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片耳難聴(一側聾)に効果のある補聴器 クロス補聴器の機能や種類そして値段について。

クロス補聴器は、通常の補聴器とは異なる補聴器です。このような方に対応した補聴器です。

  • 片耳は全く聞こえないが、反対耳は健康そのもの
  • 両耳とも難聴だが片耳は全く聞こえない

このような片耳が全く聞こえない難聴(一側聾)には今まで効果的な補聴の方法があまりなかったのですが、クロス補聴器は聞こえない側の音を聞かせることのできる唯一の補聴システムです。
もし医療機関で、全く聞こえないから補聴器を使っても効果がないといわれている方や、過去に補聴器を試して効果がなかった方も、クロス補聴器は誰でも対応していけます。
では片耳難聴とクロス補聴器について説明してまいりますね。

片耳難聴になってしまう原因とは

片耳難聴の原因は以下のようなものになります。

突発性難聴

原因はストレス、ウイルス感染、血流障害だと言われていますが、現在の医療をもってしても原因不明のことが多いです。
突発性難聴は内耳を悪くして発症するので感音性難聴の部類に入ります。発症してから1週間以内に病院へ行って治療をすれば回復する可能性もあります。

ムンプス難聴(おたふく風邪、流行性耳下腺炎)

ムンプス難聴は、流行性耳下腺炎(おたふく風邪)の原因であるムンプスウイルスによって発症した難聴のことをいいます。
片耳で軽度~重度程度の感音難聴をもたらします。合併症で重度の難聴になると片耳がほとんど聞こえなくなります。
3~4年周期で流行する病気でもあり、ワクチンの接種で予防できます。

中耳炎

片耳だけ中耳炎を患い、そのまま治療をしないで片耳だけ難聴で聞こえなくなる。
鼓膜の奥の中耳に耳垂れが出て、鼓膜を破ったり、中耳の耳小骨に悪い影響を及ぼすこともあり難聴度も高くなります。
治療が不十分ですと、慢性中耳炎になってしまいますので、十分に治療することが必要です。
音の伝わりが悪い病気なので伝音性難聴の部類に入ります。

感音性難聴

感音性難聴は耳の中の内耳神経の有毛細胞が無くなって発症する難聴です。年齢と共に起こる難聴ですが両耳とも一緒に悪くなる方が多いです。
しかし中には片耳だけ難聴が進行して悪くなることもあります。また年齢と共に悪くなる難聴ですが、年齢に関係なく難聴になることもありますのでご注意ください。

先天性難聴

生まれつき片耳が全く聞こえない方。
または耳自体の発達、形成ができていない状態の場合も片耳だけ聴こえないという方もいます。

事故やケガによる後遺症

交通事故で耳小骨が外れてしまうなどの事故であったり、喧嘩で殴られた衝撃で聞こえなくなってしまうなどの外傷的な理由での難聴もあります。
他にも外傷的な事故の治療や手術で聴力を失ってしまうこともあります。

などいろいろな理由があって、片耳に全く聞こえない難聴が起こってしまっているんです。
この疾患のほとんどが耳の手術などがほとんど不可能で、残念ながら聴力の回復が見込めません。
片耳が聾(全く聞こえない状態)の状態ですと、元のある聴力を最大限生かせるようにする補聴器では、ほとんど効果が出ないので、お手上げ状態のことが多いのです。

片耳難聴で困ってしまうこと

片耳が全く聞こえないことで困ってしまうことはこのようなことが考えられます。

  • 聞こえない側で話しかけられると会話が理解できない
  • の方向感がわからない、集団での会話では話している人がわかりづらい
  • 全ての音が片耳から入るので音を聞き分けられない。
  • 一般の人に比べ聞き返しが増える
  • 騒がしい場所、会議など集団での会話が聞き取りづらい
  • 早口で話されるとうまく聞き取れない。
  • 聞き返して相手に嫌な印象を与える。
  • 聞き落としによる仕事のミスが多くなる。
  • 集中して話を聞かないと聞き逃す心配があるので精神的に疲れる。
  • コミュニケーションをとうまく取れずストレスの原因になる。

普段から片耳で集中していないと会話がうまくいかないことが多く、1対1では会話に困らない分、周りの人からの理解を得られないことがあり、聞こえない方向から声を掛けられると気がつけず無視していると勘違いされてしまったり大変な思いをされている方も少なくありません。

少しでもこういったものが減るといいですよね。
それを目指した補聴器がクロス補聴器なんです。

片耳だけの難聴(一側聾)に効果的なクロス補聴器の仕組み

 

全く聞こえない耳に補聴器をして効果がある理由として、クロス補聴器は上記のようなシステムの補聴器です。
聞こえない側の音を聴こえる耳にクロス送信機をつけて集音した音を電波で送って、聴こえる耳に装着した補聴器から聞かせることで、聞こえる耳で両側の音を補うことができるようにするのがクロス補聴器です。
片耳が全く聞こえない聾であろうと、健康な耳に聞こえさせるので、誰でも使えるんです。
すぐに聞こえない側の音が聞こえるという効果を感じることができるのもクロス補聴器のいいところですね。

クロス補聴器の使い方で少し難しいのは、人によって音量感がないと聞こえないことがあったり、逆に音量を出しすぎても普段から聴こえている音の邪魔になってしまうことです。
あとは騒がしい中での会話が慣れるまで、聞こえるのに聞き分けれないというもどかしさがあることもあります。
この点はクロス補聴器に慣れていくことで、もともともっている聞き分ける力によって解決しますので、慣れるまでの2~3か月の間補聴器をして訓練してください。

補聴器専門店の中でも、クロスを理解して使えているかはまちまちですので、どのように聞こえるのがいいのかしっかりカウンセリングしてもらいながら調整していく必要があります。

クロス補聴器が効果的な聴力の例

このような片耳がいたって健康な聴力で、一方が聾の方に使用していただけます。
正常な聴力が25dB未満の聴力の方にクロス補聴器は対応しています。

片耳が全く聞こえない難聴(聾)で、反対側は少し難聴がある場合に効果的なバイクロス補聴器の仕組み

基本的な仕組みはクロス補聴器と変わらず、聞こえない耳にクロス送信機を着けて、集音した音を聴こえる耳にした補聴器まで電波で送って聞くという仕組みです。
しかし違うところは聞こえる耳にも難聴を持っていると条件の変化です。
補聴器本来の使用用途となる聞こえづらい耳に補聴器で集音した音を入れてあげて聞きやすくするという役目も併せて使用するので、少し難聴がある耳に対して、普通に張ってくる音も、聴こえない側の音もしっかり聞かせていけるようにするのが目的になります。

バイクロス補聴器の場合は、クロス補聴器側と、通常の補聴器側の音のバランスがなかなか難しいので専門の販売員としっかり相談していく必要があります。
補聴器としての役割りも入ってくる関係上、補聴器の音に慣れるまで、環境音がうるさいと感じがちなので慣れるまであきらめないで使い続けるのが大切です。
おおむね3か月でどのような方でも問題なく使えるようになりますよ。

バイククロスの効果的な聴力例

このような聞こえる耳に中度程度の難聴、片耳は完全に聞こえない(聾)というような方に向いています。
聞こえる側の耳が30dB以上の難聴がある場合はバイクロス補聴器として使うようになります。

クロス補聴器の種類

クロス補聴器には2種類あります。

耳かけ型

耳にかけてつかう補聴器です。
クロス補聴器・バイクロスで用いるのは従来の補聴器よりもずいぶん小さく耳の後ろに隠れるような小さいサイズのRIC型と呼ばれるサイズになります
本体から集音して聴こえやすくした音を、耳の中にいれたレシーバーという小さなスピーカーから流して聞き取ります。
レシーバーを交換することで様々な難聴に対応できます。

 

耳あな型

耳の型を採って作るオーダーメイドの補聴器になります。
クロスで用いる場合はバイクロスで運用するのが基本になります。
耳穴を埋めてしまう関係上、正常な聴力で使用すると元々聞こえている音を邪魔してしまいますので注意が必要ですが、しっかり耳を塞ぐ分ピーピー音がするハウリングが少なくなります。

補聴器の形状の違いについてはこちらから→補聴器の種類について

クロス補聴器の値段について

クロス補聴器、バイクロスではペアで使う補聴器のシステムになりますので基本的にはこのような価格になります。

クロス送信機 約9万円前後 + 補聴器 10万円~50万円

この組合わせにしなくてはいけません。補聴器側の値段は難聴の程度や使用環境で相談して決めるのがいいでしょう。
ではフォナックを例に出してみてみましょう。

フォナックのクロス補聴器の値段と組み合わせの例

クロス送信機単体の値段
クロスⅡ(ベンチャーシリーズ用送信機)

クロスB(ビロングシリーズ用送信機)

クロス補聴器は9万円台での価格設定がなされています。
これに補聴器の代金がありますので、安値でいえばオーデオV30とフォナッククロスⅡ耳かけで組み合わせた場合はこうです。

オーデオV30が150,000円(非課税) でクロス補聴器は税込みで97200円です。
合計金額は247,200円からのご用意になります。

ちなみにフォナック以外のメーカーもクロス補聴器出しています。
例えば
シーメンス・シグニアで最安なら
RICタイプ   クロスPure  97,200円+primax3 250,000円

ワイデックスで最安なら
RICタイプ    WIDEX CROS  97,200円+Dream Ric 140,000円

オーティコンで最安なら
耳かけ型クロスマイク+オーディシュー・クロス用ケーブルのセットで36000円+130000円程度

大体9万円前後から他メーカーも用意しているようです。
オーティコンは値段は安いのですが、クロスマイクのサイズが大きいのと有線での接続になります。
目立ちやすく、ケーブルの断線があるのがデメリットですね。
フォナック、ワイデックス、シーメンスは電波で音を飛ばすので、無線方式です。
他のメーカ―でもクロス送信機と補聴器のセットでの販売になりますから注意してください。

まとめ

クロス補聴器は片耳難聴(一側聾)にとって救世主のように思え感動を覚えるお客様が多いのも事実です。
まず調べているだけよりも体験することが早いということもあるで、秋葉原補聴器リスニングラボではフォナックのクロス補聴器のデモ機を用意しております。
お気軽にお問い合わせいただき、試聴や、レンタルをしてその効果を感じてみてください。

秋葉原補聴器/リスニングラボ
千代田区秋葉原周辺で数少ない補聴器専門店です。台東区、文京区、墨田区、荒川区などからの近くの区のお客様も大歓迎!
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補聴器の故障の原因は汗だった!?夏場の故障対策お教えします。


暖かくなってくると行楽、スポーツなどアクティブに行動する機会が増えてきますね。
それに伴って出てくるのは汗という補聴器の大敵です!
実は暖かくなってからの補聴器の故障の原因No.1は汗による不調や、故障です。
補聴器を長持ちさせて快適に使うために、汗による故障の対策に関してご紹介していきます。
汗による故障対策のポイントは

  • 汗をかいた後のケアを忘れないです。
  • 汗に強い補聴器を選び故障する確率を減らす

そもそも汗に強い機種を用意したり、そうでない機種でもしっかりケアしていくことで、うまく使っていくことができますよ!
夏場は補聴器が故障しやすいなんて方や、初めて夏の間に補聴器を利用するという方は是非読み進めてください。

汗によって補聴器が壊れてしまう理由とは

汗が補聴器の大敵といっても汗をかくのは止められませんね。
故障しやすい部位をしっかり理解して、そこを守るようにするとこの呼称は防げるかもしれません。
故障しやすい部分はここです。

  • レシ―バー
  • マイク

この二つが汗によって特に故障しやすい部分です。

レシーバー

レシーバーは音自体を再生するための部品になります。この部分は湿気に比較的弱い部分ですので、使用後に湿気っている状態にすると故障しやすいです。
レシーバーは標準耳かけ型や、パワー型、耳穴型は本体の中に入っています。
RIC型の場合は耳の中に入れている部分がレシーバーになります。

マイク

マイクは外の音や、音声を補聴器に取り込む役目を持っているので、必然的に補聴器の外側についています。マイクは頭から垂れてきた汗で故障してしまうことが多いのが実のところです。
レシーバーよりもマイクのほうが汗によっての影響を受けやすいといわれています。

主にこの二つの部位の故障が、汗が起因となった故障で多いのです。
どうにか避ける方法はないでしょうか。

汗による故障を防ぐにはこまめなケアが一番

汗をかくことは避けられませんし、汗をかく環境であっても補聴器は外しっぱなしにすることができないですよね。

ですから補聴器の故障を防ぐにはこまめなケアが必要なんです。以下のことを心がけましょう。

汗をかいたら、肌を拭うだけでなく、できれば補聴器についた汗をこまめに拭きとる

本体の汗をできる限り拭きとるだけでもかなり違います。
汗をかくのは止められませんが、本体をこまめに拭くだけでも本体に湿気が溜まりづらくなりますし、防水などの加工がされていないものでも中に汗が侵入するのを防げます。
耳かけ型を使用している方は、より意識して拭いていただけると壊れづらいですよ!
頭から汗をかきやすい場合は、ヘアバンドを着けたり、帽子をかぶって直射日光による汗をかくことを防止したり、かいた汗垂れてこないようにするのもいい方法です。

耳の中に入る部分は耳垢が溜まらないようにする

耳に入る部分は耳垢が溜まりやすく、耳垢が溜まっていると、音が出なくなってしまったり、耳垢が含む湿気がレシーバーに負荷をかけてしまい故障してしまいます。
掃除した耳垢が本体の中に入らないように音の出てくる方向を下にしてブラシ掛けしてあげてくださいね。
特に耳穴型、RIC型は耳垢による故障も多いので意識的に掃除してあげましょう。

一日の終わりには必ず乾燥材の入ったケースまたは、補聴器用の乾燥機入れてあげる。

一日の終わりに補聴器をきれいに拭いて、耳垢を取り除きます。
そのあとに電池を外して、補聴器を丸ごと乾燥材の入ったケースに入れて保管して下さい。
こうすることで補聴器内の湿気をすべて取り除きます。
ここで注意すべき点は乾燥材には使用期限があることです。
乾燥材の色が変わっているとその乾燥材はもう湿気っているので入れても効果がありません。
青い球が赤もしくは紫に代わったら交換です。(乾燥材によってはオレンジ色のものはあるのでそれは緑に変わったら)

おすすめの汗対策グッズ

汗による故障対策に便利なグッズもあります。

補聴器用乾燥機


交換の手間や効率よくしっかり乾燥させるには、補聴器用の乾燥機を用意すると楽ですよ!
フォナックのD-dryや、IDEXのクイックエイドが有名ですね。
どの乾燥機も約1万円~1万5千円程度で乾燥、除菌をしながら、保管できるので、一台持っておくのがおすすめです。

こういった日々のメンテナンスと使う上での細かな気遣いだけでもかなり故障率が下がりますよ。

汗対策カバー

汗対策用の補聴器カバーが発売されており、カバーをかけることで汗の侵入を防ぐようにできます。
補聴器カバーで注意が必要なのは、ほとんどが綿素材で作られていることもあり、長時間つけっぱなしにすると、汗を吸った補聴器カバーの湿気で補聴器が故障することです。
短時間の使用にはお勧めできますが、つけっぱなしはいただけないというものですので、注意しながら使う必要があります。
補聴器カバーでおすすめはスパンデックス素材でできている「イヤギア」です。速乾性に優れるので室内などの涼しいところでは外して乾かしておけば安心して使えますよ。

汗による故障を防ぐには防水防塵加工がされた補聴器が一番。

とはいえ、汗による故障が心配!という方には防水防塵加工がなされた補聴器がお勧めです。
では防水防塵加工された補聴器を見分けるにはどうすればいいかお教えしますね。

防水防塵には規格がある。

まず防水防塵には規格があり、それによってどの程度の水濡れ、埃などが入って壊れないかなどが大きく異なります。
規格の内容はこのようになっています。

このようになっていますので、防水防塵の加工がされているか見分けるには、IP○○という数字に注目していただけると補聴器の防水防塵機能がどの程度かわかります。

この補聴器であれば防塵が最高基準の全く中には埃が入らないという基準です。
そして防水は7なので、一定時間の水没では中に水が入りません。
多少の汗では水没することがないということですね。
しかし一定時間と限定されているように、長時間水気にさらされているのは良くないということですから、本体は適度に拭きとってあげる必要がありますね。

最近の補聴器では最高基準のIP68を取得している補聴器もありますのでそういった機種を購入しておくと、これからのシーズンの汗や、突然の雨でも故障の心配が減りますね。
防水補聴器といえど絶対に壊れないわけではないので、使用後のケアは忘れないでくださいね。

まとめ

これからのシーズンは補聴器の大敵である汗の対策をしっかりしていきましょう。
少しの手間をかけてあげるだけでも故障率はぐんと下がります。
防水補聴器ならさらに壊れる心配が減りますよ!

メンテナンス、使用後のケアの仕方に関してお教えしたり、防水補聴器のご用意もあり、お試しいただけますので、お気軽にご来店、お問い合わせください。

秋葉原補聴器/リスニングラボ
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両耳難聴だけど片耳は完全に聴こえない。そんなときに考えてほしいバイクロス補聴器

片方は中度難聴、反対耳は完全に聴こえない。そういった難聴をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
今回はこのような片耳が完全に聴こえないそして、反対側の耳も難聴を持っている人向けの補聴器「バイクロス補聴器」についての記事です。

感染症などで発熱が何日が続いた後、聴こえに異常を感じて気が付いたら両耳難聴になっていた。
子どものころから片耳が完全に聴こえなくて、最近になって加齢性の難聴も重なって両耳難聴になった。

様々な理由があることでしょう。
こういったときに今までは完全に聴こえない耳側の音を拾うことは半ばあきらめるか、気を配って聞こえる側の耳を向けたり、聞こえるほうから話しかけてもらえるようにしてもらったりしてきたことでしょう。

こういった負担が少しでも減るように考えられた補聴器のバイクロス補聴器についての説明してまいります。
クロスやバイクロス補聴器は失聴している側の音を聴くことができるという面では誰でも効果があります
なお片耳補聴器をすでにされている方も、されていない方もお読みになっていただけるとありがたいです。

片耳が完全に聴こえないと困ること

片耳が聞こえないというのは、片耳聞こえるからという理由で、放置されてしまいがちな難聴です。
実際はかなり負担が多く、ストレスなどもかかりやすいのが特徴です。
こういったことで困っていませんか?

  • 聞こえない側で話しかけられると会話が理解できない
  • の方向感がわからない、集団での会話では話している人がわかりづらい
  • 全ての音が片耳から入るので音を聞き分けられない。
  • 一般の人に比べ聞き返しが増える
  • 騒がしい場所、会議など集団での会話が聞き取りづらい
  • 早口で話されるとうまく聞き取れない。
  • 聞き返して相手に嫌な印象を与える。
  • 聞き落としによる仕事のミスが多くなる。
  • 集中して話を聞かないと聞き逃す心配があるので精神的に疲れる。
  • コミュニケーションをとうまく取れずストレスの原因になる。

片耳だけで会話していると、集中しないと音の聞き分けが難しくなり思っている以上に疲れてしまいます。
そのうえで言葉を聞く耳に難聴を持つとさらにこんなことが増えていきます。

難聴を持つと現れる症状
  • 後ろから声を掛けられても気が付かないことが増える
  • ぼそぼそと小さい声で会話されると聞き取れないことが増える
  • 聞き間違い、聞き逃しが増える
  • 音の方向感が無くなる。

軽度の難聴でもこのような症状は表れます。さらに片耳が完全に聴こえない状態があるとさらに顕著にこの状態は出やすくなってしまい、聞き取りがうまくいかないと感じてしまう機会が増えます。。

コミュニケーションが難しくなってしまうと、精神的に落ち込んでしまったり、失敗を恐れて会話を避けてしまったり、自分発信で会話する機会が減ってしまったりします。
会話というのは生活をする上で何かしら機会があるもので、「心の中で会話したくないのに。」と考えていると、これもまたストレスになってしまい、よくない連鎖につながります。
そうなる前に何とかしたいですね。

補聴器を使ってカバーするにも片耳では限界がある。

片耳失聴で難聴になると補聴器の必要性はかなり上がります。
補聴器とは読んで字のごとく、聴くことを補助してくれる機器です。
人間の耳と全く同じに機能することは残念ながらありません。
補聴器を使っていく上で限界があることを理解すべきです。

  • 聞こえる距離に限界があり、カバーできる範囲は大抵3m程度
  • 一つでのカバーできる聴こえの範囲は身体の半分より少し広い角度だけ
  • 片耳補聴器だと音の方向感覚は改善しない

まず聞こえる距離に限界があります。音が明瞭で繊細な状態を保てるのは、一般的に3m程度までとされており、それ以降は音自体のパワーが小さく、雑音に紛れてしまいやすいため聴こえづらくなります。
そして装着した耳側の体の半分より少し広い程度の範囲をカバーするように動作します。
ですから右耳のみ補聴器を使用した場合、右側から聴こえる音は聞こえやすいのですが、左側に立たれると非常に聴こえづらくなります。
話し相手の声が大きいうちは反対側に立たれても少しは聞こえますが、声が小さいと聞こえづらく、補聴器を装着しない側で補聴器が苦手とする距離なる3mを越えるとほとんど効果が見込めません。
片耳補聴器でもう一点限界があることとして、音の方向感です。
音には前後左右上下からの音が聞こえます。片耳だけで聞いているとどうしても音の方向がわかりません。聴こえない側に音も小さく聴こえますが、少し離れた場所も音は小さく聴こえますから、小さな音がどの方向からしたのか判断するのに時間がかかるのです。
会話しているときも複数人で話されると誰が話しているかが、声は聞こえるのにわからなくなってしまいやすいのが片耳補聴器の苦手とする点です。
ですから片耳しか聴力が残っていない場合で補聴器を装用していても、すべての音を聴くことはできません。
補聴器のない側の音は聞き逃す確率が高いというのが、事実なんです。

さてどうすればいいのでしょうか。

片耳難聴、反対耳が失聴の場合は、「バイクロス補聴器」がオススメ

失聴している側に補聴器をしても効果はありません。これは補聴器が人間の聴く力の補助をして聞かせる機器だからです。
しかし失聴していても効果のある補聴器があります。

それがクロス補聴器です。
聞こえない側の耳にクロス送信機、聞こえる側の耳には補聴器を着けて、クロス送信機で集めた音を聞こえる側の耳に飛ばしてあげます。そうすることで片耳で両耳の音を補うようにしていきます。

このクロス補聴器なんですが、補聴器を着ける側の耳が難聴であった場合にも使用できるのです。
この使い方をバイクロスといいます。

バイクロス補聴器に関して

例えば右耳が軽度難聴、左耳が失聴の場合はバイクロス補聴器を使っていくことで、軽度難聴の音のきこえを改善しながら、さらに本来聞こえないはずの左側の音をクロス送信機で右側の補聴器に送って左側の声も聴くことができるのです。

ちなみに、バイクロス補聴器では左右の音のバランスを決めることができますので、先に例に挙げたような、右軽度、左失聴の場合このように組み合わせできます。

  • 右側聴こえ優先し、うっすら左側を聴かせる調整
  • 左右のバランスを全く同じにする
  • 左側のきこえを基本的に優先する

などできます。このバランスで聴こえ方も変わってきます。
個人の使用する環境に合わせて調整していくことでクロス補聴器は片耳失聴の方の生活に大きく変化を与えてくれます。

バイクロス補聴器を選ぶ際のポイント

バイクロス補聴器を選ぶ際にオススメのメーカーはPhonakがお勧めです。
クロス補聴システムはオーティコンや、ワイデックス、シーメンスなどが扱っていますが、フォナックがバイクロスとしては使いやすい要素が多いです。

フォナックをお勧めする理由
  • オートセンスが使いやすい
    大抵の補聴器では騒がしい環境に行くと手動でプログラムを切り替えるなどしないと音が聞こえづらかったりするので、補聴器をしていない裸耳の状態にくらべて手間があると感じるのですが、フォナックの補聴器はオートセンスOSという機能を搭載しており、補聴器が自動で環境音を聞き取って分析し、環境音に適した音にしてくれます。
    静かな場所では音量を抑えめにしてうるさくないようにしてくれたり、騒がしい中での会話は、雑音になるものを抑えて声をなるべく多く聴こえさせるようにしてくれるようにしてくれたりというのを自動で調整してくれます。ほとんど補聴器のことは気にせず、かけているだけでOKです。
  • 雑音がに強く、ストレスが少ない
    雑音に強いのもフォナックの特徴です。フォナックはベンチャーシリーズより64チャンネルでの信号処理をしており、雑音、信号音を切り分けるのを得意としております。そのこともあって非常にノイズレスでクリアな音質が特徴です。
    補聴器が使いづらい、煩わしいと感じるピーピー、キーキーといったハウリング音も起こりづらいです。

基本的にノイズレスで聞き取りやすく、補聴器はかけるだけという初めて使う方にもストレスが少ないのがフォナックの特徴です。

フォナックのバイクロス補聴器でオススメの組み合わせ

 

フォナックの補聴器でクロスを選ぶ場合は要点を絞って選ぶといいでしょう。

オススメ① オーデオB-13・クロスB-13での組み合わせ

オススメポイント

  • 聴こえを優先してはっきり、くっきりと聞かせたい方向け
  • 筐体サイズは13電池サイズを選ぶことで、長時間使用可能かつ、任意でクロスのバランス、補聴器の音量感の調整ができるようにする

オーデオBはきこえを優先した音質になります。小さい音の聞こえがよく、一般の会話音もかなりくっきりした音になります。
人によって最初のうちは少し違和感を感じるかと思いますがすぐ慣れていただけるようです。
ボリューム付きの本体を選んでいただけると、任意でのクロスバランスの調整が可能です。
ですから右難聴、左失聴の場合には

  1. 右側優先の聞こえ、左は補助程度に聞こえるようにする
  2. バランスよく左右が聴こえる状態
  3. 左側の音を中心とし、右側は裸耳の状態の補佐的に使う

などバランスは5段階選べますので、かなり幅広く対応できます。
補聴器側のボリュームがあることで、オートセンスOSだけでは完全にカバーしきれない音量感をコントロールできますから、聴こえづらいという機会が少なくなっていきます。

画像で紹介しているオーデオB70は聞こえだけでなく、補聴器を着けているときの快適さとなる突発的な雑音(紙のガサガサ音、水を流した音など)を抑えてくれますし、非常に騒がしいところでは前方の音を最優先し、周りの話し声も抑えることのできるステレオズームを機能させることができるので、聴こえをより優先した組み合わせにできます。

オススメ② オーデオV312・クロスⅡ-312

おすすめポイントは

  • 自然で誇張しないナチュラルな音質
  • コンパクトで目立たない

オーデオVの最大の利点は極めてナチュラルな音質でしょう。
オーデオBでは小さな音や、高域の部分が特徴的である意味聞かせてやろう!という感覚が強い音に感じやすいのですが、オーデオVではかなりナチュラルで比較して裸耳に近いような音に感じます。ですからつけ始めから違和感が少なく、身体になじみやすいです。
312電池のRIC型は補聴器の中でも非常にコンパクトで、つけている感覚がほとんどありません。
着けていてもほとんど気がつかないので、初めて補聴器を使うという人でも安心して使えます。

オーデオV30の組み合わせは初めてのバイクロスを行うには音質的にも値段面でもお勧めできます。

ワンポイントアドバイス 耳かけと耳あなの違い

基本的に耳かけクロスがオススメですが、ここでも用途を考えていくといいでしょう。
軽度であれば耳かけ型、中度からすこし重め高度くらいの難聴であれば、耳かけもそうですが、耳穴型クロスもオススメ。

軽度難聴の場合は、耳かけ型のクロスをおすすめしています。残っている聴力を生かせるようオープンで合わせていきます。
耳穴型補聴器は基本的に外の音をしっかりカットしてしまうので、残っている聴力が生かされません。
その代り低域が逃げづらく、耳介(耳自体)の集音する力を使えるため、音の方向感と前方の音をよりしっかり聞くことができます。
ですから低域が聞こえづらい難聴であったり、中度~高度の難聴の場合は耳穴型にするのもいい選択ですね。

ただ耳穴型補聴器は電池のサイズが小さくなる関係上、難聴の度合いが重くなって電池の消費が多くなってくると、電池のコストがかかりやすいので、難聴が重い場合は標準耳かけ型や、パワー耳かけ型などにしていくと使いやすいです。

まとめ

バイクロス補聴器は片耳が失聴、反対耳が難聴の場合に効果がしっかり出てくる補聴器の形です。
特に失聴している側の音を聞きたいということに関してはほぼ誰でも対応できます。
片耳だけでの生活に不便さを感じている方には非常にありがたいと感じていただくことが、弊社での販売でも確認されています。

ひとまず一週間のお試しレンタルで普段の生活に取り入れてみてください!
リスニングラボでは皆様からの聴こえの相談、補聴器に関するお悩みをいつでも承っております。

勇気を出して一歩踏み出し新たなきこえを体験してみませんか?

お気軽にお問い合わせください!

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片耳だけに補聴器を着けたい。そんな時に知っておいてほしいこと①

一口に片耳補聴器といっても
両耳難聴だが補聴器がいかんせん高価なこともあって片耳だけつけたい。
片耳は正常で、片耳は難聴なので片耳補聴器を考えている

このように2つのパターンに分かれます。
片耳だけに補聴器を着けたい。そんな時に知っておいてほしいこと①では
両耳難聴だが、片耳だけ補聴器を着けようと考えている人に向けて記事となります。

正直にいってしまうと、両耳難聴での片耳補聴器は、条件限定してあり。というのが結論です。
さてその条件を限定とありますがそれが何か気になりませんか?
いま片耳だけ補聴器を考えている人もこれをみて自分がどうか考えていきましょう。

実は日本人の大半は片耳だけ補聴器をつければ十分と考えている。

日本補聴器工業会によって調べられたデータ(japantrak2015)によれば無作為に選定された補聴器を装着している方414人のうち片耳補聴器の方は242人(約58%)ですが、その中でも両耳に難聴を持ってるが片耳補聴器だけで使用しているという人はその中でも75%と大半を占めています。

この記事を読み進めている皆さん同じように両耳難聴で片耳だけ補聴器を着けるという人が大半なのです。
その中でも大部分を占める理由は、片耳補聴器と両耳補聴器の効果は同じであると考えている、もしくは金銭面の問題です。
いろいろな面をみてしっかり考えてほしいのは炊飯器などの家電を買うわけではなく、自分の身体の代わりになる医療機器を購入するということだからです。
もしかするとこの中の人には片耳補聴器のデメリットに関して説明がない可能性もあります。
実際最近になって、メーカーもそうですし、医学術的にも両耳補聴器の大切さが論ぜられるようになってきました。自分の体のことですか、しっかりいろいろなことを知っていきたいですね。

補聴器を着けるのは個人の意思決定で決める

上のジャパントラックの資料にもあるように購入の理由が本人の意思でない場合があります。
しかし補聴器は個人の意思に決定権があります。
聞こえづらいから補聴器を考えていただけど、補聴器販売員さんや、お医者様がいらないといったから。といって補聴器を着けるタイミングを逃していませんか?
どのように不自由かは個人の感覚ですから、他人がわかるものではありません。
これからの説明をしっかり読んで、あなたの意思で必要か、不必要か考えていきましょう。

片耳補聴器を考えてもいい条件とは。

まず両耳難聴で片耳難聴を考えてもいい条件というのがあります。
この条件を満たしていない場合は正直片耳難聴は避けたほうが無難です。

  1. 両耳難聴だが左右で聴力差が40dB以上ある。

    左右差が大きい場合は、特に重い難聴の補聴器に慣れるまで大きな時間が掛る可能性が高いため片耳補聴器でもよい。
    しかしこれの条件は絶対ではないので、両耳に補聴器をしてもよい。 
  2. 両耳難聴だが、片耳が全く聞こえない(スケールアウト)

    この場合は補聴器で音を大きくしても効果がありません。この場合は聴力が残っている耳に補聴器をつけるか、クロス補聴システムを利用したバイクロス補聴器をお勧めします。→バイクロス補聴器について 
  3. 片耳の最高語音明瞭度が40%を下回る場合
    語音明瞭度とは、言葉を聞き分ける能力を測定した結果のことです。その人にとってどのくらいの音量があれば、最大で何%の音を聞き分けられるという測定のことを最高語音明瞭度といいます。
    例えば両耳とも90dB(耳元で話されたときくらいの音量)がもっとも声が聞き取れるとしましょう。
    最高明瞭度が80%あるとすれば、通常の会話音の80%は聞き取れるようになるというようになります。この最高語音明瞭度は補聴器の効果がどれだけ出るかという点に大きく左右される点であり、最高明瞭度が40%以下の場合は補聴器の効果が出ずらいとされています。
    しかし個人差は否めないので、両耳補聴器を試してみて、やはり効果が出ないとのことであれば、語音明瞭度の良好な耳にだけ補聴器を着けるのがいいでしょう。

以上のように補聴器を片耳で使いたいという場合はこのような条件がある場合に考えるのがいいでしょう。
補聴器を奨める場合は、聴力測定や語音弁別能の測定の結果で判断していきます。
だいたいの補聴器専門店では両耳の装用をオススメしておりますが、もし片耳だけで結構といわれた場合でもあくまで客観的データに合わせて推奨しているので、両耳で試してみることも大切です。

片耳補聴器にメリット・デメリットってあるの?

両耳難聴で、片耳に補聴器を着けることであるメリット・デメリットというのは客観的に見てあります。
まずメリットについて説明します。

デメリット
  1. 言葉の理解率が下がる。
    実は会話というのは左右の耳で聞いてこそより効果が出ます。
    右側から話しかけられていても、実際が右耳が85%の音を聞き、残りの15%とはというと左耳が聞いています。これはおもな情報を話しかけられた側が聞き、頭を回ってきた音を反対耳が聞いているということなのですが、これで情報を重複して聞いて頭の中で処理して補完しています。
    片耳補聴器ではいくら言葉の検査をして明瞭度が100%あっても、実際話している環境では85%しか聞き取れません。これでは損した気分になりますね。
  2. 聞こえる範囲が半分になる。
    両耳難聴で片耳補聴器をすることは、普通に考えて片耳を塞いで生活をするのと変わりません。
    補聴器を着けていない側からの音は、補聴器を着けている耳を向けないと聴こえません。
    これが思っている以上に不自由だったります。
  3. 雑音下での会話に弱くなりやすい
    雑音の中で声を聞き分けることができるのは、両耳で音を聞いて雑音と、音声を脳の中で聞き分けているからですこれを両耳スケルチといいます。片耳補聴器にしてしまうと、優先的に大きな音を聞いていしまう脳の性質上、片耳の情報だけが多くなってしまうので、この両耳スケルチがうまく働きません。
    調整によっては、静音下では聞き取りが良好でも、雑音下では、補聴器から聴こえてくる雑音も大きく感じられてしまい、会話がうまくいかないということも増えてしまうことも考えられます。

デメリットはこのようなものがあります。
聞こえの面に直結したデメリットが目立ちますね。

メリット
  1. 払うコストが減る。
    まず「コストが減る」これにつきます。
    片耳補聴器であるがゆえに電池代も一台分だけ。補聴器も一台分だけ。
    本体だけでは十万~数十万円違います。電池は年間約5千円~1万円ほどの違いがあります。

2つ目はというとありません。
これは正直な感想で安く済むということしかメリットはありません。

デメリットを見てわかるように両耳で一対となる耳という器官に対して一つの補聴器では、効果が半減してしまうのがわかりますね。
両耳難聴である場合、できる限り両耳で補聴器を着けていただくことをおすすめします。

左右の耳で違う補聴器を使うのはどうですか?

左右の耳で違う補聴器を着けたいという方もご相談いただくことがあります。
こういった場合、大抵他店で補聴器を購入していたりするんですが、今持っている補聴器を片耳に使い、コストを抑える面でとてもいい案です。
実際の聞こえの面でも、あんまり違和感がないというのも本音です。
メーカーそれぞれで音に特徴があり、左右同じ聴力でも、左右でそれぞれよく聞こえる部分がちがうようになるのですが、それによって極端に疲れやすかったりとかはないようです。
脳の中でうまく処理されているので、左右の音質の違いに違和感を感じなければ大丈夫です。(左右違うメーカーを使っている方は過去に結構いました。)

ただ不便な点もあって

  • メーカーが異なる場合、調整が一度で終わらない
    これは調整ソフトが異なるため、メーカーが異なる場合は二度手間になります。
    販売店が異なると二店舗を往復するような事態になりかねません。
  • 左右のボリューム調整や、プログラムの変更ががバラバラになってしまう。
    最近の補聴器は本体に備え付けられたボリュームで片方の補聴器の音量を上げると反対側も上がる、プログラムボタンで任意のプログラムを切り替えると、両方とも切り替わるというような左右の通信技術を利用した便利な機能があります。
    メーカーが異なるとそもそも使えませんし、同じメーカーでもシリーズが異なる場合、これがうまく作用しないことがありますので、不便な感じが強くなります。

主観的には問題ありませんが、客観的に見て不便さを感じるような気もします。
補聴器として使っていく上では問題ありませんので、もし片方だけでも…など考えている人は、片方だけ新しくしても大丈夫ですよ。

まとめ

両耳難聴で、補聴器をつけるならできる限り両耳に、そして同じメーカーがベストです。
もちろん本人の意思決定や、使用する条件によっては両耳難聴でも片耳補聴器を選択するというのも正解です。
これまで記事を読んでみて、実際どうなのかと懐疑的に思ってしまうのも人間の性です。
果たして…と考えるのであれば、補聴器をレンタルして片耳だけ着けて、両耳着けたときの差や、静かなところ、騒がしいところなど、いろいろな環境で試してみましょう。いくら人から聞いたり、文を読んで知っていても、体験すると考え方が一変することはありますから。

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難聴で認知症のリスクが高まる?知っておきたい関係性そして補聴器の必要性について。

日本の認知症患者は約462万人(2012年厚生労働省調べ)とされており、日本にとっての深刻な問題とされています。
最近の研究では認知症の危険因子として、難聴が含まれるようになりました。
難聴の早期診断と発見、そして補聴器による聞こえの補助は認知症の予防につながると考えられています。

本記事は

  • 認知症について
  • 難聴と認知症の関連性
  • 補聴器による聴力の補助の必要性について

以上のことを説明してまいります。
ではご覧下さい。

認知症について

認知症は、様々な原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなることで、いろいろな障害が起こり生活に支障が出ている状態のことを指します。

人間の活動のほとんどを脳がコントロールしています。脳がうまく働かなければ、精神活動も身体活動もスムーズに運ばなくなります。

65歳以上の高齢者の4人に一人は、認知症もしくは認知症予備軍である。

65歳以上の高齢者における認知症の現状 (平成22年時点の推計値)出所:厚生労働省

現在、65歳以上の高齢者のうち認知症を発症している人は推計15%で、2012年時点で約462万人に上ることが2012年の厚生労働省の調査で明らかになっています。
認知症の前段階である軽度認知障害(MCI)の高齢者も約400万人いると推計されています。65歳以上の4人に1人が認知症であったり、認知症直前の状態であるという計算になります。

ここまで具体的な数字が出てくると他人事とは思えませんね。
なお2025年には認知症の患者数が700万人を超すと考えられていて、日本に住んでいる以上切っても切ることができない国民病になると考えられます。

そもそも認知症発症の危険因子とは

認知症対策の認知症施策推進プラン(新オレンジプラン)では認知症発症の危険因子に

  • 加齢
  • 遺伝性のもの
  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 喫煙
  • 頭部外傷
  • 難聴

などを危険に因子としています。
身の回りの環境の変化や、生活習慣の問題から、加齢や、加齢によっておこる体の変化が認知症の発症リスクにかかわる原因になるわけです。

逆手に取れば、こういった危険因子を取り除くことでリスクは下がるということです。
そして防御因子として

  • 運動
  • 食事
  • 余暇活動
  • 社会参加
  • 認知訓練
  • 活発な精神活動

以上が認知症を防ぐにいいとされることです。
この防御因子をと可能な限りの危険因子の取り除くことで認知症のリスクは下がると考えられており、こういった危険因子、防御因子をはじめ、さまざまな認知症対策が練られ、政府の認知症対策推進プランとして発表されています。

難聴と認知症の関連性

海外では難聴と認知症は関連があるとして学術書、論文がだされるなどしてきましたが、日本では多方面からの意見を持ち寄って詳しく議論している最中で、はっきりと関係があるとはしていません。
新オレンジプランでも危険因子に指定されるように難聴は認知機能の低下を危険性があるということで説明していきます。

難聴をする自体が危険因子となり、防御因子の部分に影響が出てしまうのが、発症のリスクが上がるといわれる所以です。
このような影響がでるといわれています。

  1. 音の認知能力の低下が進みやすくなる
  2. コミュニケーション能力の低下し、会話に参加できず孤立してしまう
  3. 人との会話を避けるようになる

難聴になってしまうとこのようなことが起こってしまい、認知症のリスクが高まります。
会話に参加できず孤立することは実際に難聴になってしまうとよく発生してしまうことです。
聞き間違いが増えてしまったり、何度も聞き返すうちに自信を無くし、自ら会話することをやめてしまうこと、そして周りの人びとが、会話をしても返事がないために余計な会話をしないように生活する環境自体が変化してしまうことがあります。
これが精神が低迷することにもつながり、さらにリスクが上がってしまうのです。

難聴と認知症の研究

難聴と認知症の研究が海外では行われています。
米国ジョンズ・ホプキンス大学医学部
耳鼻咽喉科・頭頸部外科・老齢医学・精神衛生・疫学科を専門にされている
フランク・R・リン博士によると

2011年の研究報告で、「難聴の初期症状が悪ければ悪い人ほど認知症を発症しやすく、健聴者に比べると、軽度難聴を伴う人の方が認知症の発症リスクが3倍も高い」と報告されています。
認知症リスクの36%が難聴に起因しており、2013年に1984人(平均年齢77.4歳)を対象に行った研究調査から、健聴者に比べて難聴者の方が、難聴によって認知機能が低下する可能性が30~40%高いと報告しています。
海外の研究ではこのような結果を報告されており、難聴と認知症の関係が示唆されています。

補聴器の必要性について

難聴が認知症の発症に起因する可能性を考えると、難聴になったときの対策を考えておくのがいいでしょう。
その難聴になってしまった後の対策は補聴器による聴こえの改善でしょう。
実際海外での研究では
コロンビア大学病院(CUMC)の研究者による最新調査で、難聴の高齢者の補聴器装用と認知機能の向上には直接的な相関関係があることが分かりました。
CUMC教授のエニル K. ラルワニ博士は、「補聴器の使用は簡単なことに思われるかもしれませんが、実はとても重要なことであり、難聴者が会話やコミュニケーションの輪に入ることで、認知症を予防したり、進行を遅らせることができます。」と、発言しています。
予防面での効果

認知症予防における効果としては

  • 難聴によるコミュニケーション能力の低下を防ぐ
  • 難聴によって聞こえなくなるはずの音をしっかり聴こえさせ認知能力を上げる
  • 会話の聞こえづらさによる脳にかかる負担を減らす
  • 会話する相手の負担を減らす(会話の頻度を上げる)

防御因子となる部分をカバーできることがまず一番大きいでしょう。
会話による情報交換、社会参加には補聴器があるのとないのでは本人の負担もそうですし、積極性の違いも現れます。
周りの人は、会話が不成立になってしまうことが多い難聴者相手ですと、声をかけることを躊躇してしまうことが多いです。
積極的に会話できる状態を作ることで、自分の身の回りの環境によって引き起こされる認知症も防ぐことができます。

認知症発症後の効能

認知症になると様々なことで補聴器の必要性を感じることがあるようです。
このようなが補聴器の必要性につながります。

  • 安全のため
  • 被害妄想の予防

認知症になると視野が狭くなりますので、耳から入って情報というのは重要になってきます。
散歩や庭先での草むしりの際に、車の音が聞こえなくて事故にあうことや、火事や災害の際に、誘導の声が聞こえないことがあるかもしれません。
認知症に限った話ではありませんが、周囲の危険察知のためにも音というのは必要になってきます。

もう一つ認知症になった後心配なのは、認知症の周辺症状(BPSD)である被害妄想が引き起こされた場合です。
聞こえづらくなったことで、思い込みや勘違いが増え、それが被害妄想やもの盗られ妄想を引き起こしてしまう可能性があるようです。
認知症でなくても、音が聞こえないことで通常の会話もひそひそ話をされていると感じてしまうこともしばしばあるもので、認知症の場合はより考慮して補聴器を用意してもいいと考えられます。

認知症発症後でも発症前から習慣化していることは長期にわたって習慣を記憶しているとされますので、補聴器の装用は早めにするに越したことはないようです。
しかし電池切れしても気が付かないことがあるなどしますから、管理などは家族が行う必要があります。

以上のことを含めて認知症予防、認知症発症後の補聴器の必要が考えられます。

まとめ

認知症と難聴の関連性についてご理解いただけましたでしょうか。
耳鼻咽喉科学会や、日本聴覚医学会でも様々な研究や、認知症と難聴についてのシンポジウムが開かれるなど、国民病になりうる認知症に対する対策をされています。
実際加齢性難聴はどんな方でもいずれ発症してしまいます。
認知症は生活習慣や、体や、精神の変化によっておこることですから、必ず発症する病気ではありません。
ですが難聴によってリスクが高まる可能性がありますので、予防できることから始めましょう。

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