補聴器をつけているのに、会議や食事の席でどうしても聞き取れない——そんな場面、一度は経験したことがありませんか?
秋葉原補聴器リスニングラボのスタッフ、ハヤシです。私はこれまで多くのお客さまと「補聴器をつけているのに、なぜか聞こえない」という悩みをご一緒に考えてきました。そしてその”答え”のひとつが、フォナックのワイヤレス補聴援助システム 「ロジャー(Roger)」 です。
たろうくん補聴器を使っているんだけど、会議やレストラン、それに少し離れた人の声は聞き取りにくいんだ…😥 補聴器だけでは限界があるのかな?💦
みみちゃんそう感じる人は意外と多いよ💦 補聴器は聞こえをサポートしてくれるけど、距離がある相手の声や騒がしい場所では聞き取りが難しくなることもあるの…!
たろうくんそうなんだ😳 仕事の会議や家族との食事でも聞き逃しがあって困ってるんだ…。何かもっと聞き取りやすくする方法はないのかな?😣
みみちゃんそんなときに役立つのがロジャー(Roger)だよ💡 話し手の声を補聴器へ直接届けられるから、距離や周囲の騒音の影響を受けにくくなるんだ😊✨ どんな仕組みなのか、どんな場面で活躍するのかをわかりやすく紹介するね🌸

補聴器だけでは聞き取りにくい場面がある理由

「せっかく補聴器を購入したのに、大切な話が聞き取れない…」
このようなお悩みをお持ちの方は少なくありません。フォナックの調査では、補聴器ユーザーの約31%が日常生活の中で聞き取りにくさを感じているという結果が報告されています。
当店でも、お客様から次のようなご相談をいただくことがあります
- 会議室では話し手との距離があり、声が聞き取りにくい
- レストランでは周囲の話し声が気になり、友人との会話に集中できない
- セミナーや講演会で講師の声が遠く感じ、内容を聞き取りにくい
こうした聞き取りにくさは、補聴器の性能だけが原因ではありません。話し手との距離や周囲の騒音など、音の伝わり方による影響も大きく関係しています。
補聴器は周囲の音を増幅する機器のため、話し手が離れていたり、騒音が多かったりする環境では、聞き取りが難しくなることがあります。

なぜ補聴器だけでは遠くの声が聞こえないのか

補聴器はとても優秀な機器ですが、マイクである以上、物理的な制約があります。
補聴器の有効範囲は「約1.5メートル以内」
補聴器が最も効果を発揮するのは、話し手との距離が約 1.5メートル以内 の場合です。少し離れると音のエネルギーが急激に下がってしまいます。
音は距離が離れるほど小さくなり、雑音に埋もれる
音のエネルギーは距離の二乗に反比例して小さくなります(逆二乗則)。たとえば、1メートルの距離でちょうどよい音量が、2メートルになると4分の1、3メートルになると9分の1になるイメージです。
人の耳も補聴器も、無意識に「大きな音を優先して聴く」という性質があります。そのため、話し手の声が小さくなるほど、周囲の雑音に埋もれてしまうんです。
「聞こえを妨げる3つの壁」とは
ロジャーが解決しようとしているのは、言語理解を妨げる主要な3つの要因です。
| 要因 | 内容 | 具体的な場面 |
|---|---|---|
| 距離 | 話し手と聞き手が離れているほど音が小さくなる | 学校・会議室・セミナー・講演会 |
| 騒音 | 周囲の音が声に干渉して聞き取りにくくなる | 職場・レストラン・カフェ・パーティー |
| 反響音 | 壁や天井に音が反射して言葉が不明瞭になる | 広い会議室・体育館・駅構内 |
これらの要因が重なると、補聴器だけでは十分な聞き取りが難しくなる場合があります。ロジャーは、こうした環境で話し手の声をより聞き取りやすくすることを目的に設計されています。
フォナック ロジャーとは?補聴器に「第三の耳」を加える仕組み

ロジャーはひとことで言うと、話し手のそばに置くマイク(送信機)と、補聴器に届ける受信機を組み合わせたワイヤレス補聴援助システム です。
仕組みはシンプルです。
- 送信機(ロジャーマイク)を話し手の近くに置く、または持ってもらう
- マイクが音声をデジタル信号に変換し、2.4GHz帯の電波で飛ばす
- 補聴器の受信機がその信号を受け取り、直接耳元へ届ける
この仕組みにより、話し手の声を補聴器へ直接届けるため、距離や周囲の騒音による影響を受けにくくなり、聞き取りやすさの向上が期待できます。
フォナックが公表している臨床データでは、一定の試験条件下において、補聴器とロジャーを組み合わせることで、騒音下での言葉の理解度が最大61%向上したと報告されています。また、ユーザー調査では約90%の利用者が家族や知人にもロジャーを勧めたいと回答しています。
ロジャー3シリーズ(2024年発売)の特徴とラインナップ
2024年10月、フォナックは大幅に進化した 「ロジャー3シリーズ」 を発売しました。従来モデルから何が変わったかというと、最大のポイントは 「ロジャー アンリミテッド」 の搭載です。
ロジャー アンリミテッドは、ロジャー対応補聴器へ受信ライセンスを簡単にインストールできる新しい仕組みです。従来は専用の機器を使った設定が必要でしたが、ロジャー3シリーズではその手間が大幅に軽減され、補聴器の買い替えや追加時の運用もしやすくなりました
ロジャー3シリーズの主なラインナップは以下の通りです。
| 機種名 | 形状・用途 | 使用可能距離 | 参考価格(税込) |
|---|---|---|---|
ロジャー オン 3![]() | 多用途・外出・会議・テレビ | 最大約25m | 209,000円 |
ロジャー セレクト 3![]() | 小型・職場・プライベート全般 | 最大約25m | 209,000円 |
ロジャー テーブルマイク 3![]() | 卓上専用・大人数会議 | 最大約40m | 209,000円 |
ロジャー タッチスクリーン マイク 3![]() | タッチ操作・教育・セミナー | 最大約25m | 209,000円 |
ロジャー パスアラウンド マイク![]() | タッチスクリーンと併用・補助マイク | 最大約20m | 85,800円 |
※カタログ掲載価格を表示しています。リスニングラボの特別価格は、店頭にてご確認ください。
ロジャー3 各機種の特徴と「どれを選ぶか」
ロジャー3シリーズには複数のモデルがあり、それぞれ得意とする利用シーンが異なります。
当店でも、「どのモデルを選べばいいですか?」というご相談をよくいただきます。用途に合わせて選ぶことで、より快適に活用しやすくなります。
ロジャー オン 3 ——「1台で何でもこなしたい」方に

当店では、仕事や外出、自宅など、幅広いシーンで使いたい方へご提案することが多いモデルです。
ロジャー オン3は、利用シーンに合わせてマイクの指向性が自動で切り替わるのが特長です。卓上モード、プレゼンターモード、インタビューモードに加え、新たにワイドインタビューモードを搭載し、パネルディスカッションのように前方に複数人いる場面にも対応しています。
また、ドッキングステーションを使用すればテレビの音声を補聴器へ送信できるほか、USB接続に対応したPCではオンライン会議で活用することも可能です。約3時間の充電で約8時間使用できるため、仕事からプライベートまで幅広いシーンで活用しやすいモデルといえるでしょう。
ロジャー セレクト 3 ——「騒がしい場所でも自分で聞く方向を選びたい」方に

ロジャー セレクト3は、直径約55mm、重さ約28gのコンパクトなモデルです。
6方向の指向性マイクを搭載し、話している人を自動で検出して、その方向の声を優先して集音します。また、タッチ操作で聞きたい方向を選択することもできるため、騒がしい環境でも会話に集中しやすいのが特長です。レストランやカフェ、居酒屋などでは、テーブルの中央に置くだけで複数人の会話をサポートします。
また、Bluetooth対応機器と接続すれば、スマートフォンやテレビなどの音声を補聴器へ届けることも可能です。コンパクトで持ち運びやすく、外食や少人数での会話を快適に楽しみたい方に適したモデルです。
ロジャー テーブルマイク 3 ——「大会議室での会議に特化したい」方に

ロジャー テーブルマイク3は、大人数での会議やグループディスカッションでの利用を重視して設計されたモデルです。リモコンが付属しているため、ミュートや集音範囲の切り替えなども手元で操作できます。
また、約4時間の充電で約16時間使用できるため、長時間の会議や研修などでも使いやすいバッテリー性能を備えています。当店でも、会議への参加機会が多い方や、大人数での打ち合わせが多い方へご提案することがあるモデルです。
ロジャー タッチスクリーン マイク 3 ——「授業・セミナーで先生の声を届けたい」方に

ロジャー タッチスクリーン マイク3は、タッチスクリーンで直感的に操作できるモデルです。教育現場をはじめ、講演会や企業研修など、話し手の声を多くの人へ届けたい場面で活用されています。
小グループモードでは、複数のロジャーマイクを連携させ、話している人の声を自動で優先して集音します。また、周囲の雑音を抑えながら、話し声を聞き取りやすくする機能も備えています。
さらに、DSFシステム(線音源スピーカーシステム)と組み合わせることで、対応する補聴器ユーザーには耳元へ音声を届けるとともに、補聴器を使用していない参加者へはスピーカーから同時に音声を届けることも可能です。学校での授業だけでなく、講演会やセミナー、企業研修など、多人数が参加する場面で活用しやすいモデルです。
ロジャーを使うには「受信機」も必要です
ロジャー(送信機)だけでは使用できません。話し手の音声を補聴器へ届けるには、RogerDirect対応補聴器、または専用受信機が必要です。
受信方法は補聴器の機種や発売時期によって異なるため、使用できる受信方式を事前に確認することが大切です。主な受信方法は以下の3種類があります。
① ロジャーダイレクト対応補聴器(外部受信機不要)
フォナックの ルミティ・パラダイス・マーベル補聴器(一部機種除く)をお使いの場合、外部受信機なしで補聴器が直接ロジャーの音声を受信できます。「ロジャー アンリミテッド」で受信機機能を無制限にセットアップでき、最もシンプルかつ高音質な組み合わせ です。
② ロジャーネックループ+Tコイルモード:他社補聴器対応
お使いの補聴器がフォナック以外のメーカー(または人工内耳)であっても、Tコイル(誘導コイル)を搭載している機種であれば、ロジャーネックループと組み合わせることでロジャーシステムを利用できる場合があります。
③ ロジャー エックス(オーディオシュー):他社補聴器対応
フォナック以外のメーカーの補聴器や人工内耳をお使いの場合でも、対応機器であればロジャー エックス(Roger X)を組み合わせてロジャーシステムを利用できます。
| 受信方法 | 適用補聴器 | 特徴 |
|---|---|---|
| ロジャーダイレクト | RogerDirect対応のフォナック補聴器(インフィニオ/ルミティ/パラダイスシリーズなど) | 外部受信機が不要。補聴器本体でロジャーの音声を受信できる |
| ロジャーネックループ | Tコイル内蔵補聴器・人工内耳 | Tコイルを利用して接続。1台で両耳の補聴器へ音声を届けられる |
| ロジャー エックス | 対応する他社耳かけ型補聴器・人工内耳など | 汎用性が高く、さまざまな機器で高音質のまま利用できる |
ロジャーが特に力を発揮するシーン
当店でロジャーをご使用いただいているお客様のお話を伺うと、特に次のような場面で「聞き取りやすくなった」と感じる方が多くいらっしゃいます。
当てはまる場面はありませんか?
- 大人数の会議・商談
話し手との距離がある会議室でも、ロジャーが話し手の声を補聴器へ届けることで、聞き取りをサポートします。 - セミナー・講演・研修
講師にロジャーマイクを身に着けてもらうことで、後方の席でも講師の声を聞き取りやすくなります。 - レストランや会食
テーブルの中央にロジャーを置くことで、騒がしい環境でも会話に集中しやすくなります。 - オンライン会議
対応する機器ではPCとケーブル接続により、オンライン会議で活用することもできます。 - 屋外での会話や散歩
同行者にロジャーマイクを身に着けてもらうことで、距離がある場面でも会話を聞き取りやすくすることが期待できます。 - テレビ・音楽鑑賞
ドッキングステーションなど対応アクセサリーと組み合わせることで、テレビの音声を補聴器へ届けることができます。
ロジャーと障害者総合支援法の補装具費支給制度
ロジャーの一部製品(送信機・受信機)は、障害者総合支援法に基づく補装具費支給制度の対象となる場合があります。
制度を利用できるかどうかは、身体障害者手帳の区分や聴力、自治体の判定など、所定の要件を満たしているかによって異なります。
当店は障害者総合支援法に対応した補聴器専門店です。制度の利用をご検討中の方には、対象製品のご案内から申請手続きの流れまでサポートしております。ご自身が制度の対象となるか分からない場合も、お気軽にご相談ください。
まず試してみることが一番大切です

ここまでお読みいただき、「自分の聞こえ方にも合うのだろうか」と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ロジャーは、補聴器の機種や使用する環境、聞こえ方によって感じ方が異なります。そのため、ご購入前に実際の生活環境で試してみることが大切です。秋葉原補聴器リスニングラボでは、ロジャーの無料レンタルサービスをご用意しています。
職場での会議やセミナー、ご自宅でのテレビ視聴など、普段の生活の中で聞こえ方や使い勝手をご確認いただいたうえで、ご購入をご検討いただけます。「自分に合うかどうかを試してみたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

🏪 秋葉原補聴器リスニングラボへのご来店・お問い合わせ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 店舗名 | 秋葉原補聴器リスニングラボ |
| 住所 | 〒101-0021 東京都千代田区外神田4丁目7-1 新東ビル eイヤホン秋葉原店本館内 6F |
| アクセス | JR各線 秋葉原駅 電気街口より徒歩5分/地下鉄銀座線 末広町駅1号出口より徒歩1分 |
| フリーコール | 0800-777-3341(通話料無料) |
| 電話番号 | 03-5298-5573 |
| 営業時間 | 11:00〜19:00 |
| 定休日 | 月曜・火曜(土日祝も営業中!) |
| 公式サイト | https://秋葉原補聴器.com/ |
当店の強み
- 認定補聴器技能者スタッフが丁寧に対応
- 世界主要7メーカーの補聴器を取り扱い
- 補聴器・ロジャーの2週間無料レンタル実施中
- 他店購入の補聴器調整・アフターケアにも対応
- 障害者総合支援法対応店
よくある質問(FAQ)
Q1. 補聴器を使っているのにロジャーが必要なのはなぜですか?
補聴器は、話し手との距離が近いほど聞き取りやすく、一般的な目安として約1.5m以内の会話で性能を発揮しやすいとされています。距離が離れたり、周囲が騒がしかったり、反響が多い環境では、聞き取りが難しくなることがあります。
ロジャーは、話し手の近くに置いたマイクで音声を集音し、その音声を補聴器へ送信する補聴援助システムです。そのため、距離・騒音・反響音の影響を受けやすい場面でも、話し声を聞き取りやすくすることが期待できます。
Q2. ロジャー3シリーズはどの補聴器と組み合わせられますか?
対応する受信機や接続方法を選ぶことで、国内で販売されている多くの補聴器・人工内耳と組み合わせて使用できます。
フォナックのロジャーダイレクト対応補聴器(インフィニオ・ルミティ・パラダイスシリーズなど)では、外部受信機を装着することなくロジャーの音声を受信できます。フォナック以外の補聴器では、Tコイル搭載補聴器+ロジャーネックループや、ロジャーエックス(オーディオシュー)など、補聴器の機種に応じた接続方法があります。
お使いの補聴器に対応している受信方法については、メーカーや機種によって異なりますので、お気軽に店頭スタッフへご相談ください。
Q3. ロジャー オン 3とロジャー セレクト 3、どちらを選べばよいですか?
一台でさまざまなシーンに使いたい方にはロジャー オン 3、会議や食事会など、卓上に置いて複数人との会話を快適に聞きたい方にはロジャー セレクト 3がおすすめです。
両機種とも基本的な聞こえの性能に大きな違いはありません。しかし、ロジャー オン 3は話し手に向けて使うハンドヘルドタイプで、スマートフォンアプリによる設定変更やテレビ・オンライン会議など幅広い用途に対応しています。一方、ロジャー セレクト 3は卓上に置くだけで話し手を自動で検知するため、会議やレストランなど複数人での会話が多い方に適しています。
どちらが最適かは、普段の使用シーンによって異なります。当店では試聴・貸し出しも行っていますので、実際に使い比べてご自身に合ったモデルをお選びいただくのがおすすめです。
Q4. ロジャーのセットアップは難しいですか?
ロジャー3シリーズからは「ロジャー アンリミテッド」機能により、補聴器への受信機セットアップがボタン一つで完了するようになりました。当店では購入後のセットアップサポートも行っていますので、安心してご利用いただけます。
Q5. 障害者総合支援法で補助を受けることはできますか?
はい。ロジャーの一部製品(送信機・受信機)は、障害者総合支援法の補装具費支給制度の対象となる場合があります。
利用するには、身体障害者手帳の対象となる聴力であることや、自治体の判定を受けることなど、いくつかの条件があります。当店は障害者総合支援法対応店です。制度の対象となるかどうかのご相談から、申請手続きまでサポートしておりますので、お気軽にご相談ください。
Q6. 購入前に試せますか?
はい!当店では補聴器と同様、ロジャーの有料貸し出しを行っており、実際の生活環境でお試しいただけます。「効果があるかどうか不安…」という方こそ、ぜひ一度ご体験ください。詳細はフリーコール 0800-777-3341 または店頭にてご確認ください。










