聴力は消耗品!? うまく付き合いたい聴力と音楽の話。

ライブ著作権者:paul bevan

音楽っていいですよね。
世界にはかっこいい音楽、癒される音楽、歴史的背景を感じる音楽、政治に対する不満や、現状を打破したい音楽など表現はさまざまジャンルもさまざまな音楽が存在します。
時に自分の経験や、気持ちとダブったり、気分を高揚させてくれたりといろんな作用をもたらすことがあります。

音楽が好きな私がはじめて聴力に関して詳しく知ったとき「うわぁこれは知らなかった…自分の聴力は大丈夫だろうか…」と思ってしまったことがありました。

まだ若い方に考えてほしいことです。

聴力は消耗品である

聴力は消耗品である。
このフレーズを聴いたときに衝撃を覚えました。
もちろん老人になるにつれて耳は悪くなるものだと思ってはいましたが、過剰音量の音によって年齢関係なく聴力が失われることがあるというのは知りませんでした。

かくゆう私も音楽が好きで、バンド活動を行っていました。
最近はめっきりですが、ライブハウスでは大音量のスピーカーで音楽を演奏したり、聴いたりそんな日々が続いていました。
その都度ライブハウスからでると、耳にはキーンという耳鳴りが残っていたり、一時的に耳が詰まったような症状が出ていました。

実はこの症状まずいんですよ。

 

この症状が出ているときは、耳の音を感覚に変えている「蝸牛」と呼ばれる部分に大きな負荷がかかりダメージを受けている状態です。
音響外傷と呼ばれる状態なんです。

音響外傷とは

外傷音響外傷は強大な音によって内耳の蝸牛にある有毛細胞を傷付けてしまい急激に感音性難聴もしくは突発性難聴が発生してしまうことを指します。
主な症状でいうと耳が詰まったような感覚や、音が遠く聴こえるなどが症状ですが、症状が重い状態ですと、キーンという耳鳴りや、眩暈を起こす場合があります。
軽度な状態だと一定時間経過すると収まりますが、翌日まで症状が続く場合は耳鼻科で早急に受診を行ってください。

蝸牛ってどんな器官?

簡素図2

蝸牛という器官は文字通りカタツムリのような形をしている器官で中には有毛細胞というが細胞が敷き詰められています。
入口から20000Hzを感じる細胞となっており、円の中心に向かうにつれて低い周波数を感じとります。
要は入口には高音域があり中心に向かうにつれて低音域を感じる細胞があるということです。
音として感知しなくても細胞を通過していくので高音域の細胞はダメージを受けやすいのが特徴で、老人になると高域が聴こえづらくなるのは高域側の有毛細胞の数が減少するからともいわれます。

有毛細胞へのダメージはある一定は回復するが…

蝸牛君完成版
強大音を受ける機会が連続してあったり、慢性的に騒音に囲まれた環境だと蝸牛のHPはどんどん削られてしまします。
大きなスピーカーに囲まれて仕事しているアーティストの皆さんも長年において継続的に強大音を浴びることで音響外傷が悪化して難聴になってしまっている場合もあります。
これは音楽好きの方も同様です

有毛細胞が減少すると音が聞こえなくなります
酷使をするとすぐに細胞が減少してしまうので要注意です。

イヤホンやヘッドホンを大音量で使用すると
音響外傷になる可能性がある

昨今スマホの普及や、DAP(デジタルオーディオプレイヤー)の普及によって音楽をより身近になりました。
その際に利用しているイヤホンや、ヘッドホンも大音量で使用すると音響外傷や慢性の騒音性難聴になってしまうことがあります。
いわゆるスマホ難聴とかイヤホン難聴、ヘッドホン難聴とか呼ばれているものですね。
突発的な強大音だけでなく、慢性的に大きな音を聴くことでも耳に負担となってしまいます。
厄介なのはイヤホンやヘッドホンなどを使用しておこる難聴は初期には殆ど自覚症状がなく、少しずつ聴力低下をおこすので気がついた時には聴力が回復するのは非常に難しいそうです。

世界保健機関(WHO)は2015年の2月下旬に聴力を守るためにスマートホンやDAPなどで音楽鑑賞する場合は、難聴となる危険性を回避するため「1日1時間以内」に控えるべきだと発表しました。
アメリカではスマホの普及で大音量の音楽を聴く若者が難聴になっているというデータがあるそうです。

予防のために

注意喚起
こういった音響外傷は自分の意志で回避することができます。
ライブハウスなど大きな音の会場で音楽を聴く場合は耳栓を利用するなど予測できる範囲で強大音を避けていくことです。
最近ではお手軽なシリコン製の既製品から、耳型をとって製作するオーダーメイド品までさまざま商品があります。
物によってカットする帯域が違うので用途に合わせて販売されています。予防のために用意しておくのも一つの手ですね
もちろん最初は音の違和感を感じますが、一定時間経過装着すると違和感は減少しますので将来の自分のために使っていくことをお勧めします。
ほかにも大きな音からすこし離れる。スピーカーの前は避けるなどできる範囲で構いません。

イヤホンやヘッドホンなどを利用する場合は、1時間に一度15分程度の休憩を持つことをお勧めします。
あわせて音量に関しても注意して下げてもらうとなお予防になります。
最初は小さいなと感じる音も一定時間経過すると耳が自動的に小さな音の認識をはじめて普通に聞こえるようになります。
これは静かな部屋に入って、少し時間が経過すると時計の針の音が気になってくるのと一緒で、耳が環境に適応していくということです。

音量を下げて聴き辛い場合が遮音性がよく取れる製品に変えるのがお勧めです。
インカナル型イヤホンや、オーダーメイドのイヤーチップ、オーダーメイドのイヤホンとなるカスタムIEMなどを利用してみてください。

すこしずつでいいので、音量を下げていく努力をすると、5年、10年後に大きな差が出てきます。
年老いても、いい音楽をいい音で聴くためにも予防していきましょう。

 

まとめ

音楽という趣味を持つことはとてもいいことですが、音を感知するための器官である耳が機能しなければ楽しめません。
いつまでも楽しい音楽ライフのためにも、少しずつでいいので耳のこと気遣ってあげてください。
また、少しでも気にかかるようでしたら聴力検査を耳鼻科でしてもらう、もしくは診断まではできませんが補聴器屋さんで聴力を測定してもらってください。

当店でも聴力測定や、オーダーメイドのイヤホン、耳栓の製作のための耳型採取などを行っております。
お気軽にお立ち寄りください。

秋葉原補聴器/ListeningLab
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