便利な簡易補聴器のおすすめをランキング式でご紹介しています!最新の簡易補聴器は機能も改善され、単に音を集めて大きくするようなものではなく、なかなか良い性能を持っています。簡易補聴器の種類も豊富で一般的にはデジタル補聴器・ポケット補聴器・耳あな型・耳かけ型などありますのであなたの使い勝手の良さや用途の合わせた選び方が可能です。普段は使われている補聴器の予備として置いておくこともオススメできます。
補聴器を検討するときに気になるのが、補聴器の価格ではないでしょうか。
手頃な値段で補聴器を探されている方にオススメなのが簡易補聴器です。
補聴器メーカー各社は低価格帯の補聴器もラインナップしており、聴力の状態によっては価格をおさえた簡易補聴器でも難聴への対応が可能な場合があります。
しかし、あくまで低価格帯の簡易式補聴器ですので、聴力に合わせて細かな調整ができる補聴器ではありませんのでご注意下さい。
ココカラは、簡易補聴器の概要について詳しく解説していきます。
簡易補聴器とは
簡易補聴器とは、価格をできるだけ抑え、お手頃価格でデジタルならではの音質を手に入れらるところや、操作がカンタンであつかいやすいところが魅力の補聴器です。
集音器とはちがい医療機器としての認証を受けているので、補聴器専門店でも取り扱いがあり、専門家のアドバイスを受けたうえで購入することができます。
では、どのような方に簡易補聴器が選ばれているのかをご説明していきます。
簡易補聴器を選ぶ理由
- 手頃な価格で医療機器である補聴器を使いたい
- 本格的な補聴器を使う前に試してみたい
- すでに簡易補聴器を使っていて買い替えたい
以上が簡易補聴器が選ばれているおもな理由です。
価格の安い補聴器と言っても、医療機器としての認証を受けていなければ補聴器ではありません。
数千円から1万円ほどで販売されているものは補聴器ではなく集音器と呼ばれ、音響機器にカテゴリーされます。
簡易補聴器は価格はおさえられていますが、れっきとした医療機器である補聴器ですので、価格はおさえたいが医療機器である補聴器を使いたいという方に選ばれています。
簡易補聴器の適応範囲
簡易補聴器は価格を抑えたところが特徴ですので、聴力に合わせて調整ができる一般的な補聴器に比べて、どうしても聞こえの性能に限界があります。
軽度~中度難聴までであれば対応できますが、高度難聴や重度難聴の方には対応しきれない機種がありますのでご注意下さい。
簡易補聴器の種類
簡易補聴器には耳かけ型と耳あな型、ポケット型(箱型)の3種類があり、それぞれに扱いやすさなどの特徴があります。
耳あな型 | 耳かけ型 |
コンパクトで軽量
耳の穴におさまるタイプ 軽度から中度難聴に対応 |
あつかいやすいサイズ
耳の上にかけるタイプ イヤモールド使用で重度難聴まで対応 |
ポケット型 |
マイクとレシーバーが離れているためハウリングの心配がない
イヤモールド使用で重度難聴まで対応
|
耳あな型は小さいサイズで目立ちにくく、耳かけ型とポケット型は高度や重度の難聴に対応できることなどがそれぞれの利点です。
簡易補聴器はあらかじめ出力の特性が数パターン入力してあり、使用者自身で聞こえやすい設定を選んで使ったり、ボリューム調整のみで使用するタイプになります。
(イヤモールドとは、耳の型をとってつくるオーダーメイドの耳栓で、高度から重度難聴の場合は音漏れを防ぐために必要になる場合があります。)
簡易補聴器の耐久性
簡易補聴器は医療機器としての認可を受けていますので、一般的な補聴器と同じく耐用年数は5年ほどと考えましょう。
5年を経過するとマイクやレシーバー部分など、劣化により出力の低下が起こる可能性があります。
保証期間がすぎると修理が有償になるため、修理代金が本体代金を上回ってしまう場合もあるため、約5年を目安に買い換えることをオススメです。
簡易補聴器の携帯性
耳かけ型や耳あな型、箱型の簡易補聴器はどれもサイズはコンパクトなので、持ち運びにくいといった心配は必要ないでしょう。
簡易補聴器の電池・充電
簡易式補聴器も一般的な補聴器と同じ空気亜鉛電池を使用する機種がほとんどです。
医療機器として認証を受けた簡易式補聴器に2019年6月現在、充電式はありません。
新聞広告などでよく見る充電式のものは補聴器ではなく集音器となり、医療機器ではありませんのでご注意下さい。
簡易補聴器の選び方
簡易補聴器の選び方のポイントをご紹介してきます。
簡易補聴器の形状
簡易補聴器の形状の選び方は、メガネやマスクをよく使う方であれば、耳の上で干渉してしまう耳かけ型よりも、耳のあなにおさまる耳あな型が良いでしょう。
手先の不自由な方で、耳かけ型・耳あな型の装用が難しい方であれば、箱型の簡易補聴器があつかいやすくオススメです。
簡易補聴器のメリット
簡易補聴器のメリットは、なんといっても価格をおさえて医療機器である補聴器を利用できることですね。
いくつかの聴力パターンがあらかじめ入力されており、一番聞こえやすいプログラムをご自身で聴いて選ぶタイプの補聴器や、ボリューム調整のみで使用しますが、聴力にピッタリと当てはまれば価格をおさえて補聴器を使用することができます。
簡易補聴器のデメリット
簡易補聴器のデメリットは、通信販売などで気軽に購入できてしまうので、補聴器の性質や自身の耳の状態を把握しないまま、適応しない機種を購入してしまう可能性があることです。
聴力に適応すれば問題なく使用できますが、聴力に適していなかった場合にはほとんど使い物にならない可能性があることも事実です。
また、聴力に適していないモデルを使用すると過度に大音量になる可能性があり、耳を痛めてしまうことにも繋がりかねません。
そういったリスクがあることも十分に理解しておきましょう。
ではココカラは簡易補聴器のおすすめ機種をランキング形式でご紹介していきます。
簡易補聴器の人気おすすめ5選!
オムロン イヤメイトAK-15
- 日本製
- 耳あな型
- 1年修理保証
- 312電池使用
オムロンの耳あな型簡易補聴器イヤメイトは、ささやき声や小さな声、静かな会話が聞き取りづらいといった、軽度難聴の方に対応するデジタル式補聴器です。ハウリングを抑えるノイズキャンセル機能や聞き取りやすい音量に増幅するノンリニア増幅機能などを搭載。重さわずか1.8グラムと軽量なため、長時間の使用でも疲れにくく快適にお使いいただけます。
オムロン イヤメイトのポイント!
- 小さくて目立ちにくい耳あな型タイプ
- 簡単な音量調整
- ピーピー音を抑制するハウリングキャンセル機能
- 適正な音量レベルに調整する大音量クリア機能
- 聞き取りやすい快適な音に増幅させるノンリニア増幅
- 電池交換時期をお知らせ
市場価格 | 片耳 39,800円 |
電池寿命 | 最大約155時間 |
適応聴力 | 軽度難聴 |
おすすめ度 | ★★★ |
スタッフレビュー
オムロンのイヤメイトデジタルAK15は医療機器としての認証を受けた簡易補聴器です。軽量・コンパクトであつかいやすく、長時間の使用でも疲れにくく快適にご使用いただけます。
不快なハウリング(ピーピー音)を、逆位相式と周波数シフト方式を合わせることで素早くおさえます。
生活の中の定常騒音を軽減するノイズキャンセル機能は、エアコンや換気扇など、一定の音量で持続する動作音をノイズと判断し、耳への入力をおさえます。
付属のイヤーチップ(耳せん)は3サイズあり、より耳にフィットするものを選ぶことが可能です。
聞き取りにくい小さな音は大きく、ドライヤーなどの大きな音は増幅を抑えるノンリニア方式を採用しているため、小さな音はハッキリと、大きな音は優しい音になるよう調整します。
電池の交換時期が近づくとアラーム音が5分おきに3鳴り知らせてくれますので、余裕を持って電池の交換ができます。
イヤメイトデジタルは軽度難聴向けの簡易補聴器ですので、中度から高度、重度難聴には対応できませんのでご注意下さい。
デジミミ3
- ドイツ製
- 耳あな型
- 1年修理保証
- 312電池使用
デジミミ3は軽度~中度難聴向けの簡易耳あな型補聴器です。左右それぞれの耳の形状にあわせて設計されているのでより耳にフィット。逆位相ハウリングキャンセラーとダブルチップ耳栓で音漏れを防ぎ、不快なピーピー音をおさえます。従来製品よりも電池寿命が67%アップし、電池コストもおさえられます。
デジミミ3のポイント!
- クラス最小サイズの耳あな型タイプ
- 従来製品に比べ67%電池が長持ち
- 中等度難聴まで対応
- 左右専用設計でより耳にフィット
- 逆位相ハウリングキャンセラー搭載
- ダブルチップ耳栓で音漏れを防ぐ
市場価格 | 片耳 34,800円 |
電池寿命 | 最大約150時間 |
適応聴力 | 軽度~中度難聴 |
おすすめ度 | ★★★ |
スタッフレビュー
デジミミ3のご紹介です。クラス最小サイズで目立ちにくく、左右それぞれの耳に合わせて設計しているので、耳におさまりやすくズレにくい作りになっています。PR41(312)電池使用で、従来製品に比べて電池寿命が67%アップしているため、ランニングコストもおさえられます。
逆位相方式のハウリングキャンセラーで不快なハウリング(ピーピー音)おさえ、さらに2重のダブルチップ耳栓で音漏れを防ぎ、より快適にお使いいただけます。
軽度難聴から中度難聴まで対応ですが、高度難聴に近い場合は対応できない場合があるのでご注意下さい。
コルチトーン TH-33A
- 日本製
- ポケット型
- 1年修理保証
- 単4電池1本使用
コルチトーンのTH-33Aはポケット型(箱型)の簡易補聴器で、ダイヤル式ボリュームを操作するだけで簡単にお使いいただけます。ポケット型補聴器は本体とレシーバーが離れているため、ハウリングの心配なく安心して使用できます。突発音抑制機能を搭載し、大きな音が鳴ったときに出力を下げることで大きな音から耳を守ります。
コルチトーンTH-33Aのポイント!
- あつかいやすい箱型タイプ
- ハウリングがおこらない
- 高度難聴まで対応
- ダイヤル式ボリュームで簡単操作
- 強大音から耳を守る突発音抑制機能
- 330時間の長寿命
市場価格 | 片耳 29,000円 |
電池寿命 | 最大約330時間 |
適応聴力 | 軽度~高度難聴 |
おすすめ度 | ★★★ |
スタッフレビュー
コルチトーンのポケット型開式補聴器、TH-33Aのご紹介です。
ポケット型補聴器の特徴は、マイクとレシーバー(スピーカー)部分が離れているため、ハウリングが起こる心配がありません。そのため難聴度が重い聴力でも対応が可能です。
ただし、高度の難聴の場合は耳の型を取って作るイヤモールドという耳栓でしっかり耳をふさぎ、音が外にもれないようにする必要があります。
音漏れが起こると鼓膜にしっかりと音が届かなくなってしまうんです。
突発音抑制機能のついているため、バタンとドアを閉める音や、食器などのガチャンといった大きな音から耳を守ってくれます。
TH-33Aはアナログ式の簡易補聴器のため、聴力の程度によってはうるさく感じてしまうこともありますので、補聴器店で聴力を測定して適応するかを確認してから購入しましょう。
ベルトーン オペラ デジタル OR-1
- アメリカ製
- 既製耳あな型
- 1年修理保証
- 312電池使用
ベルトーンの既製耳あな型の簡易補聴器オペラは、アメリカの補聴器メーカーベルトーン社の製品で、音声信号処理にデジタル式を採用しているため、クリアな音質で聞こえをサポートします。6チャンネルの音声信号処理、逆位相ハウリングマネージャー、ダイヤル式ボリュームなどの機能があり、お手頃価格なデジタル式補聴器です。
ベルトーン オペラのポイント!
- 目立たない小型の耳あな型
- 逆位相ハウリングマネージャー
- 4チャンネルの音声信号処理
- 中度難聴まで対応
- ダイヤル式ボリュームで簡単操作
- 1年間の修理保証
市場価格 | 片耳 69,800円 |
電池寿命 | 最大約117時間 |
適応聴力 | 軽度~中度難聴 |
おすすめ度 | ★★★★ |
スタッフレビュー
ベルトーンの既製耳あな型の簡易補聴器、オペラのご紹介です。
コンパクトで目立ちにくく、ダイヤル式ボリュームで音量調整ができる、あつかいやすい耳あな型補聴器です。
既製耳あな型補聴器の大敵であるハウリングに対しては、逆位相ハウリングマネージャーを搭載しているため、不快なピーピー音を抑制し、より快適にお使いいただけます。
逆位相ハウリングマネージャーとは、耳と補聴器の隙間から漏れた音に対して、真逆の周波数をぶつけることでハウリング音の発生を抑制してくれる機能です。
アナログ式ではハウリングの抑制が難しいため、デジタル式ならではの安心の機能ですね。
シグニア FUN P/SP 耳かけ型
- ドイツ製
- 耳かけ型BTE
- 2年修理保証
- 13電池使用
シグニアの耳かけ型簡易補聴器Funは、お手頃価格でデジタル式ならではの澄んだ音質をご提供します。Funには4つの設定済みの特性があり、使用者が最大限に会話を理解し、快適に聞くことができるように、聴力に合わせて適切な特性を選択します。雑音抑制機能付きのマイクやナノコートによる高い耐久性で、常に快適に補聴器をお使いいただけます。
シグニア ファンのポイント!
- あつかいやすい耳かけ型
- 雑音抑制付きマイク
- 6チャンネルの音声信号処理
- 高度難聴まで対応
- スイッチ式ボリュームで簡単操作
- 2年間の修理保証
市場価格 | 片耳 98,000円 |
電池寿命 | 最大約220時間 |
適応聴力 | 軽度~重度難聴 |
おすすめ度 | ★★★★ |
スタッフレビュー
シグニアの耳かけ型簡易補聴器、ファンのご紹介です。
あつかいやすい耳かけ型で、付属の既成耳栓で使用できますが、耳の型を取って作るイヤモールド耳栓を使用すれば、重度難聴まで対応が可能です。
あらかじめ4つの特性が入力されていて、使う方の聴力にあわせて適切な特性を選んで設定し、設定後はボリュームの調整のみでカンタンにお使いいただけます。
撥水性のナノコートを施しているため、汚れがついても落としやすく、常に清潔に補聴器をお使いいただけるんです。
湿気やホコリなどの過酷な環境でテストを重ね、優れた耐久性を備えています。
簡易補聴器の購入について
ココカラは簡易補聴器の購入についての注意点やアドバイスをご紹介します。
購入場所
簡易補聴器は通信販売やインターネットでも購入できてしまいますが、医療機器である以上、専門知識のある補聴器店で購入することをオススメします。
耳の聞こえは一人ひとり異なりますので、簡易補聴器が適応するかどうかは聴力測定などを行わなければわかりません。
購入したものの思ったような聞こえでなければ、結局ムダな買い物になってしまいますよね。
そうならないために、簡易補聴器であっても、補聴器店で相談・購入するのがベストでしょう。
保証
保証期間は機種によりますが、1年~2年の期間になります。
保証期間中の修理は無償ですが、紛失や水没、破損等は保証の対象外になることがあるので、購入の際にはしっかりと確認しておきましょう。
まとめ
簡易補聴器についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。簡易式とはいってもしっかりとした性能を持った医療機器としての補聴器です。
ですので、ディスカウントされているからといって通信販売やインターネットで購入するのではなく、補聴器を取扱っている補聴器専門店で相談した上で、購入を検討しましょう。
聴力測定などをおこなったうえで、簡易補聴器が適応するのかを補聴器店スタッフにきちんと説明をしてもらうことが大切です。
せっかく購入するなら、使い続けられる補聴器を購入したいですよね。
簡易補聴器を購入する際の参考にしていただければ幸いです。