
A.補聴器を片耳だけで選ぶメリットは大きく分けて2つあります。
メリットの一つは片耳分なので購入する価格が補聴器1台分になるということで、備品のコストなどもあわせて抑えることができます。もう一つは補聴器の管理が1台なのでメンテナンスの手間や修理費用などの負担が減るというところです。重要な聞こえについては聴力との関係が大きく、両耳ともに聴力が低下しているなら片耳だけ補聴器を着けることにメリットはありません。むしろ補聴器を着けていない方向の聞きとりが補えないデメリットがあります。
しかし、聴力が左右の耳で異なっているなど 1の場合は片耳補聴器の方がメリットがある可能性がありますね。事前にきこえの状態を確認しておくことが大事です。
補聴器は難聴の状態で片耳か両耳どちらがよいかある程度判断することができます。両耳に難聴があれば両耳補聴器の方が聞こえやすさのメリットがデメリットよりも断然大きいですが、最終的に両耳、片耳どちらで補聴器を着けるのかは強制ではないので補聴器を装用する方の判断で選ぶようにしましょう。