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補聴器をうっかり洗濯してしまったらどうすればいいの?

補聴器をうっかり洗濯してしまった。そんな時は焦らずしっかり乾燥させてから電源を入れてみましょう。もし電源が入らなかったり、入っても音がいつもと違うときには修理が必要です。
最近のモデルは防水性能がしっかりしているので案外大丈夫なこともありますが、うっかり水没してしまった後はできる限り販売店に持っていきましょう。

うっかり補聴器を洗濯してしまった!!

いつもはケースに入れて保管しているのに、昨日は飲み会で酔っていたから、うっかりポケットに入れてしまってそのまま洗濯してしまった!!
こんなことありますよね。毎日使うものなのになくては困る。結構高かったからこれで買い替えだなんてまっぴらごめんだ!そんなこと頭によぎりますよね。
今すぐは補聴器を買った店には行けないというときにはこの後紹介する手順に沿って応急処置をしてみてください。

水没した後の故障で多いのはショートでの故障

水没後の故障で一番多いのは、乾燥していない本体の電源を入れたことによる内部機器のショートです。
ショートすると電源が入らなくなって確実に修理が必要な部分が壊れてしまいます。水没させたら電源を入れるのは避けるのがいいですね。

次いで多いのが、マイクの水没、レシーバーの水没ですね。ここら辺は電源が入るけど音が出ないなどの状況になりますね。

防水補聴器でも洗濯すると壊れる

防水補聴器といえど洗濯すると壊れてしまうかもしれません。
洗剤の入った水は防水性能の基準外の液体なので、壊れてしまう確率は真水に比べてぐんと上がります。

水没してすぐに救出したけど壊れているということもたまにあります。
防水補聴器も年に一度メンテナンスが必要なので、それを怠ると水に落としてしまっただけで浸水することがあります。

防水補聴器でも必ず水から出したら応急処置を行いましょう。

補聴器を洗濯させてしまったらやること

補聴器を洗濯させたら以下の手順に沿って補聴器の応急処置をしていきます。

  1. 電池ロッカーを開けて、電池を外す
  2. 補聴器全体を乾いた布で拭く
  3. 補聴器を30分ほどドライヤーの冷風など冷たい風で乾燥させる
  4. 浸水時間が長い場合は半日~1日かけて補聴器用の乾燥ケースまたは補聴器用乾燥機で乾燥させる
  5. 新しい電池をセットして電源を入れる

防水補聴器を使っていて、浸水時間が短い間に救出できた場合は、1~3までの工程が終わったら補聴器の電源を入れてみて確認してみてください。
防水かどうかわからないときや、洗濯した後に発見したときは、1日乾燥ケースまたは補聴器用乾燥機にいれて完全に乾燥させてください。

※乾燥させる際は、直射日光や、ドライヤー、ストーブなどの温風は当てないでください。内部機器の故障や、思わぬ故障につながります

出来れば1~3の工程までして補聴器販売店に行く

洗濯してしまった時は、1~3の応急処置をしてから補聴器専門店に行くことが一番いいですね。
完全に乾燥させても電源を入れてしまうと故障個所が増えてしまうことがあるので、そのまま修理に預けることがおすすめです。
修理保証期間の場合は無償でできる可能性が在りますし、故障個所が少なければ部品交換をしても修理費用がかさむことはありません。

なくては困ると思いますので、修理の間に代替機を用意してもらえるかを相談してみるといいでしょう。

補聴器の乾燥機について

補聴器の乾燥機にはいろいろタイプがあるのですが、水没したとき用に用意しておきたいのは温風乾燥タイプです。

フォナック D-Dry

価格 12,000円(税別)

シーメンス・シグニア パーフェクトドライラックス

価格 8,980円(税別)

ワイデックス Dry-Go UV

価格 10,000円(税別)

この二つが温風乾燥タイプの中ではお勧めできる商品ですね。本体の内部を保護しつつ温風でしっかり乾燥できます。
もちろん日々のメンテナンスとして使用していただくにもおすすめできる乾燥機です。

まとめ

補聴器を洗濯してしまったというときには、すみやかに電池を外して、しっかり乾燥させましょう。
できれば電源を入れずに補聴器専門店にお持ちください。故障個所が少ないうちに修理に出したほうが負担が少なくてすみます。

乾燥させて補聴器を使用できたとしても、内部のパーツが腐食するなどの故障が後から発覚することもあるので、できる限り早めにメーカーでの点検をしてもらってください。

関連リンク

防水補聴器についてまとめてみた。利点と欠点を知って正しく使いましょう。

防水補聴器の選び方や注意点について

補聴器を水没させてしまった時に試してほしい対処法

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