こんにちは!秋葉原補聴器リスニングラボのハヤシです。今日は、クロス補聴器をお使いの方や検討されている方に向けて、バッテリー問題とその対策についてお話しします。
クロス補聴器は片耳難聴の方にとって素晴らしい聞こえのサポートになりますが、バッテリーの消耗が早いという悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?実は、クロス補聴器は通常の補聴器よりもバッテリーの減りが早く、その理由は常に音声信号の送受信を行っているためなんです。
でも大丈夫!このブログ記事では、クロス補聴器のバッテリーを長持ちさせるための7つの方法を詳しくご紹介します。ぜひ最後までお読みいただき、快適な補聴器ライフにお役立てください!

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クロス補聴器とバッテリーの基本知識

クロス補聴器は、片耳難聴(一側性難聴)の方向けの補聴システムです。聞こえにくい側の音を拾い、ワイヤレスで聞こえる側の補聴器に音を飛ばします。聞こえる側の耳で、難聴側のきこえをおぎなう仕組みとなっています。
クロス補聴器のバッテリー寿命
クロス補聴器のバッテリー寿命は、各メーカーやタイプによって若干異なります。一般的に充電式クロス補聴器の場合、フル充電で約16時間〜24時間の使用が可能です。中には、最長29時間もの連続使用が可能な製品もあります。
なぜバッテリーの消耗が早いのか?
通常の補聴器と比較して、クロス補聴器のバッテリー寿命が短い理由は主に以下の点です。
- 常にクロス補聴器と補聴器で電波の送受信を繰り返すため
- 片耳で全ての音を処理するため、処理負荷が高い
- 最新機種ではBluetooth通信機能もあり、さらに電力を消費する
これらの要因により、クロス補聴器は一般的な補聴器よりもバッテリーの消耗が早くなってしまうのです。

バッテリーを長持ちさせる7つの方法

それでは、クロス補聴器のバッテリーを長持ちさせるための具体的な方法をご紹介します。電池式と充電式、それぞれに合わせた対策方法をお伝えします。
方法1:使わないときは電源をオフにする
これは基本ともいえますが、効果的な方法です。クロス補聴器を使用していないときは、電池式の場合は電池ホルダーを開けておきましょう。電源のオン・オフは電池ホルダーの開閉で行われるため、閉じたままだと電力が消費され続けてしまいます。
充電式の場合も同様に、使用しないときはきちんと電源ボタンで電源をオフにしましょう。夜寝る前や長時間使用しないときは必ず電源を切る習慣をつけることで、バッテリーを効果的に使うことができます。
方法2:温度環境に注意する
補聴器のバッテリーは温度変化に敏感です。とくに電池式クロス補聴器の場合、極端に冷えた状態での使用や、温度差の激しい環境での使用は電池の消耗を早める原因となります。
また、充電式の場合も推奨使用温度よりも寒い環境および暑い環境での使用を避けることが重要です。急激な温度変化に晒さないよう注意しましょう。
方法3:適切な保管方法を実践する
補聴器や予備の電池を保管する場所にも注意が必要です。特に空気電池は湿気や温度に弱いため、適切な環境で保管することが大切です。
電池の保管のポイント
- 湿気の少ない場所で保管する
- 直射日光を避ける
- 冷蔵庫など極端に温度が低い場所での保管は避ける
また、補聴器の乾燥ケースに電池を入れて保管するのは避けましょう。充電式補聴器の場合は、充電器も清潔で乾燥した場所に保管することがバッテリーの寿命延長につながります。
方法4:充電式の場合は正しい充電方法を守る
充電式クロス補聴器をお使いの方は、正しい充電方法を知ることでバッテリー寿命を延ばすことができます。
充電式クロス補聴器の正しい充電方法
- フル充電するには約3~4時間必要
- 毎日の充電を習慣にする
- 充電切れの状態で長期間放置しない
- 寝る前に充電しておくと朝起きたときすぐに使える
最近の補聴器は、急速充電に対応している製品が増えています。充電し忘れてしまっても、30分の充電で数時間使用できますよ!
方法5:定期的なメンテナンスを行う
補聴器を長く快適に使うためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。とくにクロス補聴器は電池の消耗が早いため、より丁寧なケアが必要です。
- 使用後は柔らかい布で拭き、湿気を取り除く
- 3〜6ヶ月に一度、補聴器店でクリーニングを受ける
- 充電式の場合は2〜3年おきにリチウムイオン充電池の交換を行う
定期的なメンテナンスを行うことで、バッテリーだけでなく補聴器本体も長持ちさせることができます。
方法6:Bluetooth機能を賢く使う
最新の補聴器にはBluetooth機能が搭載されていることが多いですが、この機能を使うとバッテリー消耗が通常よりもさらに早くなります。必要な時だけBluetoothを使うようにすれば、バッテリー寿命を延ばすことができます。
Bluetooth機能を賢く使うポイント
- 必要がないときはBluetooth接続をオフにする
- ストリーミング機能の使用時間を必要最小限にする
- アプリ連携が必要な場合も、使用していない時は接続を切る
方法7:環境に合わせた使い方を工夫する
クロス補聴器のバッテリー寿命に影響する環境要因にも注意しましょう。特に以下の点に気をつけるとバッテリーを長持ちさせることができます。
- 二酸化炭素が多く発生している場所を避ける(空気電池の場合)
- 冬場は特に石油ストーブなどを使う閉め切った部屋では換気を心がける
- 湿度の高い環境でも電池の消耗が早くなることがあるので注意する
電池式と充電式、どちらを選ぶべき?
ここまでバッテリーを長持ちさせる方法をご紹介してきましたが、クロス補聴器を選ぶ際に「電池式と充電式、どちらがいいの?」という疑問をお持ちの方も多いと思います。それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。
電池式クロス補聴器のメリット・デメリット
メリット
- 電池交換すればすぐに使用可能
- 緊急時に予備の電池があれば安心
- 本体が比較的小型である場合が多い
- フル稼働時の持続時間が長い(約60〜100時間)
デメリット
- 定期的な電池交換が必要(費用と手間)
- 環境により電池寿命が変動する
- 電池の予備を常に持ち歩く必要がある
- 電池が小さいため、細かい作業が苦手な方には不便
充電式クロス補聴器のメリット・デメリット
メリット
- 電池交換の手間がない
- 環境に優しい(使い捨て電池が不要)
- 毎日の充電で簡単に使える
- 防水・防塵性能が高い機種が多い
デメリット
- 充電を忘れると使えない
- 充電しながらの使用ができない
- 使用可能時間が電池式より短い(約16~24時間)
- 本体がやや大きくなる傾向がある
おすすめは充電式クロス補聴器
最近では補聴器市場全体が充電式にシフトしてきており、電池交換の手間や買い替え費用が不要なことから、多くの補聴器店が充電式をおすすめしています。電池の交換が面倒に感じる方には、充電式を選んでいただくのがベストでしょう!

最新の充電式クロス補聴器の比較
市場には様々なメーカーから充電式のクロス補聴器が発売されています。それぞれの特徴を比較してみましょう。
画像 | 機種名 | 補聴器タイプ | 適応聴力 | 機能性 | スマホ連携 | バッテリー(使用時間) | 若い人向け | 高齢者向け | みえにくさ | おしゃれ度 | スポーツ向け | 防水性 | 扱いやすさ | 価格帯 | 保証 | 総合評価 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() | フォナック Audeo I-R CROS | 耳かけ型![]() | 高~重度 | 専用アプリ | 充電(約16時間) | IP68 | メーカー希望価格¥162,800 | 修理保証:1年 | ||||||||
![]() | シグニア Pure C&G IX CROS | 耳かけ型![]() | 高~重度 | 専用アプリ 電話 | 音量操作充電(約28時間) | IP68 | メーカー希望価格¥110,000 | 修理保証:1年 | ||||||||
![]() | スターキー RIC RT CROS | 耳かけ型![]() | 軽~重度 | 専用アプリ | 電池(約80時間) | 充電(約29時間)IP68 | メーカー希望価格¥110,000 | 修理保証:1年 | ||||||||
![]() | リサウンド Nexia CROS | 耳かけ型![]() | 高~重度 | 専用アプリ | 充電(約16時間) | IP68 | メーカー希望価格¥160,000 | 修理保証:2年 紛失保証あり | ||||||||
![]() | オーティコン CROS PX | 耳かけ型![]() | 高~重度 | 専用アプリ | 充電(約24時間) | IP68 | メーカー希望価格¥121,220 | 修理保証:1年 |
各メーカーのクロス補聴器の特徴
各メーカーのクロス補聴器は、音質やデザイン、機能や使いやすさに違いがあります。用途や予算、バッテリー時間を比較して、自分にあったクロス補聴器を選びましょう。
フォナック オーデオ インフィニオ R クロス
フォナック オーデオ インフィニオ R クロスは、充電式で最大16時間のバッテリー時間を誇る、片耳難聴の方に人気のクロス補聴器です。新開発のERAチップとオートセンスOS6.0を搭載し、周囲の音を素早く捉えてクリアに届けます。
Bluetooth対応でスマートフォンやテレビともシームレスに接続でき、音楽や通話も快適。防水・防塵性能も備えているので、日常生活で安心して使えます。豊富なカラーバリエーションでデザイン性も高く、機能とおしゃれを両立した最新モデルです。

シグニア ピュアC&G IX クロス
シグニア ピュアC&G IX クロスは、バッテリー時間が長く、毎日の使いやすさを追求したクロス補聴器です。持ち運びに便利なポケットサイズの充電ケース付きで、外出先でも最大4回フル充電できるので安心。
最新のロックオン機能で騒がしい場所でも会話がクリアに聞こえ、Bluetooth対応でスマホ連携や音楽再生も簡単に楽しめます。コンパクトで目立ちにくいデザインも魅力。バッテリー時間と便利さを重視する方におすすめのクロス補聴器です

スターキー RIC RT クロス
スターキー RIC RT クロスは、AI補聴器に対応するクロス補聴器です。環境に合わせて自動的に音を調整し、快適な聞こえをサポートしてくれます。充電式タイプは最長29時間のバッテリー時間を実現し、電池交換の手間がなく毎日使う方にも便利。雑音抑制や防水・防塵性能も高く、スマホ連携で操作も簡単です。
シンプルで着けやすいデザインも人気のポイント。AI搭載による賢い音声処理と長時間バッテリーで、快適な補聴生活を送りたい方におすすめです。

リサウンド ネクシア クロス
リサウンド ネクシア クロスは、使いやすい操作性と高音質が特長のクロス補聴器です。独自のサウンドプロセッサーにより、難聴側の音もクリアに再現し、会話や環境音が自然に聞こえます。さらに、防水・防塵性能も高く、アクティブな生活にも安心して使えます。
スマートフォン連携など便利な機能も充実しており、「バッテリー時間」「使いやすさ」そして「高音質」を重視する方におすすめです。

オーティコン クロス PX
オーティコン クロス PXは、360°の音を集音し、自然な方向感とクリアな聞こえを実現するクロス補聴器です。オーティコンのさまざまな補聴器シリーズと対応しています。
オープンサウンドナビゲーター機能により、騒がしい場所でも会話とノイズを自動で最適化。デュアルストリーミング技術でBluetooth機器との同時接続も可能です。バッテリー時間を重視し、快適な聞こえと使いやすさを求める方におすすめです。

バッテリー管理の日常ポイント
クロス補聴器のバッテリーを日常的に管理する上で、押さえておきたいポイントをご紹介します。
予備の電池や充電器の準備
電池式クロス補聴器をお使いの場合は、常に予備の電池を携帯しておくことが重要です。外出先での電池切れは困りますよね。小さなケースに入れて持ち歩くと便利です。
充電式クロス補聴器の場合も、長時間の外出や旅行時には充電器を持参するようにしましょう。バッテリー機能付きの充電器もあり、電源がない場所でも充電できるのでオススメです。
電池残量の確認方法
クロス補聴器の電池残量を確認する方法はいくつかあります。
- 補聴器の電池残量が少なくなるとお知らせ音が鳴ります
- スマートフォンと連携できる機種であれば、専用アプリで電池残量を確認できます
- 電池チェッカーを使って容量を確認することもできます(電池交換タイプの補聴器)
お知らせ音が鳴ったら、早めに電池交換や充電を行うようにしましょう。
電池交換のコツ
電池式クロス補聴器の電池交換は基本的に簡単ですが、いくつか覚えておきたいポイントがあります。
- 電池の向きに注意(プラス面とマイナス面)して正しく入れましょう
- 電池ホルダーは丁寧に扱い、無理な力を加えないでください
- 電池ホルダーがうまく閉まらない場合は、電池が正しい向きで収納されているか確認してください
補聴器は小型化が進んでいます。手先の器用さに自信がない方は、購入時に電池交換がしやすいかどうか確認することも大切です。
お手入れとメンテナンスの重要性
クロス補聴器を長く使い続けるためには、日々のお手入れと定期的なメンテナンスが欠かせません。バッテリー寿命にも影響するポイントをご紹介します。
日常のお手入れ
毎日の簡単なお手入れが、クロス補聴器の寿命を延ばし、バッテリーの消費効率を良くします。
- 使用後は柔らかい布で拭き、湿気を取り除く
- とくに汗をかきやすい季節は、こまめなお手入れが大切です
- 専用のクリーニングツールを使って、音の出入口をきれいにする
- 強い力を加えないよう、優しく清掃する
専門店でのメンテナンス
自宅でのお手入れに加えて、定期的に専門店でのクリーニングを受けることをおすすめします。
- 3〜6ヶ月に一度は補聴器店でのクリーニングをおすすめします
- 聴力に変化がないか、再測定もあわせて行うと良いでしょう
補聴器店でのメンテナンスは、問題が大きくなる前に小さな不具合を発見できるメリットもあります。
保管方法
使用しないときの保管方法も、クロス補聴器の寿命に影響します。
- 専用のケースに入れて保管しましょう
- 湿気やホコリから守ることで、耐久性が向上します
- 充電式の場合、バッテリーの劣化を防ぐため、使用していないときでも定期的に充電するようにしましょう
- 電池式の場合は、長期間使用しない場合は電池を取り出して保管してください
クロス補聴器のバッテリー選びのポイント
クロス補聴器を購入する際や、バッテリーを交換する際のポイントをご紹介します。
電池式の場合の選び方
電池式クロス補聴器の電池を購入する際は、以下の点に注意しましょう。
- 補聴器の種類に合った電池を選ぶ
- 電池の使用期限を確認する(期限切れの電池は性能が低下する)
- 電池交換のしやすさ
充電式の場合の選び方
充電式クロス補聴器を選ぶ際は、以下のポイントをチェックしましょう。
- 日常の使用時間に合った持続時間の製品を選ぶ
- 充電方法(充電器のタイプ)
- バッテリー交換の費用
とくに1日の使用時間が長い方(12時間以上)は、実際に試聴してバッテリーが持つかどうか確認するのがおすすめです。
まとめ:快適なクロス補聴器ライフのために

クロス補聴器は片耳難聴の方にとって素晴らしい聞こえのサポートになりますが、バッテリー消耗の早さが課題です。今回ご紹介した7つの方法をおさらいしましょう。
- 使わないときは電源をオフにする
- 温度環境に注意する
- 適切な保管方法を実践する
- 正しい充電方法を守る
- 定期的なメンテナンスを行う
- Bluetooth機能を賢く使う
- 環境に合わせた使い方を工夫する
これらの方法を実践すれば、クロス補聴器のバッテリー問題は改善できるでしょう。とくに最近は充電式クロス補聴器の技術が進歩しており、電池交換の手間なく快適に使える補聴器が増えています。電池の交換が面倒に感じる方や、より便利に使いたい方には充電式をおすすめします。
当店「秋葉原補聴器リスニングラボ」では、お客様の生活スタイルにあった最適なクロス補聴器のご提案と、バッテリー管理のアドバイスも行っております。クロス補聴器に関するお悩みがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
よくある質問(FAQ)
Q. クロス補聴器の電池はどのくらい持ちますか?
A. クロス補聴器の電池寿命は、電池式の場合平均して約60時間〜100時間程度です。充電式の場合はフル充電で約16時間〜24時間の使用が可能です。※各メーカーのクロス補聴器によって作動時間が異なります。
Q. 電池式と充電式、どちらがおすすめですか?
A. クロス補聴器の電池寿命問題の解決策として、充電式タイプをおすすめします。電池交換の手間がなく、1日16時間以上の使用が可能で快適です。ただし、充電を忘れると使えない点には注意が必要です。
Q. クロス補聴器の電池が急に切れてしまった場合はどうすればいいですか?
A. 電池式の場合は予備の電池を常に携帯しておくことをおすすめします。充電式の場合は、短時間の充電でも使える製品もあります。
Q. クロス補聴器の電池の持ちを良くするためには何に気をつければいいですか?
A. 使用していないときは電源をオフにする、極端な温度環境を避ける、定期的なメンテナンスを行う、Bluetooth機能は必要なときだけ使用するなどの対策が効果的です。充電式の場合は、充電切れの状態で長期放置しないように注意しましょう。
Q. 冬場は電池の減りが早く感じるのですが、対策はありますか?
A. 冬場は気温が低いため、電池にとって厳しい使用環境となります。特に暖かい室内から寒い屋外への急激な温度変化は避け、石油ストーブなどを使う閉め切った部屋では換気を心がけましょう(空気電池は二酸化炭素の影響を受けやすいため)。
Q. 充電式クロス補聴器は充電しながら使用できますか?
A. 残念ながら、充電式クロス補聴器は充電しながらの使用はできません。スマートフォンのように充電しながら使うことができないため、充電し忘れた場合は、少し充電してから使用することになります。