充電式補聴器は性能に優れたフォナックがオススメです。最新の充電式補聴器はリチウムイオン電池式で長時間使用でき長寿命になりました!電池交換の手間が省けるだけでなく性能も優れていて気軽に使いやすいと好評です。今回はフォナックの新製品ボレロB-RとオーデオB-Rについて特徴や、性能を説明していきますね!
電池交換不要。充電できる補聴器
最近充電式補聴器が数多く発表され販売されてきました。煩わしい電池交換から解放されて、スマホや携帯電話のように一日使ったら充電して次の日使うそんな使い方に補聴器も変わっていくのを予感させますね。
昔の充電式補聴器に比べて2倍以上の使用時間をもち、繰り返し使用できる回数も非常に増えました。そんな充電式補聴器が販売され半年が経過しましたが、実に好評でよく売れているようです。
現在充電式の補聴器はフォナック、シーメンスシグニア、ベルトーンが充電式補聴器を販売しています。
余談ですが、充電式補聴器でも電池の種類が異なります。フォナックとシーメンスはリチウムイオン電池を使用しています。ベルトーンは銀亜鉛二次電池を使っています。
充電式補聴器を選ぶ人が増えている
日本では電化製品のほとんどが充電バッテリー式になってきたこともあって違和感なく補聴器も充電式を受け入れられているようです。
他の国に比べてもその比率は多く、フォナックのデータでは日本での空気電池式、充電式を選べる補聴器の販売台数割合は、充電式が63%に達していてユーザーに受け入れられているということでした。
フォナックの充電式補聴器はその性能の高さがウケて充電式でも販売数が伸びているメーカーです。
充電式補聴器のお勧めはフォナック
フォナックのお勧めできる点はこちらです
- 急速充電可能
- 聞き取りに特化した機能を多く搭載している
- 電池寿命が3~4年で他のメーカーより長い
- 体質や使い勝手に合わせて2つの形状から選べる
ということですね。では詳しく説明してまいります。
フォナックの充電式補聴器について
フォナックの充電式補聴器は現在は、ビロングシリーズのRIC型のオーデオB-Rと耳かけ型のボレロB-PRがラインナップとなります。
これから性能~価格まで説明していきますね。
ビロングの性能について
フォナックの充電式補聴器は、ビロングという最新プラットホームを利用しています。
ビロングシリーズはチップ演算処理のチャンネル数64chで処理しています。(周波数用のチャンネルは最大20ch)多くのシステムを同時に稼働させることができるため非常に性能が良く多機能です。
その中でも特徴的な機能はこちらです。
自動環境認識機能 オートセンスOS
会話をする中で雑音があると聴こえ辛いですよね。その雑音や騒音も、時と場所によって種類が違うことに着目した機能です。
0.4秒に一度、マイクで周辺の音を取集し、今どのようなところにいてどのような雑音があるか分析をし、その中で適切な聞こえになるように雑音を抑えて、会話が聞きやすい音に自動で調整してくれます。
ボタン操作などは不要であなたは補聴器をかけて出歩くだけです
サウンドリカバー2
高音域の聞こえづらい音を圧縮して言葉を識別しやすくします。子供の高い声や、「サ行」「ハ行」などを聞き取りやすくできます。ビロングでは2段階の圧縮がかかり、一つは浅く常にかかっていて特に高い音を常時聞こえやすくするのと、音の角をとって柔らかくし聞きやすくしてくれます。もう一つは瞬間的に深くかかる圧縮です。常時深い圧縮を掛けると高い音の子音は聞き取りやすくなりますが、低い音の母音に影響が出て音が濁りやすいのですが、一瞬だけ深くかかるように工夫したことで、影響が出さずに聞こえやすさを上げることができます。
エキスパンション・広域ブースター
エキスパンションは、ささやき声などの非常に小さな音を聞こえやすくしたり、逆に静かなところでは小さな雑音をカットできる機能です。静かなところではより雑音がなく、騒がしいところではちいさな声も今まで以上にくっきりはっきりと聞かせられるようになりました。
広域ブースターは、広帯域で出力に裕を持たせることができます。大きな音が入力されたときに、びりびり音割れてしまうことを無くしてクリアな音質を獲得できと同時に、あと少しだけ音量がほしいというときの後押しができるようになります。
シンメトリーゲイン・両耳間通信
両耳で補聴器を使うときに使用できる機能です。シンメトリーゲインは左右の聴力差があっても、左右均等な聞こえを提供できます。音の不快感を減らし、聴き疲れの少ない快適な設定に自動でしてくれます。主に初めて補聴器を利用される方や、左右の補聴器の音質差に慣れることができなかった人向けの機能です。
両耳間通信は耳かけ型に搭載された4つのマイクで集めた音を相互にやり取りしてを雑音と音声を分析し、雑音を抑え音声を大きくでき、左右の音の情報がブレンド両耳に入ってくるのでより明瞭な聞こえになります。
防水・防塵性能 IP68
汗や水、砂やほこりなどの侵入を防ぐ防水防塵性能がついに国際保護規格の最高水準IP68を取得。
粉塵の中に8時間入れた後でも、深さ1mの水中に30分以上入れた後でも修理が必要なダメージが発生しません。
フォナックの充電式補聴器も完全密閉型なので、当然IP68を取得しています。
こんな高性能なんです。他のメーカーに比べても非常に性能が良く、チップ演算処理のチャンネル数だけでいえば64ch使っているはオーティコンくらいですね。
オートで環境認識したり、徹底的に言葉の聴こえ方に注力しているのがフォナックのいいところです。
次は充電式特有の特徴に関してです。
フォナックは電池の制御システムが最適化を図っている
フォナックの充電式補聴器はリチウムイオン充電池を利用していて、電池の制御システムが入っていて、電池の最適化を図っています。
- 3.4Vから1.4Vに変圧している
- 急速充電が可能
- 使用回数は1500回ほどできる 交換は3~4年に一回
- 過充電の防止とさらに過熱のリスクがない
- プログラムスイッチが充電のインジケーターになっている
30分で6時間使用可能、3時間充電で24時間使えます。充電し忘れても、お出かけ前の少しの時間の充電や出先での充電で何とかなりますね。
電池の制御回路付きで1500回充放電できるようなって長寿命化しています。寿命が来ると充電池の交換が必要ですが、3~4年後の交換になりますね。
リチウムイオン電池の心配なところは時間経過で膨らんだり、使用時の過熱することですが、パワーマネジメントシステムで過充電や過熱のリスクをなくしています。
プログラムスイッチが充電のインジケータになっていて、充電中は緑に光ります。充電されているかの心配も見ることで確認できます。
3.4Vから1.4Vに変圧しているため、電池残量がが少なくなっても電圧の変動が非常に少なく安定している動作の不安もありません。
フォナックの充電方式は機器組み込み型の接触方式。
充電式補聴器でもメーカーによって充電の方式は異なり、非接触式と接触式に分かれます。
充電方式の違いによるメリット
接触方式は接点がくっついていると充電できます。供給が安定しやすいですが、当然接触しないと充電できません。
非接触式は接点を接さず、ポンと置いておくだけで充電できます。反面、うまく置かないと少し供給が不安定です。
フォナックの充電方式は接触式
フォナックはあえて充電の確認がしやすく安定した電力供給のできる接点式にしました。充電ケースがあって、カチッとなるまで差し込むと充電できます。
このケースは乾燥ケースとしても併用でき、充電と手入れを一緒にしています。
腐食が心配な充電の接点もチタンを使用して、腐食の心配はありません。
充電池は本体に組み込むので、強度も高く、完全密閉なので防水性能もばっちり。故障のリスクもすくないです。
充電式RIC型補聴器 オーデオB-Rについて
充電式RIC型補聴器のオーデオB-Rに関して説明しますね。
特徴
- 耳の直接音の出るレシーバー(スピーカー)が入るので音が鮮明。中~高音域が比較的得意
- 耳の後ろに隠れるコンパクト設計で目立たない
- 脱着式のレシーバーなので不良が起こってもすぐ交換できる
- 出力が軽度~高度まで3種類の出力が選べる。レシーバー変更すれば出力変更も可能
- 拡張性が低く補聴器単体での使用が基本
コンパクトで鮮明な音が特徴ですね。脱着式レシーバーで故障の際の修理はすぐ交換でき、出力も3つの出力から選択レシーバーを交換するで変更できるので、聴力の変動があっても安心です。
ただTコイル搭載なし、電池ロッカーがないためオーディオシューなどの一体型アクセサリーが使えません。他社製のアクセサリーはほとんど使うことができないので注意が必要です。
フォナックのアクセサリーは対応できるものが多いですが、ロジャーとの親和性は低い
オーデオBのラインナップ
ラインナップと値段はこのようになります。
モデル名 | チャンネル数 | 価格(非課税) |
オーデオB-R90 | 20ch | 片耳¥568,000- |
オーデオB-P70 | 16ch | 片耳¥418,000- |
オーデオB-R50 | 12ch | 片耳¥308,000- |
対応出力
- 軽中等度用 Mレシーバー
- 軽中等度~高度 Pレシーバー
- 中等度~高度(高度よりの重度) SPレシーバー
以上の3つから選択可能。SPレシーバーは耳型をとって製作する必要あり。
充電式耳かけ型補聴器 ボレロB-PR
次に充電式耳かけ型補聴器のボレロB-PRの説明をしていきます。
特徴
- 本体からチューブを介して音を届ける。比較的柔らかめの音になりやすく低域~中域が得意
- 目立ちにくいスリムチューブにも変更可能、この場合中域は強調される。
- 出力選択は一つからだが軽度~中高度まで対応
- 少し筐体は大きめだが装着する際安定しやすい
- 左右識別が付いており見分けがつきやすい
- ボリューム付き、Tコイル搭載、ロジャーとの連携もしやすい。
オーデオに比べて少し筐体は大きめですが、その分ボリュームがついていたり、Tコイルがあるなど拡張性が高く、耳にかけたときに安定しやすいのが特徴です。
出力が軽度~中高度までの一つしかラインナップがありません。中低域が得意で出力も大きめなので、幅広い聴力に対応します。
ボレロBのラインナップ
ラインナップと値段はこのようになっています。
モデル名 | チャンネル数 | 価格(非課税) |
ボレロB-PR90 | 20ch | 片耳¥568,000- |
ボレロB-PR70 | 16ch | 片耳¥418,000- |
ボレロB-PR50 | 12ch | 片耳¥308,000- |
対応出力
- 軽度~中高度 パワータイプのみ
充電器とカラーオプションについて
充電器はオーデオB-RとボレロB-PRとでは種類が違うので買い間違えに注意してください。
ボレロB-PR用充電器
モデル名 | 価格(税込み) |
チャージーケースBTE | ¥12,000- |
ミニチャージャーBTE | ¥7,560- |
オーデオB-R用充電器
モデル名 | 価格(税込み) |
チャージーケースRIC | ¥12,000- |
ミニチャージャーRIC | ¥7,560- |
なおチャージャーケースは2回フル充電分の外部充電池パワーパック(¥10,800-税込)が後付できます。
これはどちらのチャージャーケースでも付けられます。
カラーについて
カラーは9種類から選択できます。
01 ベージュ | P1 サンドベージュ | P3 サンダルウッド |
P4 チェストナット | P5 シャンパン | P6 シルバーグレー |
P7 グラファイトグレー | P8 ベルベットブラック | T7 アルパインホワイト |
オーデオB-RとボレロB-PRどっちがいいの?
オーデオB-RとボレロB-PRの得意な範囲が違うので簡単に説明しておきますね。
オーデオB-R
- 目立たない補聴器がいい人向け
- 耳垢が多い、耳垢が湿っていたり、水っぽい人は使い勝手が悪い
- 軽度難聴は抜群に得意
- 高い音が聞こえづらく、低い音が聞こえやすい人
ボレロB-PR
- 補聴器の装着が苦手な人
- 耳垢の影響を受けづらい
- 軽度~高度まで比較的どんな聴力の人でも使いやすい
- 見た目の大きさは気にせず使いがっての良い補聴器がいい人
このようなところでしょうか。正直実際使ってみていいほうがいいので、気になった方はお店で試してみるのがいいですね。
まとめ
フォナックの充電式補聴器は「高性能」「手間いらず」「シンプルな操作」というのが特徴ですね。
他の充電式に比べて使い勝手のいい補聴器ですので、ぜひ一度お手に取ってみてください!
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