オーティコン補聴器の新製品 More(モア)をご紹介！【AI搭載＆充電式】

オーティコン補聴器の新製品「More(モア)｣が発売になりました！

以前の「オープンS」シリーズから内部機器やチップが刷新されて、新たに高度なAI技術である「ディープニューラルネットワーク」が搭載されるなど、補聴器の新たな進化が「More」には搭載されています。

オーティコンの新しい補聴器「More」の機能や性能などをご紹介していきますね。

オーティコンについて

オーティコン補聴器(本社・デンマーク)は補聴器・聴覚診断装置におけるリーディングカンパニーとして110年以上の歴史を持ち、日本においては1973年より補聴器の製造・販売をおこなっています。

聴覚ケア業界では唯一、独立した基礎研究所「エリクスホルム研究センター」を有し、約13,000人以上のテストユーザーや様々な分野の有識者とともに聴覚学の研究と革新的な技術開発をおこなっている補聴器業界のパイオニア的補聴器メーカーです。
オーティコン公式ページはコチラ

オーティコン補聴器から新たに発売されたMore(モア)の機能と性能を詳しくご紹介してきますね。

人は音や会話を耳ではなく脳で聞いています。

音を捉えるのは耳ですが、捉えた音の情報が電気信号として脳に伝わり、それぞれの音の情報を識別して位置を特定し、どの音に集中して聞くかを選択しているのは「脳」なのです。

オーティコンのMoreはブレインヒアリングテクノロジーを搭載し、従来の指向性技術とはことなる「脳での聞こえ」という新たなアプローチで音の情景の全体像を届けます。

オーティコンMoreは人工知能を搭載し、高度なAI技術「ディープニューラルネットワーク」を補聴器に直接組み込んでいます。

ディープニューラルネットワーク(DNN)は、1200万通りもの現実世界のさまざまな音を学習しているため、この人工知能(AI)の搭載により個々のサウンドを詳細かつ明瞭に届けてくれます。

iPhoneやiPad、Androidのスマホやタブレットとワイヤレス接続でき、高音質での音楽ストリーミングや専用アプリと接続して音質の調整など、補聴器をより便利にお使いいただけます。

※Android端末はASHA(補聴器用オーディオストリーミング)対応機種のみ直接接続が可能です。ASHA非対応のAndroid端末はコネクトクリップ(別売)の併用で接続できます。

これまでは補聴器店へ行かなければ補聴器の細かな調整は行えませんでしたが、オーティコンMoreは専用アプリを通して補聴器店とネットで接続し、自宅にいながら補聴器店で行なう調整を受けることができます。

外出をできるだけ控えたい方にはリモート調整はとても助かる機能ですね。

オーティコン専用アプリは公式ページからダウンロードできます。

オーティコンMoreはリチウムイオン充電式RICタイプのみの発売で、カラーは全8色からお選びいただけます。

充電器に置くだけのカンタン充電、3時間でフル充電でき約24時間使用できるため、お休み前に充電しておけば翌日1日中のご使用が可能です。お急ぎの場合は30分のクイック充電で約6時間使用できます。※聴力やワイヤレス機能などの使用状況によって使用時間は短くなる場合があります。

オーティコンMoreは1・2・3クラスのラインナップがあり、それぞれ性能や搭載されている機能がことなります。

クラスごとの性能は以下のとおりです。

機能	機能説明	More1	More2	More2
信号処理チャンネル	集音した音を調整する周波数の数	64	48	48
モアサウンドインテリジェンス	周囲360°の音のバランスを取りクリアに情景を届けます	LEVEL 1	LEVEL 2	LEVEL 3
ニューラルノイズ抑制騒がしい環境/静かな環境	周囲のノイズを軽減する	10dB/4dB	6dB/2dB	6dB/0dB
バーチャル外耳	より良い空間の中で音のバランスを調整	3段階	1段階	1段階
サウンドエンハンサー	雑音が多く聞き取りのむずかしい環境でも会話を強調して聞き取りをサポート	3段階	2段階	1段階
モアサウンド・アンプリファイア	音の情景の変化に素早く対応する高解像度増幅
モアサウンドオプティマイザー	ハウリングを予防し最適な音量で会話をサポート
音空間認知機能	もっとも興味を引く音を見つける能力を高める	4つの帯域	2つの帯域	2つの帯域
小声強調機能	「サ」や｢タ」など似た音の聞き分けに必要な情報を協調
スピーチレスキュー	高周波数帯域の音をより聞こえやすくする
クリアダイナミクス	騒がしい環境でも歪みのない高音質を実現
突発音抑制	突発的な大音量を抑えて耳を守る機能	4段階	3段階	3段階