補助金でクロス補聴器を購入する流れをご紹介しています。
クロス補聴器の購入にあたり聴覚での障害者手帳をもっていれば補聴器購入の補助金が支給されるため購入費用の負担を減らすことができるんです。
ただし、片耳難聴で補助金対象となるのは聞こえる耳にも難聴がある方に限られるため、片耳がまったく聞こえなくても反対側の耳がよく聞こえている場合は補助金の対象外ですのでご注意ください。
補聴器の補助金制度は障害者総合支援法という法律でさだめられ、利用するには障害者手帳が必要になります。各役所にて手続きをおこない、判定をうけるのでかならず希望通りの判定結果になるわけではありません。もしあなたが条件に該当する場合は申請をオススメします。
対象となる方は補助金をつかっておトクにクロス補聴器が手に入り、出費をおさえて聞こえの悩みを解決できますね。
補助金でクロス補聴器を購入する流れがわからない
補助金を利用してクロス補聴器を購入したい方で、補助金の申請についての悩みがおおく寄せられています。
ご覧になっている方の中にも以下のようなことでお悩みではないでしょうか?
- 補助金申請の流れがわからない
- クロス補聴器購入の流れがわからない
- クロス補聴器を購入したいが価格が高い
補助金の申請の流れやクロス補聴器購入までの手順はネットなどで調べてみてもイマイチ分かりづらいですよね。
補助金申請の流れやクロス補聴器を購入するまでの流れがわからなければ、難聴をそのまま放置してしまうことになり、聞こえで悩むストレスがたえない毎日になってしまいます。
補助金でクロス補聴器を購入するまでの流れ
補助金の制度をつかってクロス補聴器を購入するまでの流れをご紹介します。
- 身体障害者手帳の申請
- 補聴器の補助金申請
- 補聴器店でクロス補聴器を購入
以上が補助金でクロス補聴器を購入するまでの流れとなります。
障害者手帳の申請に1ヶ月ほど、補助金の申請からクロス補聴器購入まで1~2ヶ月ほどかかるため、今すぐクロス補聴器が必要!という方は購入までに時間がかかるためご注意ください。
すでに聴覚での身体障害者手帳をもっている方は2と3のみでオーケーです。
これから障害者手帳の申請をかんがえている方は、以下のリンクをご参照ください。
補助金の申請方法
補助金をどこでどのように申請すればいいのかをご紹介します。
補助金の申請方法は以下のとおりです。
- お住まいの自治体役所の福祉課で申請用紙をもらう
- 指定された耳鼻科で検査をうけ意見書を作成してもらう
- 補聴器店で補聴器の見積もり書を作成してもらう
- 上記3つの書類をそろえて役所の福祉課で申請する
以上が補助金の申請方法です。
見積もり書を作ってもらう補聴器店は、福祉用補聴器取扱い店であれば申請がスムーズに進むため、お店へ行く前に確認しておくと良いですね。
申請から約1ヶ月ほどで補装具費支給券が届きますので、見積書を作成した補聴器店でクロス補聴器を購入しましょう。
補助金はいくら支給される?
補聴器の補助金支給額は障害者手帳の等級や医師の意見書の内容’、世帯の収入によって多少ことなりますが、約5~7万円が支給される補助金額です。
原則は耳かけ型補聴器が片耳1台分が支給されますが、医師の意見書や自治体の判断によって特例として耳あな型の支給や両耳2台分の支給となる場合もあります。
クロス補聴器の選び方
クロス補聴器の選び方には以下のものがあります。
- 耳かけ型や耳あな型などの形状による特徴で選ぶ
- ことなるメーカーごとに試聴して比較して選ぶ
- 組み合わせて使う補聴器側の性能を比較して選ぶ
クロス補聴器はメーカーや機種によって聞こえ方が変わるため、まずは試聴やレンタルで試してみると価格やメーカーごとのちがいがよくわかり選びやすくなります。
補助金で購入できる福祉用補聴器は1割の自己負担のみ(約5,000円)で購入できますが、一般的な補聴器とくらべて騒がしい場所ではきこえにくい場合があります。その際は差額を上乗せして性能の高い補聴器を選ぶといいですね。
クロス補聴器の仕組み
クロス補聴器の仕組みはいたってシンプルです。
聞こえない耳にクロス補聴器(送信機)
聞こえる耳に補聴器(受信機)
をそれぞれ装着します。
クロス補聴器が聞こえない側の会話や生活音をマイクで集音してワイヤレス送信し、聞こえる側に着けた補聴器が音の信号を受信して音や会話を再生することで、聞こえる耳につけた補聴器から360°全方向の音がきこえるのがクロス補聴器の仕組みです。
コトバのききとりやすさや音質のよさは、クロス補聴器側ではなく補聴器側の性能で決まることもおぼえておいてください。
クロス補聴器の価格相場
クロス補聴器の価格相場は、メーカーやバッテリー方式(電池or充電)により異なりますが約10万円~13万円ほどとなります。
聞こえる側に着ける補聴器は約15~50万円ほどと幅がひろく、性能がいい補聴器ほど価格が高くなるんです。
静かな場所のみで使う用途なら約5~10万円ほどの補聴器、騒がしい場所でも使う方は約20~30万円ほどの補聴器を選べば対応する性能や機能をそなえています。
補助金で購入できるオススメのクロス補聴器はコレ!
オススメの補聴器とクロス補聴器の組み合わせをご紹介!
オーティコン・ルビー1&オーティコン・クロス(Oticon Ruby&Oticon Cros)
当店スタッフのオススメはオーティコンのルビー1とオーティコン・クロスの組み合わせです。
オススメの理由は軽くて快適な着け心地と、Bluetoothやスマホ連携など最新の機能が使えるところです。
20万円台で購入できるセットのため、当店でも多くのお客様に購入いただいています。
機種 | 市場価格相場 | Bluetooth | 防水・防じん |
---|---|---|---|
オーティコン・ルビー2 | オープン価格 (当店価格はお問い合わせください) | 国際規格IP68 | |
オーティコン・クロス | 110,000円(税込) | ー | 国際規格IP68 |
【オーティコン・ルビーのメーカーサイトを確認】
【オーティコンクロスのメーカーサイトを確認】
補助金で購入するクロス補聴器のデメリット
片耳難聴の聞こえを補助してくれるクロス補聴器ですが、購入や使用にあたってデメリットもあるんです。
クロス補聴器は万能ではないため、購入前にデメリットを知っておくとよいですね。
- 補助金での購入はクロス補聴器の受け取りまで2~3ヶ月かかることがある
- 環境によっては聞き取りづらいこともある
- 耳かけ型のクロス補聴器はマスクのジャマになる
クロス補聴器をつかうとまわりの会話や音が補聴器のスピーカーを通して聞こえるため、音になれるまではうるさく感じてしまう場合があるほか、極端に騒がしい場所や距離がはなれた相手の会話は聞き取りづらい場合があるんです。
また、耳かけ型のクロス補聴器は耳の上でメガネやマスクと重なりジャマになる、といったことがデメリットとしてあげられます。
補助金で購入するクロス補聴器のメリット
補助金で購入するクロス補聴器にはメリットもあり、生活の中のさまざまな場面で片耳難聴の困りごとをサポートしてくれます。
- 補助金を使っておトクにクロス補聴器を購入できる
- 聞こえない側から話しかけられても反応できる
- 会話のとき立ち位置や座る位置をきにしなくていい
クロス補聴器をつけると聞こえない側からの音が聞こえるようになり、音の死角がなくなることで会話や食事のときに聞こえない側に人が座っても、しっかりと会話が聞き取れるようになることが一番のメリットですね。
クロス補聴器をつけることで聞きかえしや聞き逃しが少なくなり、より快適に会話を楽しめるようにサポートしてくれます。
まとめ
クロス補聴器を補助金で購入する流れをご紹介しました。
補助金を使って購入できれば自己負担をへらしておトクにクロス補聴器が手にはいり、聞こえの悩みを解決して毎日の生活がより楽しく充実したものになりますね。