助成金や補助金で購入できる補聴器のおすすめを人気ランキング形式で紹介しています。補聴器購入時に使える助成金や補助金がありますが、申請手続の方法がわからず困っている方は多いようです。また補助金対応した補聴器があることもあまり知られていません。
当サイトでは地方自治体の助成金制度や補助金を利用して、購入できる障害者総合支援法対象の補聴器を、メーカー・価格・性能・特徴を比較していますので、補聴器の購入前や補聴器選びの参考にしていただけるようになっています。また助成金や補助金の申請方法から補聴器の購入・納品までの流れをわかりやすく解説しています。これから助成制度を利用して補聴器購入を検討している方はぜひご一読ください。
補聴器の助成金・補助金とは
補聴器の助成金や補助金は、障害者総合支援法という法律で定められた公的補助制度を利用して、補聴器購入時の補助を受けられます。障害者総合支援法による補聴器の補助金は、聴覚障害の認定を受けて障害者手帳の発行をされた方が対象になり、各自治体に設けられた相談窓口で申請の案内や相談をすることが可能です。
たとえば東京都千代田区にお住まいの場合は、千代田区健福祉部障害者福祉課総合相談担当が窓口相談を受けてくれます。
詳しい障害者総合支援法の概要はこちら→厚生労働省公式ページへ
障害手帳申請方法
障害者総合支援法での補聴器購入時の補助金を申請するには、障害者手帳の発行が必要です。難聴の程度が申請条件に当てはまる場合のみ申請可能となり、等級では数字が小さいほど障害が重い状態になります。下記に当てはまる場合に申請が可能です。
2級 | 両耳の聴力レベルがそれぞれ100デシベル以上のもの 耳元でさけべばかろうじて会話できるレベルの難聴 |
---|---|
3級 | 両耳の聴力レベルが90デシベル以上のもの 耳元でさけんで会話できるレベルの難聴 |
4級 | 1.両耳の聴力レベルが80デシベル以上のもの 耳元で大きな声で会話して聞こえるレベルの難聴 2.両耳の普通話声の最良の語音明瞭度が50パーセント以下のもの |
6級 | 1.両耳の聴力が70デシベル以上のもの 近くで大きな声で話せば会話できるレベルの難聴 2.一側耳の聴力レベルが90デシベル以上、他側耳の聴力レベルが50デシベル以上のもの 90デシベル側の耳ではさけび声くらいで聞こえ、反対の耳は静かな場所なら普通の声が聞こえるくらいの難聴 |
以上の条件に該当する難聴者が申請すると手帳の発行が可能です。
カンタンではありますが、手順をご紹介いたします。
現住所のある自治体の障害福祉課相談窓口で、手帳申請に交付申請書類と医師の記入が必要な診断書をもらう
次のリンクでもダウンロード可能(障害者手帳の申請用意見書)
申請書類の記入(マイナンバーが必要)
自治体で指定された耳鼻咽喉科医師または、指定病院で診察をうけて意見書を書いてもらう
障害福祉課に交付申請書類と医師の意見書・マイナンバーカードを提出する
書類判定のあと障害者手帳が発行される
各自治体で申請に関する要件が異なることがあるのでしっかりと説明を受けてくださいね。また東京都では東京都心身障害者福祉センターに行くことで直接判定が受けられます。障害者手帳2級以上の認定は直接判定のみとなり、未成年で法定代理人(親や後見人)以外が申請する場合は委任状が必要です。
聴覚障害の認定以外の障害者手帳は非対象
すでに他の障害で障害者手帳をお持ちの方でも、聴覚障害の認定を受けていない人は、補聴器の補助金を受けられません。他の障害で手帳をお持ちの場合でも、難聴判定の指定病院や指定医からの認定をあらためて受ける必要があります。認定までの手続きは自治体で異なりますので、自治体の窓口で確認してくださいね。
それでは助成金・給付金の手続きの流れについて紹介していきます。
障害者総合支援法の給付金の手続きについて
補聴器の助成金や給付金の手続きでは、現住所を登録している自治体の区役所にある福祉課で補装具(補聴器)の支給申請をします。
必要なものは以下のものが必要です。
- 申請書類
- 医師からの意見書
- 障害者手帳(6級から)
- 補聴器の見積書
- 印鑑(シヤチハタ・認め印不可)
※未成年では法定代理人(親や後見人)の身元確認書類、また法廷代理人以外が申請する場合は委任状と身元確認が必要な場合があります。
続きまして補聴器納品までの流れを紹介してきます。
申請から補聴器納品までの流れ
福祉課窓口のでの申請から補聴器納品までの流れをご紹介いたします自治体によって多少流れが異なりますが、下記のような流れです。
福祉課で障害者手帳を持参して伺い支給申請書・意見書をもらう
指定病院で診察を受け、意見書をもらう
意見書を補聴器専門店に提出し見積り書を作成してもらう
支給申請書・医師の意見書・補聴器の見積書の3点を福祉課に提出
審査 初回は約1か月・2回目以降は同じ内容であれば1週間程度
支給決定のお知らせと支給券が自宅に届く
※同時に見積りを書いた補聴器販売店にも支給決定通知が届きます。
補聴器専門店で補聴器の発注
約1週間後、補聴器の調整を行い納品
※納品の際には支給券と引き換えになります。
申請から納品まで滞りなければ1か月~2か月程度で手続きが完了できます。
聴力の変動がある場合
補聴器の補助金を申請して購入した後に、聴力の変動があってお使いの補聴器が使用できない場合は、相談医または指定病院で再検査して申請することが可能です。
再申請の際には障害者手帳等級の再判定と補装具の再判定が必要ですので、指定医と相談医の意見書と補聴器の見積り書をあらためて取得して、お住まいの福祉課に提出しましょう。
東京都に限っては東京都心身障害者福祉センターで障害者手帳・補装具の判定が可能で、役所や病院を行き来して行う作業が一度で済みます。
東京都心身障害者福祉センターが混んでいる日や、申請や判定ができる日が決まっているので電話で要確認と予約が必要です。東京都心身障害者福祉センターでは都内の住所があれば来訪し判定を受けられ、飯田橋本所・麹町別所・多摩支社の3つがあります。
なお補聴器の判定では、飯田橋本所は月7~8日ほど、多摩支社は月2~4日ほど判定の受けられる日にちを設けているようです。
※麹町別所は補聴器の判定ナシ
障害者総合支援法対象の補聴器とは
障害者総合支援法の補助金では、基準金額と所得税区分から算出された一定の金額が支給されますので、各補聴器メーカーでは補助金の金額で購入できる障害者支援法対応補聴器を用意しています。比較的性能が安定しているモデルで、一般的な補聴器に比べても抑えられた価格で購入できる特別な補聴器です。
なお基準となる金額はこのようになります。
形状 | 概要 | 基準金額 |
---|---|---|
高度難聴用ポケット型 | JIS-C5512-2000 による 90 デシベル最大出力音圧のピーク値の表示値 が 140 デシベル未満のもの。 90 デシベル最大出力音圧のピーク値が 125 デシベル以上に及ぶ場合は 出力制限装置を付けること。 |
¥34,200 |
高度難聴用耳かけ型 | ¥43,900 | |
重度難聴用ポケット型 | 90 デシベル最大出力音圧のピーク値の表示値が 140 デシベル以上のも の。 その他は高度難聴用ポケット型および高度難聴用耳かけ型に準ずる。 |
¥55,800 |
重度難聴用耳かけ型 | ¥67,300 | |
耳あな型(レディメイド) | 高度難聴用ポケット型および高度難聴用耳かけ型に準ずる。 ただし、オーダーメイドの出力制限装置は内蔵型を含むこと。 |
¥87,000 |
耳あな型(オーダーメイド) | ¥137,000 | |
骨導式ポケット型 | IEC Pub 118-9(1985)による 90 デシベル最大フォースレベルの表示 値が 110 デシベル以上のもの。 |
¥70,100 |
骨導式眼鏡型 | ¥120,000 |
補聴器をご検討の方からよく質問される事項がありますのでご紹介していきますね。
Q.いくらまで補助してくれますか?
A.
障害者手帳の等級や必要になる補聴器の形状によって、支給される基準額が決まっています。またこれらは医師の意見書を参考に自治体での審査によって取り決めされます。こうして定められた基準金額から所得割によって全額公費負担と1割自己負担で対象機種を購入できます。
なお所得割が46万円以上の場合は補助の対象になりません。
Q.金額がオーバーしてしまったらそうすればよいか
A.
購入したい補聴器が基準金額や支給金額を超えている場合は、自己負担で賄い購入できます。ただし自治体によっては認められないことがあるので、事前に確認が必要です。
Q.補聴器の買い替えの再申請は必要か?
A.
障害者支援法対象の補聴器を買い替える場合は、購入して5年以上経過している場合は申請して補助を受けられます。ただし修理して使用することが優先する自治体もありますので確認が必要です。
Q.修理も補助金の対象になるか
A.
障害者総合支援法で申請して購入した補聴器は、修理費補助の申請をすることで修理費用の負担を軽減できます。故障した際には、補聴器の修理を出す業者に修理見積りをもらい、申請しましょう。
Q.補助金申請から補聴器納品まで期間はどれくらい
A.
総合支援法での補助を申請してから納品までは1か月程度で、長くても2か月程度で納品が可能です。特例条件などの申請があると長く時間がかかります。
Q.障害者支援法の対象以外の補聴器でも購入できますか?
A.
障害者総合支援法の対象以外の補聴器は、差額を自己負担することで購入できます。ただし自治体によって、指定機種以外の購入ができないことがありますので注意してくださいね。
Q.耳あな式も選べるか
A.
総合支援法の補助のみで購入できる補聴器は、各メーカーとも耳かけ型が多いですが、耳あな型もあります。総合支援法での補助金制度は、原則片耳で耳かけ型補聴器の補助を行うようになっており、耳あな型補聴器は特例という耳あな型でなくてはいけない特殊な事情が必要です。特殊な事情があって耳あな型の申請が通った場合は、支給金額内で補聴器を選ぶか、差額を自己負担して購入します。
Q.両耳分で補助を受けられるのか
A.
総合支援法での補助は原則片耳です。
難聴や仕事上などの事情があれば両耳での特例申請が可能です。
Q.特例申請はどうすればいいですか
A.耳あな型・メガネ型・骨導式などの形状や、耳かけ型でも両耳の装用を希望する場合は、医師の意見書を参考に審査を受ける必要があります。
仕事上や、障害上で必要性があれば、特例申請することができます。
Q.他の部位の障害手帳でも補聴器の購入補助をうけられるか
A.
障害者手帳でも聴覚障害認定を受けていない場合は、補聴器の購入補助は受けられません。
Q.他の部位の障害と聴覚障害で等級が高い場合は補助金が上がりますか
A.
複数の箇所で障害があり等級が高い場合でも、聴覚障害の等級を参考に基準金額が算定されます。
Q.障害者支援法対応補聴器は通販で買えますか?
A.
障害者支援法対応の補聴器は、通販での購入ができません。
店舗での対面販売のみで購入可能です。
Q.診察の費用などはかかるの?
A.
補聴器の補助金申請では、診察や検査費用・意見書作成費用が別途かかります。これらの病院でかかる費用は自己負担です。
Q.片耳難聴で総合支援法の補助は受けられますか
A.
片耳難聴でも片耳が健康で、片方の耳が全く聞こえない(失聴)の場合は手帳申請ができないため、補助を受けることができません。 片耳が50デシベル以上の難聴かつ、片耳がほとんど聞こえないというような場合は申請できる可能性があるので指定病院で診察を受けてみるといいでしょう。
補聴器の修理について
総合支援法対象の補聴器は、通常の補聴器よりも保証期間が短く設定され、1年間のみメーカーの無償修理保証がつきます。また無償修理期間以降の修理料金は、総合支援法で申請した補聴器であれば、自治体に修理費の補助を受けることが可能です。本体の故障だけでなく、周辺機器の修理費用も申請できるものもあります。
修理見積をもらい、その都度申請すれば修理費用の負担を軽減できる仕組みになっていますので、故障したときには相談しておくといいでしょう。
助成金や補助金で購入できる補聴器の選び方
障害者総合支援法対象の補聴器は、基準金額をもとに値段が決まるので、価格に差がありません。またどのメーカーであっても、高度・重度難聴向けの耳かけ型補聴器で対象機種を用意しているので、大きさや形状はほぼ同じです。障害者総合支援法対象の補聴器で選ぶポイントとしては、下記のようなことを重視すると扱いやすい補聴器を選べます。
防水
まず常に装着し使い続けるため、過酷な環境になりやすい補聴器の故障をなるべく減らすには、防水防塵性能をしっかり確認しましょう。防水防塵性能が高いほど不用意な故障は減ります。
補聴器の出力と音質
重い難聴になるほど出力が必要になるため、最大出力の数値をもとに選ぶことも重要です。またあなたの聴こえ方に合った音質を見極めるのも大切で、いままでの聞こえ方に近いものや低い音が聞こえやすいとか、高い音が聞こえやすいなどの音質を重視するのも選ぶポイントですね。音質はチャンネル数が多いほどなめらかで自然な聞こえ方になりやすいのでチャンネルにも注目してみるといいでしょう。
ワイヤレス対応の補聴器
ワイヤレスアクセサリーに対応しているかというのも大事です。電話やテレビなどで便利に使えるとか、ワイヤレスマイクなどを追加して離れた場所の聞こえを向上させるなど、補聴器だけでは対応できない環境で使用することも期待できます。
カラーバリエーション
障害者総合支援法対象の補聴器でもカラーバリエーションが選べるものが増えてきました。昔はベージュだけだったのですが、今やさまざま色が展開されている補聴器もあって、見かけが悪いという印象がなくなってきています。またメーカーによって子供用のモデルはカラフルでかわいいものがありますね。
取扱店の数
取扱店の数が多いことが優位と考えられることがあります。引っ越しなどをして住む地域が変わった時のアフターケアに困らないのは取扱店の多いメーカーの補聴器です。取扱店の多さから考えるのも一つの手でしょう。
電池(バッテリー)のコスト
障害者総合支援法対象の補聴器は、電池式のみ販売されており、バッテリーのコストというのも考えどころです。アンプの消費電流によって使用時間が決まってきます。出力が大きいとか聞こえの補助をしてくれる機能が多いほど電池持ちが短くなりますし、電池のサイズが大きいほど容量が増え使用時間が伸びます。聞こえの性能を抑えれば、電池持ちがよくなるとも捉えられるので、低コスト重視かパフォーマンス重視かを考える必要もあるでしょう。
このようなところで障害者総合支援法向けの補聴器は選ぶことがおすすめです。
助成金や補助金に対応した補聴器の人気おすすめ5選!
総合支援法に対応したものでおすすめできる性能や機能の補聴器をランキング形式で5つご紹介していきます。信頼できる性能のものやコストを重視したものから選出していますのでご覧ください。
ベルトーン補聴器 オリジン2-75D(Beltone Orgin2-75D)
- アメリカ
- 耳かけ型BTE
- 1年保証
- 13電池
- ワイヤレス通信なし
ベルトーンの総合支援福祉対応の補聴器のオリジンはシンプルかつ使いやすい補聴器です。手に取りやすいサイズ感と自身で操作がカンタンにできるボリューム調整が特徴的な耳かけ型補聴器です。環境に対応できる指向性がついており、雑音の抑制も機能してくれるので会話に必要な機能がしっかりついているのであまりにも騒がしい環境で使わなければ快適性を維持してくれます。
オリジン2-85Dのポイント!
- 最小限の装備で安価
- ナノコートで基盤腐食に強い
- 扱いやすいアナログボリューム
- 強力なハウリング・雑音抑制で静か
- 言葉に焦点をあわせる指向性
- 磁気誘導での電話サポート機能
片耳市場価格相場 | メーカー希望価格79,000円 当店価格はお問い合わせください。 |
電池寿命 | 最大約230時間 |
適応聴力 | 高度難聴 |
指向性 | 環境適応型指向性 |
チャンネル数 | 4ch チャンネル数が多いほど自然でなめらかに聞こえになります。 |
おすすめ | ★★★ |
スタッフのレビュー
ベルトーン補聴器のオリジンは扱いやすい耳かけ型補聴器です。小さすぎないサイズなので多くのユーザーが扱いやすいようにデザインされています。喜ばれるポイントの一つに、アナログボリュームがあります。音域のメモリが記載されているので視覚的にもどのボリューム位置なのかが自分でもわかり、操作もしやすいです。福祉に対応するので、高度難聴よりお使いいただける出力を出せるので音をしっかり聞かせてくれます。難聴度に合わせて耳栓を選べ、耳のカタチをとったオーダーメイド耳栓のイヤモールドを装着可能です。撥水加工がされているので汗での故障のリスクを減少してくれるのもいいですね。福祉対応機種ベルトーン、オリジンは特に高齢の方に人気があります。
オーティコン補聴器 C100(Oticon C100)
- デンマーク
- 耳かけ型BTEタイプ
- 2年保証
- 13電池
- ワイヤレス通信あり
オーティコン補聴器の障害者支援法機種がC100です。耳かけ型のBTEタイプの補聴器でプログラムの切り替えや音量の調整などをカンタンに操作できます。高度難聴から対応できる高出力が出せる補聴器です。ハウリングや雑音抑制に強いので会話の聞きとりをしやすくしてくれます。カラーも12色あるのでお好きなカラーを選びやすいです。
C100のポイント!
- ハウリングに強い
- カラーが豊富
- IP58の防水
- 保証が2年対応
- ワイヤレスでストリーミングが可能
- 柔らかい音質が特徴
片耳市場価格 | オープンプライス 当店価格はお問い合わせください |
電池寿命 | 最大約230時間 |
適応聴力 | 高度難聴 |
指向性 | 環境適応型指向性 |
チャンネル数 | 8ch チャンネル数が多いほど自然でなめらかに聞こえになります。 |
おすすめ | ★★★★ |
スタッフのレビュー
オーティコン補聴器の障害者支援法対応機種C100は高音域が響きすぎない、柔らかな音質が特徴的です。オーティコンの中でも比較的新しいチップを搭載しており、ワイヤレス通信が可能なのも嬉しいですね。耳かけ型のBTEタイプなので耳栓を取り替え可能、難聴度が高ければオーダーメイドの耳栓を着けるとより豊かな音を聞かせてくれるでしょう。防水加工もしっかりと付いているので汗や水での故障のリスクが少ないです。福祉対応補聴器の中でも選べるカラーが多いので好みの色を見つけやすいのではないでしょうか。オーティコンの福祉対応補聴器は、スペックも高く人気のあるモデルです。
シグニア補聴器 テネオHP+(Signia Teneo HP+)
- ドイツ
- 耳かけ型BTEタイプ
- 1年保証
- 13電池
- ワイヤレス通信あり
シグニア補聴器がリリースしている総合支援法対応補聴器がテネオです。テネオはバイナックスシリーズの性能を引き継いだモデルで、雑音の抑制や指向性もしっかり機能してくれます。シグニア補聴器に対応する通信機、イージーテックブーストに対応しテレビやスマートホンと通信が可能です。防水加工もしっかりついた優れた補聴器です。
テネオHP+のポイント!
- イージーテックブースト対応
- スマホやテレビとの通信ができる
- IP67の防水加工
- きめ細かい音質調整が可能
- バイナックスシリーズと同等性能
- ハウリングに強い
片耳市場価格 | メーカー価格 43,900円 当店価格はお問い合わせください。 |
電池寿命 | 最大約235時間 |
適応聴力 | 高度難聴~重度難聴 |
指向性 | アダプティブ |
チャンネル数 | 24ch チャンネル数が多いほど自然でなめらかに聞こえになります。 |
おすすめ | ★★★★ |
スタッフのレビュー
シグニアの障害者総合支援法対応補聴器がテネオです。テネオはハウリングストッパーを搭載しているので、ハウリングに強く、周波数圧縮もできるのでよりクリアな音質調整を可能としています。チャンネル数は24chで(調整できるchは12)他メーカーの支援法機種と比べても多いですね。補聴器の機能は、ワイヤレス機器に対応しているので会話以外でもテレビや通話など、補聴器で楽しめるようになっています。バイナックスシリーズの性能を少し落とした機能ですが福祉対応機種の中ではかなり機能性のある、スペックの高いモデルですね。
GNリサウンド補聴器 ダイナロジック・アンビオ
- デンマーク
- 耳かけ型BTEタイプ
- 1年保証
- 13電池
- ワイヤレス通信あり
GNリサウンドが2019年に新たにリリースした総合支援法対応補聴器がダイナロジック・アンビオです。特徴として、騒がしい環境化での会話に強く、高度難聴や重度難聴に必要な出力を出してもハウリングのリスクが少ないのがポイントです。ワイヤレス通信も可能で、プログラムの中でもミュージックモードが選べます。
ダイナロジック・アンビオのポイント!
- 騒がしい環境に強い
- ハウリング抑制が強力
- ワイヤレス機能が充実
- 両耳連動通信可能
- 雑音抑制機能が強い
- ミュージックモード機能あり
片耳市場価格 | オープンプライス 当店価格はお問い合わせください |
電池寿命 | 最大約220時間 |
適応聴力 | 高度難聴 |
指向性 | 環境適応型指向性 |
チャンネル数 | 17ch チャンネル数が多いほど自然でなめらかに聞こえになります。 |
おすすめ | ★★★★★ |
スタッフのレビュー
GNリサウンドの総合支援法対応機種のダイナロジック・アンビオはエンヤの次に登場したモデルで、かなり高性能な補聴器ですね。エンヤにはなかった機能がほぼすべて付いているので、スペックで見ると正直100,000円以上の補聴器と変わらない性能をしています。両耳間通信やハウリングストッパー、ウインドブロックなど会話の妨げになりやすい状況下でも快適性を維持しやすくしてくれます。ワイヤレス通信もできるので会話以外でも使えるスマート補聴器です。スマートホンをリモコン代わりにできたり、満足度の高い性能となっています。
また低域の再生力が総合支援法対応の補聴器の中では一番なので、より重い難聴に対応できるのがポイントです。
フォナック補聴器 ナイーダV30-SP(Phonak Naida V30-SP)
- スイス
- 耳かけ型BTEタイプ
- 1年保証
- 13電池
- ワイヤレス通信あり
フォナック補聴器の福祉対応機種の中でも古くから人気のあるモデルがナイーダです。前世代はクエストシリーズでしたが、新たにベンチャーシリーズが福祉対応となりました。高度難聴から重度難聴まで、高い出力を出せるハイパワー補聴器です。ワイヤレス通信もでき、フォナックのロジャーと組み合わせることで、よりさまざまな環境でも快適に会話を楽しめる補聴器です。
ナイーダV30-SPのポイント!
- 環境認識による自動調整
- 高音域の聞きとりを上げてくれる
- IP67の防水と防塵性能
- 明瞭度に合わせた音質調整ができる
- 両耳通信機能
- マイクの保護が強化
片耳市場価格 | オープンプライス 当店価格はお問い合わせください |
電池寿命 | 最大200時間 |
適応聴力 | 高度難聴 |
指向性 | 環境適応型指向性 |
チャンネル数 | 8ch チャンネル数が多いほど自然でなめらかに聞こえになります。 |
おすすめ | ★★★★★ |
スタッフのレビュー
フォナックのナイーダV30は高度難聴から重度難聴に対応する、ハイパワー補聴器の中でもすぐれた性能を持っています。サウンドリカバーにより高い音域もカバーでき、騒がしい環境や静かな環境など、使うシーンにより補聴器が快適な音質に調整してくれるようになっています。クエストシリーズと比べて、約60%耐水性や強度が増しているのでますます故障のリスクもありません。また言葉の明瞭度が低下すればより困難になる騒音下での会話ですが、こんな時に一緒に使っていただきたいのがロジャーです。離れた距離からの会話や雑音下、騒音下ではロジャーとの組み合わせが大変オススメです。ロジャーについてはこちらへ→ロジャーについて
以上が障害者総合支援法などの補助金や助成金で購入できる補聴器でおすすめの補聴器でした。人気の補聴器では防水性が高く、コストより性能や機能を重視したモデルがランクインしており、やはり長い期間で使うことを想定した機種選びをするようですね。これらのモデルで納得できないかたは補助金に差額を追加して現行販売モデルを選ぶと小型化や高性能化も可能ですよ。
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どれだけ人気があっても最終的には聞かなくては補聴器の聞こえがあなたに合うかはわかりません。続いて総合支援法対象の補聴器の試聴やレンタルについてご紹介していきます。
障害者総合支援法対象の補聴器の試聴やレンタルについて
障害者総合支援法対象の補聴器は試聴やレンタルをすることが可能です。言葉を聞き取りやすいということが最も大切で、あなたに合う聞こえ方がどうか聞いてみることが決め手になるため、補聴器を試聴やレンタルでしっかり試すことがおすすめです。
補聴器の試聴
総合支援法対象の補聴器は、取扱店舗で試聴することができます。あなたの聴力を測定して最適な状態にした補聴器で、試し聞きすることであなたの要望に見合う補聴器かどうかを判断できます。
複数のメーカーを取り扱っている補聴器専門店ならば、比較しながらよりよいものを探すことができるでしょう。
補聴器のレンタルでお試し
補聴器はレンタルすることもできて、申請の期間レンタルしてくれるお店が多いので、しっかり試めせます。試聴してみて印象が良かった補聴器を、実際の環境で試すことで本当にあなたにとって十分な性能の補聴器か理解できるでしょう。
まとめ
総合支援法対象の補聴器は、お住まいの自治体で申請をすることで自己負担を少なくして安定した性能の補聴器を購入できます。各メーカーで細かな性能の違いもあるので、あなたが重視するポイントを比較して機種を絞って、実際に試聴して聞こえ方の確認をして行くのがいいでしょう。
もし総合支援法に対応した補聴器で納得できないときには、少し負担があっても差額でスペックの高いもので納得のいく補聴器を選ぶのがおすすめです。
障害者総合支援法を使って対象の補聴器を選ぶことで、自己負担を少なくあなたの生活の質を向上させ、よりコミュニケーションをとりやすくなるでしょう。