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耳鳴りがあると答えた92%の方が治療して改善したと感じた方法

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耳鳴りの仕組みがわかり、耳鳴りに対しての効果的な治療が可能になってきました。
耳鳴りの大半は専門のカウンセラーのカウンセリングで解消されます。
そして最近分かった最新の治療法では補聴器を利用することで耳鳴りの改善がみられることがわかっています。

そんな耳鳴りについて書いていきますね。

※耳鳴りの治療について触れていますが、診察をはじめとする専門的な医療行為は医療機関で行います。
弊社は補聴器専門店であり、難聴による耳鳴りの改善のお手伝いはできますが、診察や、根本的な治療は行っておりません。あらかじめご了承ください。
耳鳴りで補聴器を利用したい場合はあらかじめ、医師の診察と治療をうけてからご相談ください。

つらい耳鳴りの原因を知ろう

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「キーン」、「ジーッ」、「ボーッ」など様々な耳鳴りがありますね。日夜続くことで精神的なストレスになってしまって、いろんなことが嫌になってしまう。そんなつらい耳鳴りそんな耳鳴りの原因というのはご存知ですが?

謎が大きかった耳鳴りですが、大きな原因はこのようなものです。

  • 自律神経失調症などのうつ病などの疾患
  • 頭蓋骨のゆがみや、首こり、肩こりによるもの
  • 難聴からくるもの

まだ原因があるとは思いますが、今のところこの原因がもとで耳鳴りが起こることが多いようです。
どれが原因なのかがわかると的確な治療法を行えますので、まず診察してもらいましょう。

最近のデータでは、年齢が上がったことによっておこる耳鳴りは9割ほど難聴を伴っているそうです。
今回は特に難聴を伴っている場合の耳鳴りに関しては効果的な方法です。

耳鳴りが起こっているのに、耳に問題はないと言われた。

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耳鳴りが耳の中で起こっていると考えている人が大半ですから、皆さん耳鼻咽喉科に診療を受けると思いますが、
診療を受けると「問題ないね」と答えられることがほとんどでしょう。

問題ないといわれると「鳴っているのに問題ないわけない。何か違う病気なんだ」と腑に落ちなかったり落ち込んでしまう人がほとんどでしょう。
耳鼻咽喉科で問題ないといわれた方は、耳自体には大きな病気などは問題ないと考えてください。
もし難聴などがあれば、難聴ですねとか、すこし耳が遠くなってきたねなんていわれます。

耳鳴りにはほかの体の部位が関係していることが最近の研究でわかってきました。

そもそも音が聞こえているのは耳ではなく脳である。

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まず前提として理解してほしいのは音を理解しているのは耳ではなく脳の聴覚野というところで理解しているということです。
音の伝わり方は

  1. 音は耳から入り耳の中の蝸牛というところで、音階ごとで電気信号に代わる。
  2. 電気信号になった音は神経を伝って脳の視床という部分に伝わり、音の高さごとに分別される。
  3. 最終的に分別された音が聴覚野というところに送られ音として認識する

聴覚野でこの音は男の人の声だとか女の人の声、これは物音だな。などと認識しています。

音を感じる仕組みを電子ピアノとたとえると、耳が鍵盤、脳がスピーカーだと思ってください。
鍵盤を押すと対応した音が鳴ります。ドとかレと。しかし鍵盤から音がなっているわけではなく、結局聞こえるのはスピーカーから音が鳴りますね。
音をここの音ですよと音階を伝えてのが耳(鍵盤)で、音がこの音ですよと教えてくれるのが脳(スピーカー)ということです。

音が脳で聞いていると理解してもらうと、耳鳴りがどこで起こっているかわかってきませんか?

耳鳴りは脳で起こっている。

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音を聞いているのが脳だとすると、耳鳴りが起こっているのは耳ではなく、脳で起こっているそう考えることができますね。
脳で起こった反応がもとで耳鳴りが起きていますから、耳には問題がないのです。

耳鳴りのメカニズムはこうです。

  1. 何らかの理由で音の伝達がうまくできなくなる(加齢による難聴や、ストレス、神経の障害など)
  2. うまく伝達のできていないよわい音の信号を補うために、脳が弱い信号を補おうと興奮する。
  3. 脳が過度に興奮するため、今まで小さくて聞こえなかったような耳鳴りが大きくなり耳鳴りがする。

このように仕組みで耳鳴りが発生するそうです。
「キーン」や「ザー」や「ジー」など耳鳴りに種類があるのは、聞こえなくなった音の高さ(金属音のような音は高い音、車、電車の走行音などは低い音)によって、敏感になる音が変わるためです。

高い音が聞こえなくなると、「キーン」や「ザー」低い音が聞こえなくなると「ブー」「ボーッ」などの耳鳴りがなります。

ちなみにものすごく静かな部屋にいると「シーン。」という音がきこえますよね。
実はあれも耳鳴りなんです。
あれは静かな部屋で、音を感じ取ろうと脳が頑張ってしまうため、本来小さくて聴こえていない「シーン」という音が聞こえてくるんです。

なぜこうなってしまうんでしょう。

それは人のきこえに関係しています。

人は大きな音を認識しやすい

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なぜ「シーン」という耳鳴りは聞こえてくるのでしょうか。それは人間の耳は大きな音を聞き取りやすいということが関係しています。

よくある例で話すと、がやがやと騒がしい場所で話しいていると近くにいる人の声が聞きづらいことが多いですよね。
しかし話している人が大きな声で話してくれると、しっかり聴こえますよね。
あれは周りのガヤガヤという環境音より声が大きいので認識しやすいということでなんです。
周りうるさくて聴こえないと自然と声が大きくなるのは身体の特徴をわかっていてやっているんですね。

これがわかると静かな部屋の「シーン」も説明できますね。
「シーン」という音を7くらいのボリュームの音だとしましょう。
普段の環境の音が10、静かな場所の環境音が3くらいのボリュームの音だとします。
シーンという音はボリュームが7ですから、普段の10くらいある環境音だとまぎれて気になりません。
しかし静かな場所では環境音が3しかありません。
すると相対的に大きな音になってしまった「シーン」という音は目立ってしまいます。
目立ってしまうと認識しやすくなりますから聞こえてくるわけですね。

ただそんな「シーン」という音も気にしないようにするとふとした拍子に消えていきます。
気がそれたことで聴こえなくなったということです。

意識すると延々と鳴っているということもあります。

耳鳴りは意識するほど症状が悪化していく

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人間は不思議なもので意識してしまうと延々とその現象に執着してしまいます。
失恋してすぐだと相手のこと思い返してしまってずっと泣いてしまったりしますね
特に苦痛なことは頭の中に残りやすく、長引くと失恋相手の写真を見るだけで泣いてしまったりしてしまうのは、苦痛なことが脳に定着してしまっているということになります。
苦痛に感じることで二度と同じ失敗を繰り返さないようにする習性が継続的に苦しめているのです。
しかし不思議なもので新しい恋愛の相手が見つかると失恋相手に対しての悲しみや苦痛は無くなりますね。これは新しい人に意識が移って苦痛の繰り返しから離れられたということです。

同じように耳鳴りが鳴り始めて意識していると、外的ストレスを与えられるたびに耳鳴りがしたり、耳鳴りが鳴っていること自体が苦痛ですから繰り返し耳鳴りが起こってしまいます。
そうすると苦痛を考えて意識し続けてしまう習性が、耳鳴り=ストレスになり、過度に耳鳴りを意識し続けてしまい、延々と頭の中で鳴ってしまうのです。
こうなってしまうといくら騒がしいところでも耳鳴りに集中してしまうのでいつまでも耳鳴りは頭の中にいます。

意識すればするほど耳鳴りはひどくなります。
この苦痛から解放されることができれば耳鳴りの解消につながります。

耳鳴りに対して音響療法を行うことで気にならなくなる。

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耳鳴りに詳しい病院では、治療法として音響療法というのを行っている病院が多いとのことです。
根本の治療には1~2年ほどかけて治療していくのが基本とのことですが、3か月間ほど治療を行うことである一定の回復があり、気にならない程度に小さくなるなどの効果がみられたそうです。

先ほどの説明で「シーン」という耳鳴りが静かな場所で起こり、普段は聞こえていないと書きました。

これも耳鳴りに応用していきます。
「キーン」「ザー」「ジー」などの耳鳴りがある場合にサウンドジェネレーターという専用の機器を利用して、それぞれの耳鳴りに対して効果的な治療音を聞かせます。

そうすることで相対的に耳鳴りの音を小さくして、耳鳴りから気をそらしてやることで少しずつ耳鳴りがならなくなってくるという治療です。
治療音は音響ノイズといって音ではなくテレビの砂嵐のような音です。
音には集中せずリラックスしてBGMのように聞き流すことで、耳鳴りが聞こえづらい状態で耳鳴りのことから気をそらすようにしていきます。

耳鳴りがしているという意識から耳鳴りはしていないという意識に変えていくことで耳鳴りが発生してしまう現象を抑えるのです。
訓練を繰り返すことで苦痛の連鎖から抜けて、耳鳴りが改善していきます。

専門のカウンセリング、そして音響治療と、一貫流れの治療をTRT(耳鳴り再訓練治療法)といいます。
専門的な治療を探している場合はTRTを行っている病院を探すといいかもしれません。

耳鳴りの治療に補聴器を使う

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耳鳴りに関する治療で補聴器を使うことで効果的に治療が行えるというのが最近の研究で分かっています。
特に一定以上のきこえの低下(難聴)を患っている場合に効果的であると結果が出ています。
済生会宇都宮病院の耳鼻咽喉科の研究では耳鳴りに悩む76人の方に補聴器をつけて3か月生活してもらった結果

耳鳴りに悩む76人の方に補聴器をつけて3か月生活してもらった結果
ほぼ消失 30%
あきらかな改善 37%
やや改善 25%
変わらなかった 8%
済生会宇都宮病院 耳鼻咽喉科診療科
新田清一 先生 著書「耳鳴りの9割は治る」より

と92%の方が効果を実感したというデータが出ております。
驚くことにそのうちの半数程度が補聴器をつけた時から耳鳴りが収まったというのです。

補聴器を使うことで今まで難聴で聴こえなかった音がしっかり大きく聴こえますので、脳の過剰な興奮がなくともよくなります。
脳の興奮がないので本来小さい音の耳鳴りは聞こえづらくなり、補聴器で聴こえるようになった音にまぎれてさらに気になりづらくなるのです。
そうして意識を耳鳴りから聴こえている音に移していくことで耳鳴りは聞こえなくなっていくのです。

補聴器は音が聞こえない→小さい音を聞くために脳が興奮→耳鳴りというサイクルに対して聴こえづらくなった音を聞こえやすくするため効果的ですし、耳が聴こえないことがストレスになっているということも改善できるのでより効果を感じそうです。

もちろん前向きな気持ちをもって根気強く続けて耳鳴りから気をそらすことをつづけます。訓練が大切なんです。

耳鳴りに効果があるか補聴器を試してみるのも◎

そんな耳鳴り治療に効果があることがわかっている補聴器ですが、メリットデメリットがもちろんあります。

デメリット

  • 効果的な補聴器での治療には高価な補聴器を買わなくてはいけない(片耳でも10~15万ほど)
  • 健聴者には向かない(効果のある音にできない可能性がある)
  • 補聴器に慣れる必要がある

メリット

  • 音が聞こえるようになるので難聴によるストレスの緩和ができる(聞こえないことに対するストレスが減る)
  • 補聴器をつけているだけで耳鳴りが収まる(もしくは習慣にすると装着すると収まるようになる)
  • ほとんどの場合外しても効果が持続する

実際補聴器が合うか合わないかはわかりませんので、レンタルを行っている補聴器専門店で借りてみるというのがいいと思います。
秋葉原補聴器/リスニングラボでは事情を加味して長期のレンタルも行えます。
長い時間使うわけですから自分に合ったものを選んでください。
もちろんメリットとデメリットは考えられますのでしっかりレンタル期間で判断しましょう。

長い時間使う補聴器は、ナチュラルに聴こえるものがいい。

どれがいいかわからないということにお答えして

おすすめの機種を書いておきます。
日々使う補聴器として使いやすいものだと、Phonakというブランドをお勧めします。
Phonakはスイス製の補聴器で音は自然で綺麗に聴こえるブランドです。
環境に合わせて音の聞こえ方を調整してくれるオート環境認識機能がついているので、煩わしいボタン操作などがありません(他のメーカーはボタンで聴こえを切り替えるものが多い)
補聴器で意外と煩わしいのは、静かな場所から、騒がしい場所に行ったときに音を切り替えないと聞こえづらかったり、使いづらかったりするのです。
掛けたらそのまま出かけれるPhonakは煩わしさが大幅に軽減できるのでお勧めです。
Phonakの補聴器はこちらから→取扱補聴器一覧

あと年齢が若くして耳鳴りを持った方はPhonakもそうですが、Siemens等もおすすめです。
Siemensのほうが少し音が甲高いことや、非常に細かい調整ができますので、若い人は合いやすい印象です。
しかしSiemensは若干値段がお高めです。
好きなほうでいいと思いますし、聞き比べてください。
全体的な使いやすさはPhonekが使いやすいなと扱っていても思います。

勇気を出してご相談ください。前向きな気持ちを持つことが大事ですから
なお補聴器にはサウンドジェネレーターが搭載されているものがあります。
弊社取り扱いのPhonakの補聴器にはサウンドジェネレーターは搭載されていますので、もしリハビリで探している場合はご検討されてもいいと思います。
サウンドジェネレーター機能をつかう場合は医師の立会の下調整してくことが不可欠ですので、かかりつけ医としっかり相談してください。

最後に

耳鳴りは「治すんだ」「治る」と前向きな気持ちをもって治療していけば、消失させたり、症状を軽減できる時代になったのです。

補聴器を掛けるだけで収まるという例もありますから、あとは耳鳴りのない明るい未来のために行動するのみです。
補聴器のレンタル、購入のご用命があれば当店までぜひご相談ください。

ご来店でのご相談も、メールでのお問い合わせも可能ですのでその悩みお聞かせください!

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