが怖くなってしまいました。

難聴であることを理解してくれている家族や限られた友達以外とはなるべく会話を避けるようになっていました。
特に初対面の人と話すときは、緊張が尋常ではなく、常に人の左側のポジションを取ろうと意識したり、聞き逃さないよう神経を使うため、ストレスがどんどん溜まっていきました。
だんだんそれも辛くなって聞こえていないのに聞こえているふりをして笑ってごまかすことも増えました。
そのせいで「適当に返事をしている。」「話を聞いていない。」などの誤解を受けるのが苦痛でした。

昔の医療では治せないとのことをでしたが、今の医療でなんとかできるのではとネットで調べていると出会ったのがクロス補聴器でした。
実は昔に補聴器を試していてその時は全く効果がなかったため、補聴器を着けるという選択肢は頭になかったのですが、クロス補聴器の聞こえない側の音を電波によって聞こえる側の耳に飛ばすという仕組みを見て、もしかしたらこれなら私にも効果があるのではないかと、秋葉原にあるリスニングラボさんにお邪魔させていただきました。

本当にそんなものがあるのか、あっても効果はささやかなものではないのか、値段も高額のためボッタクリではないかなど正直疑っていました。
最初にクロス補聴器の説明を受けて、聴力検査をして実際に補聴器を着けさせていただきました。

その時、私は世界が変わったと思いました。

付き添いで一緒に来てくれた友達の声が左側からはっきり聞こえたのです。本当に大袈裟でもなく、私は生まれ変わったように感じました。
その後静かな室内から騒がしい外に出て雑踏の中どの程度聞こえるかも試させてもらいレンタルを決めました。

帰り道で友達にはずっと左側に立ってもらい聞こえるかテストしてみまし。駅やレストランなど人が多いところでも問題なく聞こえました。
片耳難聴の人ならわかると思いますが、向かい合ったり離れたところの声より、真横が一番聞こえないのです。

そのため私はコンサートホールや電車が苦手なのですが、電車の中で友達が隣に座って会話できた時はさらに感動してしまいました。
本当にうれしくて私は帰り道の段階でクロス補聴器の購入を決めていました。

それから職場で試してみました。
接客業をしているのでお客様との会話も多いのですが、今までだと会話を聞き逃さないように、お客様に聞こえる耳を向けるようにして無理な体制になることがありましたが、その必要もなく快適でした。

しばらく使っていてあえて気になるところを上げるのならば、低めの太い声だと若干聞き取りにくいことと、突然話かけられた時にどこから声がしたのかわからず右側を思わず向いてしまうことがあった程度です。

返却直前には、試したかった飲み会がありました。
大勢でにぎやかな居酒屋に行きドキドキしながら初めて左端でない場所に座ってみましたが、うるさい店内でも問題なく会話することができました。
一番効果を試したい場所で効果を実感できてとてもうれしかったです。

お店で話を伺う限りでは一週間でこれほど効果を実感された方は珍しいといわれました。
レンタルされた方の中には思うほどの効果が出ない、デメリットのほうが多いと考える方もいるのだなと思い、本当に個人差があるのだなと感じました。

値段も50万以上するものもあってネックに考えるかもしれないですが、私は一番安いモデルで十分効果を実感できましたし、正直もう一生聞こえないと思っていた耳が聞こえる喜び、難聴ゆえに抱えるストレスがなくなる喜びに比べたらたとえ50万円でも迷うことなく購入したでしょう。

私はクロス補聴器を最初は怪しいと思っていましたが、実際試してみるとなくてはならないものになりました。同じ悩みを持っている人は、まず一人でも多くクロス補聴器を試してほしいと思っています。

本当にふと思い立ってネットで検索し、このクロス補聴器を知り、それからわずか2週間も経たないうちにこんな人生が変わるとは夢にも思いませんでした。
本当に心から感謝しています。
きっと一生お世話になっていくと思うクロス補聴器を自分の体の一部として大切にしていきたいと思います。
本当にありがとうございました。

※非常に熱のこもった手書きで書かれた本文はこれ以上の長さで書かれておりますが、一部を割愛させていただき今回は記載しております。

店長からの感想

今回は私がお会いしてきた中でも、効果を良く実感していただけた例であったのと同時に、明るく社交的な性格の方でも難聴というハンディが交流関係を狭めてしまうという事を勉強させていただいた症例でもありました。

クロス補聴器を試聴体験した直後にはとても驚いた様子で、外での試聴では会話が左側でも聞こえて楽しく感じた様子で、うれしそうな顔でレンタルを申し込まれたのが印象的でしたね。

今回はフォナックのクロス補聴器でも、最安の組み合わせになるオーデオV30とクロスⅡのセットで十分に効果が出る人もいるのだとわかる結果になりました。
ユーザーにとっては期待の膨らむ内容であったと思います。

感想文はA4用紙二枚分びっしり書き込んで頂いて、熱い思いを伝えてくれて本当にうれしく思います。
Kさんこれからはクロス補聴器でいろいろな人との会話楽しんでくださいね。

もしここでクロス補聴器に興味をお持ちになったあなたは、クロス補聴器の販売店を探して、レンタルをしてみてはいかがでしょうか。

次はクロス補聴器の販売店やレンタルに関してもすこし紹介していきますね。

クロス補聴器の販売店やレンタルについて

クロス補聴器の販売店は「フォナック」「ワイデックス」「シーメンス・シグニア」以上の3メーカーを扱っているお近くのお店にお話を伺ってみてください。

クロス補聴器は少々特殊なフィッティング方法を用いるので、お店によっては、取扱自体がない場合や、経験が少ないため効果の出にくいフィッティングになってしまうことが考えられます。
補聴器に関して専門的な知識を有する「認定補聴器技能士」のいるお店または、クロス補聴器の症例の多いお店を選ぶことがオススメですね。

問い合わせの際はクロス補聴器を取り扱っているか確認をするといいですね。

クロス補聴器 レンタル


一般的に補聴器の販売前には補聴器の試聴やレンタルすることができます。
カウンセリングと聴力測定の後に、体質や耳の状態、聴力に合った補聴器を選びあなたに合う音に調整します。
その後に店内や店外で試聴して、出来れば1週間~1か月ほど借りてみましょう。

お店によって借りられる期間とレンタルする費用は異なりますのでご確認ください。

クロス補聴器 モニター


片耳難聴はさまざまな原因で年間5000人~1万人ほど増えています。
社会的にも不便さや当人が抱えるストレスが理解がされにくく、まだまだ配慮が必要な難聴です。
しかし改善方法のクロス補聴器は症例が少なく、片耳難聴の方々にもあまり知られていません。

そこでリスニングラボでは片耳難聴支援活動としてクロス補聴器のモニターを募集しています。

モニターとしてクロス補聴器を、500円で最長3週間までレンタルして実際に試していただき、装着してからの経過観察での体験記を付けていただきます。
レンタル期間でカウンセリングと調整をしながら、あなたにとってクロス補聴器がどれほど効果があるか実際に体験して感想をいただき、同じ悩みを持った片耳難聴者にシェアさせていただきます。
多くの実体験を集めることで片耳難聴者にとってクロス補聴器をよりポピュラーなものにする活動ですね。

もしモニター参加後に購入するとなればモニター価格でクロス補聴器の購入ができるます。
参加特典として電池や補聴器用乾燥機などを進呈いたしますのでレンタルをご検討の方は是非ご参加くださいね。

詳しくはこちら→クロス補聴器のモニター募集

まとめ

今回はクロス補聴器を実際に試していただいたお客様のお話とクロス補聴器の販売店やレンタルについてでしたが、あなたのお役に立てたでしょうか。

片耳難聴が原因で会話に困っている、それによってストレスを抱えているという人はクロス補聴器をレンタルしてみるといいかもしれません。

今回のように感想文や販売店での考察などがネットでは多くありますが、あなたにとって本当にクロス補聴器が合うか、購入して失敗しないかは試してみる以外他はありません。
今回のように数十年来の悩みがたった数週間でなくなって、あなたの人生がかわるかも。

クロス補聴器に不明な点があればリスニングラボはもちろん、姉妹店の大阪聞こえ補聴器でもお気軽にお問い合わせくださいね。

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