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聴神経腫瘍で使われている補聴器【あなたの知りたいがここにある】

聴神経腫瘍で使われている補聴器をご紹介します。聴神経腫瘍では症状の進行により難聴が悪化し、治療や手術を受けた後も聴力の低下により会話が困難になることがあるでしょう。
このサイトでは聴神経腫瘍で効果的な聞こえの改善ができる補聴器について専門家が紹介しています。

日常生活で聞こえの不自由さを感じて病院で診察を受けると、聴神経腫瘍であるということが判明し、治療を行ったあとも後遺症の難聴によって聞こえに困ってはいませんか。
また補聴器による改善を試みても、効果がないという体験をしたことはないでしょうか。
聴神経腫瘍で難聴になってしまった時には、少し特殊なしくみを持つ片耳難聴専用の補聴器を利用します。
今回は聴神経腫瘍で利用されるクロス補聴器についてをご紹介してまいりますので、ご参考にしてくださいね。

まず聴神経腫瘍に関して復習してみましょう。

聴神経腫瘍について

聴神経腫瘍について

日常生活で聞こえのにくさや聞き逃しが増えるなど聴こえ方の変化を感じて耳鼻科で診察し、複数の検査をするうちに聴神経腫瘍と発覚することがありますね。
どのような原因で起こるかを次で説明します。

聴神経腫瘍の原因

聴神経の周りをおおっている細胞に腫瘍ができ、聴神経を圧迫し難聴などの諸症状がでます。

良性の腫瘍あれば症状を自覚するまで、ゆっくりと時間をかけて大きくなるケースが多いのですが、まれに進行速度の速い例もあるので体調に異変を感じたり、聴神経腫瘍とわかったあとは注意しておく必要があるでしょう。

聴神経腫瘍の症状

聴神経腫瘍での難聴は、高い音や低い音、言葉だけなど一部の音が聞こえないとか、全体的に聞こえにくいなど個人差が大きいです。
腫瘍の大きさや位置によってはめまいや並行感覚の異常がでることもあるでしょう。
また多くの神経が集中する場所に腫瘍ができるため、他の神経に影響を与えてしまい、顔のしびれやマヒなどのさまざまな症状がみられることもあります。

聴神経腫瘍の治療

現在の医療では手術による摘出やガンマナイフ・サイバーナイフなどの専門的な治療を行います。
医師の判断によって年齢や病状にあわせた適切な治療を行うので、聞こえにくさやふらつきなど異常を感じたら耳鼻科や専門の医療機関にかかり治療を進めることが必要です。

聞こえの改善しない時に補聴器を使う

治療による聴力の改善がないときに補聴器を利用します。
一般的な補聴器で効果的な人もいるが、そもそも聴力がない場合や補聴器をしても言葉がはっきり聞こえないなどの状態があるときには、特殊な補聴器を利用して聞こえの改善を目指します。
ただし術後ので病状が安定していないこともあるので、経過観察して聴力が安定している時期にかかりつけの医師の指示を伺ってから、補聴器を装用する時期の決定するのがいいでしょう。

 

聴神経腫瘍に使われる補聴器について

聴神経腫瘍向けの補聴器

聴神経腫瘍においては、症状の進行や手術にて腫瘍の切除をおこなったとき、専門的な治療を施したときに神経の反応が無くなり失聴してしまうケースがあります。
神経から脳へ音声が伝達されない状態になってしまえば、従来の補聴器では効果が見られないはずです。
そこで聴神経腫瘍による難聴にはクロス補聴器という、片耳難聴専用の補聴器を利用することがオススメできます。

聴神経腫瘍に効果的なクロス補聴器のしくみ

クロス補聴器のしくみ

補聴器は、難聴後の聴力を最大限生かすための補助器具です。
聴神経腫瘍での難聴は神経が音声を脳に伝達できないことや、言葉として正確な情報の伝達が難しいケースもありますので、聞こえない耳に片耳補聴器をしても効果が薄いことが考えられます。

しかしクロス補聴器では両耳に補聴器をして、特別な仕組みを利用することで、効果的な補聴をもたらす仕組みになっているのです。

クロス補聴器では聞こえる耳に補聴器を装着し、聞こえな耳にはクロス補聴器を装用します。
補聴器とクロス補聴器は、常に通信機能を利用して同期している状態になっており、クロス補聴器で難聴側の音声を集音して、補聴器に送信して再生されるようになっています。
これにより健康な耳で難聴側の音を聞くことができ、たとえ聴神経腫瘍で失聴していても聞こえの改善をもたらすことができるというわけです。

クロス補聴器の種類

クロス補聴器は、2種類の形状に分かれており、耳あな型と耳かけ型が販売されています。
それぞれの特徴についてご紹介していきます。

耳かけ型クロス補聴器

耳の上にかけるタイプの補聴器で、オープンフィッティングという元の聴力を活かすことのできる設定が可能。
片耳が健康な場合に使うクロス補聴器でポピュラーな形状
外部機器の接続や本体の操作性に優れ、マイクの集音範囲が広いのが特徴。

耳あな型クロス補聴器

耳あなにあわせてオーダーメイドで製作する補聴器です。
耳を埋めるように作るので、健康な耳の聴力は活かさず補聴器の音声を聞くことになり、聞こえる耳にも難聴がある場合や、一時的な利用を検討している場合に使用する。
耳あなの形状になっているので、装着がカンタンで、耳の集音効果によって騒がしい場所で前方の人の声が聞きやすい。

 

 

この二種類から用途に合わせて選んでいきます。

クロス補聴器の価格や相場

クロス補聴器の価格は、クロス補聴器と組み合わせる補聴器によって決まります。
クロス補聴器単体は耳かけ型で9万円前後、耳あな型は12万円程度で販売されていますが、クロス補聴器に対応した補聴器は10万円~50万円まで幅広く存在し、使用する環境によって補聴器のグレードを選択することになるでしょう。

補聴器の相場は、10万円~35万円が普及している価格になり、クロス補聴器ではプラス10万円ほどの組み合わせで普及していると考えるのが妥当ですね。
普及している価格帯を試し、ナットクがいかないようであれば、上位機種を試すようにすると選択の幅がせばめやすいでしょう。

 

聴神経腫瘍にオススメのクロス補聴器

聴神経腫瘍にオススメのクロス補聴器

クロス補聴器は現在3つのメーカーから販売されています。
スイスのフォナック・ドイツのシグニア(元シーメンス)、そしてデンマークのワイデックスです。
聞こえ重視ならフォナック、使用時間の長さと値段の安さはワイデックス、電池寿命と聞こえのバランスの取れているシグニアというように、それぞれ特色のある性能や機能が搭載されています。

オススメはフォナックのクロス補聴器

3メーカーの中でもオススメなのは、フォナックのクロス補聴器ですね。
聞こえを重視した設計で電池持ちは悪いのですが、左右の音の集音率を変更したり、形状やサイズを選べるなど、利便性に富む設計になっているのでオススメできます。

クロス補聴器の人気機種についてはこちらから!

クロス補聴器は試聴やレンタルをしよう!

クロス補聴器は聴神経腫瘍での難聴に効果的な補聴器といえます。
しかし導入コストが高いですし、あなたの聞こえを改善できるかは試す必要があります。

ですから補聴器販売店で、試聴のサービスを受けることがオススメです。
片耳難聴や聴神経腫瘍に詳しいお店であれば、クロス補聴器も扱っていますし、試聴にも対応してくれるでしょう。

レンタルしているお店もある

試聴をしても実際に生活環境とは異なることがあるため、より失敗せずあなたに合った補聴器を探すのであれば、補聴器をレンタルするといいでしょう。
さまざまな環境で試すことはもちろん、操作や装着などの日々行うことができるかも補聴器においては大切です。
お店によってレンタルの制度は異なりますので、電話やお店に伺ったときに質問しておくといいですね。

補聴器のレンタルについてはこちらから

まとめ

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聴神経腫瘍によって聞こえが低下したり、治療後の後遺症で失聴してしまった際にはクロス補聴器を利用することが聞こえの改善をしやすい傾向にあります。
聴力が残っている際は片耳補聴器もお試しいただくとより納得のいく補聴器に出会えるでしょう。
また聴神経腫瘍の後遺症でめまいやマヒなどの症状が出ている場合は、必ず医師の指示に従い、適切なタイミングで補聴器を取り入れてくださいね。

聴神経腫瘍で片耳の聞こえを失い、コミュニケーションのストレスを感じているならば、クロス補聴器を試してみてください。
聞こえの改善をしてあなたの悩みが少し軽くなるかもしれません。

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