秋葉原補聴器リスニングラボ移転のお知らせ

補聴器ってどんな保証があるの?意外と知らない補聴器の保証

補聴器を購入する前に補聴器ってどのような保証があるのか調べてもなかなか出てきませんよね。
壊れたり、紛失したりした時に保証が使えるのか、そもそもどのような保証や保険があるのか。
安いものではないから、購入後のお金に関わることだから知っておきたいですよね。

たとえばあなたが、補聴器を購入して間もないが紛失してしまった。購入店に相談しに行ったら、「貴方の補聴器は紛失補償が付いていないタイプの物なので、うちでは補償できない。」そういわれて意気消沈していたけど、調べていったら違う店では紛失保証が付くじゃないか!と気がつきました。
購入時に「この補聴器には紛失補償が付いていないので、紛失補償を付けますか?」のような説明や提案はされていないし、ダメ元でほかのところでは紛失保証が付くから何とかならないかと聞いたけど、結局どうにもできなかった。あきらめて新たに購入するしかないのか…。

もしこんなことがあったら困りますよね。知っていればと考えてしまいますよね。
購入前に知っておきたい補聴器の保証のこと。基本的に補聴器の保証はこのようになっています。

  • メーカーの修理保証は購入した機種で違う
  • 総合支援法で支給されたものは、国から修理のお金が出る
  • 保証期間終了後はメーカーによっては修理上限金額が設けられている
  • 調整、アフターケアの料金は、お店によって有料・無料が異なる
  • 紛失や盗難時の保証は一部メーカーを除いて基本的にない。購入店の保証があればそれを利用するか保険会社の任意の保険になる
  • 延長保証または追加保証のサービスを展開していることもある

基本的にはこのようになっています。

実は購入した後の人でも案外知らされていなくて、損している人がたくさんいます。
専門的なことも含まれるので、この後解説していきますね。

購入後のメーカー修理保証は購入した機種によって違う

メーカー保証は購入した機種によって異なります。大抵3つの保証期間の違いがあります。

  • 一般的に補聴器はメーカー保証は2年
  • 総合支援法で交付されるモデルは1年
  • プレミアム保証付き補聴器は3年のものもある

というように購入した機種で異なります。
総合支援法モデルは少し特殊な理由があって1年保証になっています。また、別途国から修理保証があるのであとで詳しく書きますね。
高価な補聴器は延長保証が最初からついていることがあるので安心感がありますね。

メーカー保証について

補聴器のメーカー保証は大抵は無償で直してくれます。

一応メーカー保証には規定があって、自然故障のみ無償となっています。どこまでが自然破損やねんって思う方もいるでしょうから簡単に行ってしまうと、普通の使用方法からは考えられない故障や、明らかに過失があると思われる大破損のみお金がかかると思っていただいていいですよ。たとえば洗剤が入ってしまったりや、薬品の入った水など(プールの水とか)に落として音が出なくなった場合、あとは落として踏みつけてしまったときには、一部破損、半壊、全壊など壊れ具合によって判断が変わります。
まず普通に使っているうえで音が出なくなったとか調子が変だとか、雨でぬれて音が出なくなった。水に誤って落としたなどの故障はほとんど無償です。(例外もありますので大切に。)

保証外なのは消耗品の交換ですね。
耳栓全般と耳垢防止フィルター、耳かけフックと透明のチューブなどは購入して交換です。

RIC型のレシーバー(音の出る部分)は消耗品扱い

他の補聴器のレシーバーは修理保証の規定に含まれますが、RIC型補聴器のレシーバー(スピーカーの部分)は、修理保証には含まれません。
ですからRIC型で音が出ない、音が途切れるなんてことがあると有料で交換です。
なんかRIC型は損をした気がしますが、利点があって聴力が悪くなってしまっても、RIC型補聴器は補聴器レシーバーの交換で本体を買い替えずに使えるんです。他の耳かけ型補聴器や、耳あな型補聴器は、聴力が悪くなって今の補聴器ではカバーできない時には買い替えしなくてはなりません。

修理保証期間内はオーバーホールが無料

修理保証期間内はオーバーホールが無料で行えますので、定期的に出しておくと故障のリスクが下がりますので、年に1回は出しておくといいでしょう。本体の内部にあるパーツは消耗劣化しますから、日々のメンテナンスだけだと故障の確率が上がります。

メーカー保証期間内はどの店からでもメーカーに修理が出せる!

メーカー保証内でのメーカーへの修理は、どの販売店でも出せます。引っ越してしまった先に系列店がない補聴器販売店で買っても問題ありません。
ですから旅行先や引っ越した土地での故障しても大丈夫です。しかし補聴器の調整はまた別で、これは保証に入りませんので注意しましょう。

総合支援法で支給されたものは国から修理の補助金が出る

総合支援法で交付に対応したモデルの補聴器(手続きするともらえる補聴器)は保証期間が通常より短く1年間の保証になります。

総合支援法を使って購入した補聴器(差額購入含む)は5年間同じ補聴器を使ってもらうことになるのですが、その代わり保証期間外の修理でも国に申請すれば修理の補助金が受けられます。修理基準の値段があり、その金額が支給されます。

修理基準に関してはこちらから→総合支援法での補聴器修理基準価格表

メーカー保証期間後でも修理金額の上限が設けられていることがある。

2年または3年のメーカー保証期間が過ぎた場合でも保証が受けられることがあります。
それはメーカーで行っている4年目まで修理上限額が決まっている上限保証です。
例えばフォナック(Phonak)の補聴器であれば

このような期間延長保証があります。

メーカーによって異なるので、購入時にはしっかり調べたり、購入時に聞くのがいいでしょうね。

調整、アフターケアの料金は、お店によって有料・無料が異なる

実は補聴器で重要になってくるのはアフターケアです。補聴器の不具合がないかの点検清掃もそうですし、補聴器や聞こえの測定などを購入後に行うこともあります。特に多いのは聞こえづらくなった時や、うるさくて不快な音があるときの再調整ですね。アフターケアが足りないと使えなくなったり、使いづらかったりします。

そして驚くべきことにアフターケア料金は補聴器を販売した店によって有料だったり、無料だったりまちまちなんです
お店によっては購入代金+5~10%のお金を取っているところもありますし、調整のたびに毎回3千円~1万円くらい取るお店もあります。

無料のところって非常に良心的に感じますよね。
実は秋葉原補聴器・リスニングラボではアフターケア全般の料金が含まれています。

  • 聞こえが悪くなった時に聞こえを調整してくれる技術料金
  • 点検清掃の作業料
  • メーカーへの修理を代行する料金
  • 聴力測定や言葉の聞き取りの測定をして再調整するときの測定料金
  • 聞こえの悩み相談や、聞き取りの訓練の協力

などなど結構いろいろなことを無料で行っています。もちろん一度買ってもらったら、補聴器が使える限り無料でアフターケアしますよ。
なお消耗品の代金は含まれませんので自腹です。ご了承ください。

その他のお店でもメーカー保証期間の間はアフターケアを無償でしてくれるところがありますね。
そういったお店アフター保証がしっかりしている補聴器を選ぶとお得ですね。

紛失や盗難は保証対象外

残念ながら紛失や盗難は大抵メーカー保証の対象外です。
メーカーそれぞれで対応が違い、GNリサウンドやワイデックスなどでは追加の任意保証として紛失保証を出しているなどメーカーで保証を用意しているところもあります。1回限定で警察の遺失物届で証明すると無償でもらえます
販売店でも警察に遺失物届を出していれば、半額で購入できるような店舗規定を設けているお店もありますね。

リスニングラボでも紛失、盗難時は、遺失物届を提出していただければ、定価の半額で購入可能ですよ。

あとが保険会社で、個人的に保険を掛けるくらいでしょうかね。保険をかけれるものに値段制限があったり、返ってくる金額は6割程度だったりいろいろあるので、これは保険会社に相談してくださいね。紛失なら動産総合保険とかですね。

修理の延長保証のサービスを展開していることもある

日本補聴器販売店協会加盟店では補聴器の延長保証をやっていますね。
補聴器購入後から4年目までの修理保証になります。
購入時に加入料金を払うことで、修理代金が3000円までしかかからないというものです。

メーカー保証2年と2年延長保証プランなら、片耳15,000円(税抜)
メーカー保証2年と1年延長保証プランなら、片耳9,000円(税抜)
メーカー保証3年と1年延長保証プランなら、片耳10,000円(税抜)
このような延長保証加入金がかかります。
修理代金は毎回¥3,000-になりますが、このような理由での故障は対象外です。

  • 過失による破損 紛失・水濡れ等
  • 天災による故障
  • メーカー保証外部品、アクセサリー類
  • 修理を伴わないオーバーホール、清掃、点検、調整など
  • 故障箇所の修理に関係ない付属品や消耗品の交換(予防修理・見込修理)

なお購入補聴器の金額を超える修理の場合は保証が効かなくなります。
今までの修理の回数が多い場合はお得ですが、過去に修理をあまりしていない方は加入の必要はないかもしれませんね。
心配であれば加入しておくといいでしょう。

保証についてのまとめ

保証についてはお分かりいただけましたか?
再度まとめると

  • メーカー保証は2年、最高級機種は3年
  • メーカーによっては修理上限保証が購入4年目まで付く
  • アフターケアの料金はお店によって有料・無料が異なる
  • 紛失、盗難は基本保証なし。遺失物証明があれば購入店や購入したモデルによって半額またはもらえる
  • 延長保証サービスがある場合は、今までの故障の回数が多かったり、心配なら加入する。

他にも保証について質問があるときには直接リスニングラボにお問い合わせください。
気になったことは何でもお答えします。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次