秋葉原補聴器リスニングラボ移転のお知らせ

片耳聾にはクロス補聴器を使って聞こえの不便を減らそう。

片耳聾(一側性難聴、一側聾、片耳難聴)でお悩みの方は、一度クロス補聴器を使ってみてください。片耳聾の人にしかわからない聞こえの不便を減らすことができますよ。
片耳聾は、反対耳が普通に聴こえる分、他人にはその苦悩を理解されにくい見えない障害です。

「立ち位置によっては会話が聞こえづらい」
「1対1なら問題ないけど、大勢での会話は入りにくい」

などの聞こえの悩みを感じ、解決したいと思い立っても解決策がなかなかなかったと思います。
今回はそんな片耳聾専用の補聴器である「クロス補聴器」について紹介していきますのでご覧ください。

常に立ち位置を気に掛けている片耳聾の人々

片耳聾の人は、自分の難聴側にはなるべく人を居ないように常に立ち位置や座り位置を気にかけています
どんなに簡単な会話でも、難聴側に立たれた途端会話の理解が難しくなってしまいます。そのため毎回のことながら首を大きく傾け音のする方向に耳を向けて話を聞くのです。
それが複数になれば気が気でなくなっていきます。なるべく壁よりに立って、難聴側には壁を置いて人が入らないようにして、最悪近くの壁に反射した音を聞いたり、かすかな会話内容の流れと口の動きを見て会話を読んでいるなんてこともしばしばあるそうです。いつも大勢での会話は気疲れしてしまうことでしょう。

1対1でも環境が変わると話しづらい

片耳聾は1対1での会話をするにも、広い部屋よりも、狭い部屋で話したほうが会話しやすいという人が多いですね。
1対1でも話している環境が変わると会話しづらい理由はといいますと、広いと部屋に反響した音がより遅れて聞こえるため雑音に変わり、会話の邪魔になってしまうのです。

片耳聾の場合は、片耳で音を聞いているため、雑音が多い環境が得意ではありません。
両耳で聞く際に起こる両耳で音の情報を補完しあって、雑音を抑え言葉を強調する聞こえの仕組みがつかえないためです。(この効果はカクテルパーティ効果や両耳スケルチといいます。)

片耳聾で不便に感じる環境や会話条件

片耳聾では環境や会話をしてる条件で不便に感じることが多いです

  • 複数人での会話
  • 広い部屋、音が響く場所
  • 屋外やショッピングモールなど
  • 車やバス、電車の社内
  • 聞こえない側に立たれる
  • 少し離れたところから会話される

このほかにもあると思いますが、比較静かな室内での会話や1対1で近距離で会話するというようなと状況以外はなかなか会話が理解しづらいと思います。
雑音が多くなるほど聞こえづらくなり、それが両耳聞こえる人より顕著に現れます。

聞き逃せないとなるとストレスが大きく疲れる

仕事での会議などの重要な会話をしていると、聞き逃しができないというプレッシャーからか、会話自体のストレスが大きく気疲れしてしまいます。
さらに仕事中は集中力を途切れさせないようにしておかないと、ふとした時の同僚や上司との会話で内容が理解できず困ってしまうということもあり、常に気が抜けないのです。
コミュニケーションを採る機会が多い職場では疲労も出やすいので、集中力も切れやすく悪循環になっていることもあります。
仕事中の悩みを持っている人が多いのも片耳聾の方には多いですね。
学生までは気心の知れた人と長く付き合っているので、問題ないことがほとんどだったという人が大半です。しかし仕事で出会う初対面の相手は片耳聾とはつゆ知らず会話をしていますから、困ってしまうシーンは増えがちです。

片耳聾の原因

音が聞こえるまでの仕組みは、耳介(耳の外側)で音を集めて、耳あなの奥の鼓膜で音の振動をとらえます。鼓膜から中耳の耳小骨につながって、内耳へ音を伝えます。内耳では蝸牛と呼ばれる器官にある有毛細胞で、音の振動を感知して、電気信号に変換します。変換された電気信号は聴神経を経由して脳に届き、脳で始めて意味のある音として認識しています。
片耳聾になっているのはこの音が聞こえる経路の器官のどこかに異常があり、音が認識できない状態であると思ってください。
片耳聾の原因といっても様々な原因があります。原因を知っていることがあなたのこの後の聞こえを左右するかもしれません。

幼いころから聴こえない

生まれつき片耳のみ聴こえないのは先天性難聴といい、遺伝子の異常であったり、聴神経の異常という理由が多いですね。
子供のころ病院で診断されたきり放置している人もすくなくありません。

ムンプス難聴(おたふく風邪)

おたふく風邪の原因であるムンプスウィルスは内耳に感染することで重度の難聴をひきおこします。おたふく風邪の0.2%~1.1%程度の人が発症し年間700~1000人ほどが難聴になっています。
抗生物質や抗ウィルス剤がないので、おたふく風邪の発症後は手立てがなく、ムンプス難聴を発症すると治療する余地があまりありません。

突発性難聴

作業中や、朝起きたら急に片耳が聞こえなくなる難聴です。難聴の程度は高度以上で重い難聴を引き起こします。
原因がいまだに解明されていない難聴ですが、ストレス、ウィルス、血液循環不良の3つが主な原因ではないかと推察され、48時間以内に適切な処置をすることで改善の見込みがあるそうです。
年齢関係なく発症することもあって、年間35000人ほどが発症し3分の1とされているため、完治率が10000人ほどが突発性難聴で苦しんでいると考えられます。

中耳炎

中耳炎は、ウィルスが中耳に進入することで起こる耳の病気です。薬の処方で治るのですが、まれに慢性化、重症化してしまって重度の難聴を引き起こします。

このほかにも片耳聾の原因はありますが、キリがないためこの程度で割愛させていただきます。
難聴の原因によっては改善の方法が異なることがあるので、どのような原因で難聴になっているかを改めて耳鼻科で受診して知っておくことも重要です。

片耳聾を改善したいけど補聴器の効果がなかった

片耳聾の改善を試み、補聴器を試してみたけど効果がなかった。お医者さんに補聴器の効果がないといわれてる
など片耳聾は補聴器の効果がないため諦めている人もいると思います。

実際補聴器は、残された能力を最大限に活かし聞こえの補助をする機器なので、全く聞こえない聾の場合は効果がありません。
改善の方法と思って試して効果がないとなると悔しい限りですね。

片耳聾専用の補聴器「クロス補聴器」

片耳聾で補聴器の効果がなくても、片耳聾専用の補聴器である「クロス補聴器」を使えば効果がみられますよ。

「クロス補聴器」は補聴器の中でも特殊な補聴器フィッティングの方法のことです。
クロス補聴器ではこのようなものを用います。

  • 健聴側に「補聴器」を装着する
  • 聾である難聴側には「クロス送信機」を装着する

というように両耳にそれぞれ「補聴器」と「クロス送信機」を装着します。
仕組みとしては、難聴側に装着した「クロス送信機」にあるマイクで、難聴側の音声を集音し、電波で健聴側に装着した「補聴器」に送信します。そして健聴側では「補聴器」から再生され、難聴側の音を聞くことができます。健聴の耳で、難聴側もカバーしようという仕組みですね。

こうすることで聾の耳に補聴器を使えなくても、片耳聾でも両耳のきこえをカバーできます。

クロス補聴器の詳しい説明や値段についてはこちらから→片耳難聴(一側聾)に効果のある補聴器 クロス補聴器の機能や種類そして値段について。

クロス補聴器で考えられる効果

クロス補聴器を利用して考えられる効果はこんなことがあります。

  • 聴こえる範囲が広がる。難聴側に立たれても耳を向ける必要がない
  • 聞こえにくい側から会話されても内容の理解ができる
  • 騒がしい中でも会話の内容が理解しやすくなる
  • 複数人での会話でも内容が理解しやすくなる
  • 集中していない状態で会話が始まっても聞き逃し、聞き返しすることが減る。
  • 気を張らなくてもいい機会が増えて精神的な負担が少なくなる

このようなことが考えられます。実際にクロス補聴器を利用した片耳聾の人の感想を基に考えられる効果ですので、個人差はあると思いますが、概ね期待していいですよ。
過去のクロス補聴器装用の感想はこちらから→クロス補聴器を実際に体験、使用しての感想

クロス補聴器の大体の価格

クロス補聴器は現在3メーカーほどから販売されています。形状が選択できて、扱いやすいことからフォナックのクロス補聴器を例にとって説明します。

値段を安く、必要最小限の機能で良く聴こえるクロス補聴器ならば

オーデオB30-312(補聴器) 180,000円(非課税)+クロスB-312(クロス送信機) 95,000円(税抜)=275,000円(+クロスBの消費税)

これくらいからクロス補聴器は購入できると思っておいてください。クロス送信機の値段は形状により若干の違いはありますが10万円前後、補聴器は4つのグレードに分かれていて、15万円~最大50万円ほどの補聴器で組み合わせ出来ます。
雑音を抑える機能を高めたり、突発的な雑音を抑える機能など補聴器を快適につかえる機能を高性能なものにすると金額が高くなっていきます。使用環境によって選択するといい補聴器の選び方ができますよ!

他のメーカーでもクロス送信機自体の値段は10万円前後で、補聴器自体もグレード違いで15万円~50万円程度が相場と思ってください。

クロス補聴器の無料試聴体験から始めてみましょう!

片耳聾にいくら効果があるといわれても、個人差もあるだろうしいきなり購入なんてことはできない!とお思いでしょう。
ご安心ください。秋葉原補聴器リスニングラボでは、クロス補聴器の試聴体験が可能です。
お店に来て頂ければ聴力を測定して、あなたに合ったクロス補聴器を用意して、それを店内や店外で体験することができます。
もちろん無料で体験可能ですよ!
さらに自宅や実際に働いている環境で試したいとのことがあれば、1週間500円からレンタルができます!(延長レンタルも可能)
すこしお金がかかりますが、その分実際に使って困ったことや、改善したいことはできる限り親身に対応していきます。
もしレンタル後に効果がなかったとあっても押し売りはしません。そのために互いに納得できるようにワンコイン頂いてます。

まとめ

片耳聾で会話のお悩みがあれば是非一度リスニングラボでクロス補聴器をお試しください!

片耳聾専用のクロス補聴器は、数ある補聴器専門店でも取り扱いが少ない特殊な補聴器です。
片耳聾の対処法がなかったことや、老舗でも年間数件しかない症例なのです。
我々、秋葉原補聴器リスニングラボでは、今まで改善の手立てが少なかった片耳聾の方々の不便が少しでも減ればと「クロス補聴器」に力を入れてきました。
これまでも様々なお客様にご相談を受けて、多くの皆様に導入していただいた実績と経験があります。

片耳聾の不便から少しでも解放されてください!全力でサポート致します。

関連リンク

片耳難聴(一側聾)に効果のある補聴器 クロス補聴器の機能や種類そして値段について。

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