補聴器の助成金、交付について知りたい
身体障害者手帳を持っているが、それによって補聴器の購入助成が可能なことを知ったので、助成金のシステムについて知りたい
総合福祉支援法について
難聴でも国の指定した基準に達している場合補聴器の交付があります。
指定されている補聴器以外を購入したい場合は、一定額の補助をもらい、差額で購入することも可能です。(自治体によって指定あり。)
まず補聴器の交付に関する手順を紹介いたします。
身体障害者手帳を持ってお住まいの市町村の福祉事務所または福祉課へ行き「補聴器購入費用給付申請書」、「補聴器購入費用給付診断書・意見書」をもらい、判定医の紹介を受けます。
「補聴器購入費用給付診断書・意見書」をもって補聴器販売店に行き、意見書に基づいて見積書を作成してもらいます。※意見書を福祉課に持っていき、福祉課より販売店へ見積書依頼となる市町村もあります。
判定の結果、許可がおりれば「補装具費支給券」がご自宅へ届きます。
「補装具費給付券」を持って補聴器販売店へ行き補聴器を購入します。
申請に必要なもの
- 補聴器購入費用給付申請書(役所でもらう)
- 補聴器購入費用給付診断書・意見書(役所でもらい判定医に書いてもらう)
- 補聴器の見積書(補聴器専門店でもらう)
以上を持って福祉課に提出してください。
補聴器購入費用給付診断書・意見書を書いてもらう病院について
近隣の判定医については、お住まいの区市町村の障害福祉担当窓口にお問い合わせください。
申請用紙をもらう際に合わせて確認しておくのがよろしいでしょう。
補聴器交付の購入基準について
補装具費支給券をお持ちになっていただければ、購入基準の一割負担で購入可能です。
(購入基準より高額の場合購入基準の上限から9割の金額を引いた差額で購入)
※自己負担額は、原則1割負担となります。ただし、所得によっては例外もあります。
名称 | 基本構造 | 価格 | 耐用 年数 |
---|---|---|---|
高度難聴用 ポケット型 |
JIS C 5512-2000による。90デシベル最大出力音圧のピーク値の表示値が140デシベル未満のもの。 90デシベル最大出力音圧のピーク値が125デシベル以上に及ぶ場合は出力制限装置を付けること。 |
34,200円 | 5 |
高度難聴用 耳かけ型 |
43,900円 | ||
重度難聴用 ポケット型 |
90デシベル最大出力音圧のピーク値の表示値が140デシベル以上のもの。 その他は高度難聴用ポケット型及び高度難聴用耳かけ型に準ずる。 | 55,800円 | |
重度難聴用 耳かけ型 |
67,300円 | ||
耳あな型 (レディメイド) |
高度難聴用ポケット型及び高度難聴用耳かけ型に準ずる。ただし、オーダーメイドの出力制限装置は内蔵型を含むこと。 | 87,000円 | |
耳あな型 (オーダーメイド) |
137,000円 | ||
骨導式ポケット型 | IEC Pub118-9(1985)による90デシベル最大フォースレベルの表示値が110デシベル以上のもの。 | 70,100円 | |
骨導式眼鏡型 | 120,000円 |
備考
価格は電池、骨導レシーバー又はヘッドバンドを含むものであること。
身体の障害の状況により、イヤモールドを必要とする場合は、修理基準の表に掲げる交換の額の範囲内で必要な額を加算すること。
ダンパー入りフックとした場合は、240円増しとすること。
平面レンズを必要とする場合は、修理基準の表に掲げる交換の額の範囲内で必要な額を、また、矯正用レンズ、又は遮光矯正用レンズを必要とする場合は、眼鏡の修理基準の表に掲げる交換の額の範囲内で必要な額を加算すること。
重度難聴用耳かけ型でFM型受信機、オーディオシュー、FM型用ワイヤレスマイクを必要とする場合は、修理基準の表に掲げる交換の額の範囲内で必要な額を加算すること。
以上が大まかな流れとなります。