ムンプス難聴の最適な補聴器の選び方を5分で解説!ムンプス難聴は補聴器の効果が出にくいがある聞こえの改善の難しい難聴です。
片耳難聴専用の補聴器で聴力に合わせた調整をおこなうことで、あなたのムンプス難聴にバッチリ合う補聴器になります。
ムンプス難聴になってしまうと、片耳が聞こえなくなってしまい会話が困難になる状況が増えてくることでしょう。
それによって進学して授業が難しくなって学業で悩むことや新しいクラスで馴染めるか心配になったり、就職し新しい環境でスタートする時には理解者が少ないぶん苦労するかもしれません。
周りの人と協力しなくてはいけない作業や聞き逃しができない仕事での会議では不安が頭をよぎることがあるはずです。
ムンプス難聴による片耳難聴が原因で、人間関係に積極的になれずうまくいっていないと感じたことがある方は、今回紹介するムンプス難聴用の補聴器を取り入れてみましょう。
あなたの最大の悩みである会話のコミュニケ―ション向上が期待できます。
それではムンプス難聴用の補聴器の紹介だけでなく、おすすめの補聴器や購入方法を紹介していきますね
まずムンプス難聴がどのような病気が元で難聴になっているのか、補聴器以外の改善方法が無いかを説明していきます。
ここからはムンプス難聴について説明してきますね。
ムンプス難聴の原因と治療への道
ムンプス難聴になった人の中には、幼いころに片耳がいつのまにやら聞こえなくなっていて、受診するとムンプス難聴と言われた記憶があるが、原因は知らないという人がほとんどです。
その難聴のメカニズムを紹介し治療についても説明していきます。
ムンプス難聴の原因はウィルス
ムンプス難聴はおたふく風邪(流行性耳下腺炎)の原因であるムンプスウィルスが、耳の奥にある内耳に感染して蝸牛という部位にある有毛細胞が、ウィルスにより障害が起こり音自体を感じることができなくなることでおこる高~重度の感音性難聴です。
おたふく風邪を引いた直後から2週間ほどの間で0.2%~1.1%程度の確率で発症しほとんどの場合が片耳難聴になりますが、ごくまれに両耳に発症することもあるようです。
発症時には強い耳鳴りやめまいを伴うことがあります。
実は大人になってからもおたふく風邪になることもありまして、顔が腫れるなどの症状が出ず熱っぽい症状だけ出て、その後急激な片耳の難聴とめまいで入院してムンプス難聴と発覚するケースもあるようですね。
ムンプス難聴は治療が難しい
ムンプスウィルスは3~4年の間で流行するウィルスで現在はワクチンはありますが、治療に使う特効薬がありません。
ムンプス難聴も同様のウィルス性の感音性難聴ですから、特効薬がないため発症後の治療が難しいとされます。
病院で治療する際には、ステロイドなどの投薬を行い回復を図ることになりますね。
特に幼少時には難聴になったことがうまく伝えられず発見が遅れてしまうケースがあり、治療がより困難になってしまいます。
ムンプス難聴が治らなければ補聴器で聴力を補うことが最も効果のある改善方法といえます。
では、ココカラは、ムンプス難聴に最適な補聴器について詳しく解説していきますね。
5分でワカル!ムンプス難聴に最適な補聴器の選び方
ムンプス難聴に適した補聴器について、わかりやすく解説していきます。
ムンプス難聴でも難聴になった耳ではほとんど聞き取りができない状態が多くみられます。
補聴器の効果は、難聴後に残っている聴力によって左右されます。
ほとんど聞き取りができない状態では効果がほとんどでませんから、安易に補聴器を購入して使っても効果が出ず失敗してしまうので注意してくださいね。
音に反応ができない場合に補聴器を使って片耳の聞こえを補助していくに最適な補聴器が実はあります。
それではムンプス難聴に適した補聴器とはどんなものか紹介していきます。
ムンプス難聴に適した補聴器の特徴
ムンプス難聴に最も適したの補聴器はクロス補聴器という片耳難聴専用の補聴器です。
クロス補聴器は難聴の耳にクロス送信機を、健康な耳には補聴器を装着して使用します。
片耳難聴専用ですが両耳に補聴器を掛けるには仕組みに理由があるんですよ。
補聴器とクロス送信機は通信で同期するようになっていて、送信機から難聴側の音の情報が常に送信され補聴器で再生されるようになっています。
健康な耳で、元から聞こえている音と聞こえない耳側の音を同時に聞き、両方向の音を補助するということになるのです。
片耳がほとんど聞こえない人や過去に補聴器を試して効果がなかった人は、ムンプス難聴に効果がある方法はコレしかないでしょう。
ムンプス難聴用のクロス補聴器の値段について
ムンプス難聴に適しているクロス補聴器ですが、補聴器の値段とクロス送信機の値段で価格が変わってきます。
クロス補聴器の値段はメーカーによって変わってきます。一覧でまとめてみましたのでご覧ください。
耳かけ型クロス
耳かけ型クロスは3社から販売されています。
フォナック
耳かけクロス補聴器
ビロングシリーズ対応
サイズ:312・13
値段:95,000円(税抜)
ワイデックス
耳かけクロス補聴器
ユニーク・ドリーム・デイリーシリーズ対応
サイズ:Fusion(312)
Fashion(13)
値段:90,000円(税抜)
シーメンス・シグニア
耳かけ型クロス補聴器
プライマックスシリーズ対応
サイズ:Pure(312)
値段:90,000円(税抜)
耳あな型クロス
耳あな型クロスはフォナックのみの販売です。
フォナック
耳かけクロス補聴器
ビロングシリーズ対応
サイズ:312・13
値段:120,000円(税抜)
これに追加して健康な耳に着ける補聴器を使いますが、おおむね15万円~50万円まで幅広く存在し、機能や性能によって価格が変わってくるんです。
値段に比例して性能や機能が変わる補聴器では、実際の生活環境に合わせて性能と機能を決めて機種を選択することで適正な価格の補聴器の組み合わせが選べるようなります。
ココカラはお客様の購入傾向や評価からオススメできるクロス補聴器を紹介していきますね。
ムンプス難聴の方が選ぶクロス補聴器のオススメ
ムンプス難聴をはじめとした片耳難聴向けのクロス補聴器は、フォナック・シーメンスシグニア・ワイデックスの3社が取扱しております。
当社はシーメンス・シグニアとフォナックを扱っていますが、特にオススメしているのはフォナックですね。
クロス補聴器としては、どのメーカーも似たような仕組みなのですが、なぜフォナックがお勧めできるのか説明していきますね。
フォナックのクロス補聴器をおすすめしている根拠
フォナックのクロス補聴器がなぜオススメなのかというと3つの根拠があります。
ひとつめは自動環境認識機能オートセンスOSがあることです。
フォナックは他のメーカーとは異なり、周りの環境を認識し、騒音や雑音を少なくして言葉を自動で強調するように音の調整をしてくれるます。
これにより人の耳に近い音質で会話を聴くことができますね。
ふたつめは自然で耳なじみが良い音質であることですね
補聴器にはメーカーそれぞれで音質の特徴がありますが、フォナックは世界中の医療機関で使用された経験から多くの難聴者に使ってもらうために自然で耳なじみのいい音というのを実現しています。
自分の耳の代わりになるものですから、身体になじみやすい音というのがおすすめできますね。
最後のみっつめはサイズや形状が選べることです。
フォナックのクロス補聴器に限っては、本体サイズと形状が選択できます。
本体サイズは312サイズという小型でコンパクトなモデルと、13サイズという電池容量と操作性に優れるサイズで選べます。
形状も耳かけ型(RIC)と耳あな型で選択できます。
装着感や利便性、聴力に合わせて選択することが可能ですから、様々な要望に対応できる点もお勧めできる理由ですね。
お客様のクロス補聴器レビュー
過去にムンプス難聴をはじめとした片耳難聴によってクロス補聴器を利用したお客様に感想をいただいております。
下記の関連のリンクからご覧になれますので参考にしてください。
ココカラは、失敗しない補聴器の選び方について解説していきますね。
補聴器選びは試聴やレンタルで失敗しない
あなたが最終的に知りたい補聴器自体が効果があるのかは試してみないことにわかりませんし、実際に生活環境で使ってみることで本当の効果を体験できるはずです。
実は補聴器を販売しているお店では購入前に試聴やレンタルをしてお試しいただけるようになっているお店もあります。
補聴器の試聴やレンタルをしている補聴器専門店を探してみよう
補聴器のレンタルというキーワードの後に、住んでいる地域や通いやすい場所を入れて検索してみましょう。
補聴器販売店であれば大体試聴やレンタルできますが、メガネ店やデパートではなく補聴器専門店がおすすめですね。
お店によって試聴やレンタルの可否、レンタルの期間や値段はまちまちです。
予約を取るのと合わせてレンタルできるデモ機のがあるかも確認しておくとよりよいでしょう。
ここからは片耳難聴でクロス補聴器を本気で探す際の注意点です。
クロス補聴器に詳しい補聴器専門店で相談する
クロス補聴器は特殊な補聴器で、最近出てきた新しい補聴器でなかなか過去の例がないことや設定方法が特殊なこともあって、取り扱いしていなかったり試聴してもしっかり効果ができないということも少なくありません。
全国に数は少ないですがクロス補聴器は得意な補聴器専門店がありますので探して相談してみて下さい。
クロス補聴器に詳しい補聴器専門店で相談するメリット
クロス補聴器に詳しい補聴器専門店では、あなたと同じようにムンプス難聴やその他の片耳難聴でまったく音が聞こえないという方で悩んでいる方が、集まってきています。
同じ悩みの方々を経験している分だけ、専門店的な調整もできますし悩みを理解してくれるはずです。
より詳しい補聴器専門店で相談することがあなたにとってもより安心して購入できるというメリットになりますよ。
まとめ
これまでムンプス難聴に最適な補聴器の選び方を紹介してまいりましたが参考になりましたでしょうか。
ムンプス難聴では補聴器の効果が出ないことも考え、片耳難聴専用のクロス補聴器を使い聞こえのカバーをすることで、しばらく忘れていたであろう両方向からの聞こえを獲得できます。
クロス補聴器を相談する際は、試聴とレンタルのできるクロス補聴器の経験値が高い補聴器専門店がおすすめです。
ムンプス難聴で感じていた悩みは片耳難聴の方にしかわからない特有のものですが、クロス補聴器を用いれば両耳聞こえる人との差はなくなり、よりスムーズな会話ができますので、今抱えている不安は取り除かれることでしょう。
ムンプス難聴で補聴器をお探しの際にはリスニングラボにご相談ください。
スタッフ一同お待ちしております。