こんにちは!秋葉原補聴器リスニングラボのハヤシです。最近、多くのお客さまから「クロス補聴器って装用感はどうなの?」「小さくて目立たないものはありますか?」というご質問をいただくことが増えています。そこで今回は、令和7年(2025年)最新のクロス補聴器の軽量化・小型化による装用感の向上についてご紹介したいと思います。
片耳難聴でお悩みの方にとって、クロス補聴器は生活の質を大きく向上させる頼もしい味方。特に最近の技術革新により、装用感が格段に良くなっていることをご存知ですか?それでは、最新クロス補聴器の世界をのぞいてみましょう!

もともと片耳難聴で、そろそろクロス補聴器を考えているんだ…。でも両耳につけなきゃいけないし、きっと大きくて目立つよね?😰 周りの人に気づかれたりしないかな…

そうだったのね💡 でも今のクロス補聴器は小型でとっても軽いから、目立ちにくくなってるみたいだよ✨

そうだったんだ!知らなかった💦 それとね、自分にあったクロス補聴器を選びたいんだけど、どうやって選んだらいいのかな?失敗したくないから、しっかり悩みたいんだ😅

まずは、一緒にネットで調べてみようよ💻 たろうくんなら、きっと自分に合った良いものが見つかるはず✨

クロス補聴器とは?基本的な仕組みを解説

クロス補聴器(CROS補聴器)とは、「Contralateral Routing Of Signals(対側への信号伝達)」の略で、片方の耳が聞こえず、もう片方の耳が正常もしくは軽度~中等度の難聴がある方のために開発された補聴システムです。
仕組みはとてもシンプル
クロス補聴器の仕組みは、聞こえない側の耳に装着した送信機(マイク付き)が音を拾い、その音を無線で反対側の聞こえる耳に装着した受信機(補聴器)に送ります。これにより、聞こえない側からの音も聞こえるようになるんです。
CROSとBiCROSの違い
クロス補聴器には大きく分けて2種類あります。
- CROS(クロス):片方の耳が正常で、もう片方の耳が高度~重度の難聴の方向け
- BiCROS(バイクロス):片方の耳が高度~重度の難聴で、もう片方の耳にも軽度~中等度の難聴がある方向け
このように、聞こえの状態に合わせて最適なシステムを選ぶことができるのが特徴です。片耳難聴の方の場合、これまで聞こえなかった方向からの音を取り込めるようになるため、周囲の状況把握が格段に向上します。

令和7年最新クロス補聴器の進化ポイント
令和7年(2025年)の最新クロス補聴器は、多くの点で進化を遂げています。とくに注目すべきは、装用感の大幅な向上です。
小型軽量化の驚きの進化
最新のクロス補聴器は、装用感にも配慮して設計されています。小型軽量化技術の進歩により、補聴器がコンパクトになり、装用時の違和感が大幅に軽減されました。耳に装着してもほとんど存在を忘れるほどの軽さと小ささを実現しています。
デザイン性の向上
小型化だけでなく、デザイン面でも大きな進歩がありました。補聴器というとベージュの印象が強いですが、最近は明るいカラーも増えています。豊富なカラーバリエーションから選べるため、ファッションや好みに合わせておしゃれに楽しめるのも魅力です。
バッテリー持続時間の進化
小型化しながらも、バッテリー持続時間は大幅に向上しています。
たとえば
- フォナック オーデオ インフィニオ R クロスは約16時間
- シグニア ピュア C&G IX クロスは約28時間
の連続使用が可能になりました。寝ている間に充電すれば、一日中安心して使えるようになったのです。
防水・防塵性能の向上
最新の多くのクロス補聴器は、IP68等級の防水・防塵性能を備えています。この進化により、汗や雨などの心配が大幅に減り、アクティブなライフスタイルの方でも安心して使えるようになりました。
令和7年最新クロス補聴器おすすめ4選
それでは、令和7年現在、秋葉原補聴器店がおすすめする最新クロス補聴器を4つご紹介します。それぞれの特徴をしっかり比較してみましょう。
フォナック オーデオ インフィニオ R クロス
フォナック オーデオ インフィニオ R クロスは、最新のERAチップとAI音声処理技術を搭載した高音質クロス補聴器です。Bluetooth対応でスマートフォンやPCと簡単に接続でき、日常のさまざまなシーンでクリアな音質を楽しめます。
全方位からの言葉の明瞭性やダイナミックノイズキャンセル機能により、騒がしい場所でも会話が聞き取りやすいのが特長。防水・防塵性能も高く、充電式バッテリーで最大16時間の連続使用が可能です。高音質と使いやすさを両立したBluetoothクロス補聴器をお探しの方におすすめです。

シグニア ピュア C&G IX クロス
シグニア ピュア C&G IX クロスは、最新のロックオン機能を搭載したクロス補聴器です。騒がしい場所でも必要な声をしっかりキャッチし、会話をクリアにサポートします。
充電式バッテリーは最大28時間連続使用できるので、外出や長時間の利用も安心。Bluetooth対応でスマートフォンとも簡単に接続可能です。コンパクトで目立ちにくいデザインも魅力。毎日の聞こえを快適にしたい方におすすめのクロス補聴器です。

リサウンド ビビア クロス
リサウンド ビビア クロスは、業界最小クラスのコンパクト設計で、目立ちにくく快適に装用できるクロス補聴器です。独自の雑音抑制技術で雑音下でもクリアな聞こえを実現し、テレビやスマートフォンの音声もワイヤレスで楽しめます。
さらに、安心の紛失補償が付いているので、小さいクロス補聴器の紛失が心配な方にもおすすめ。高音質と操作性を両立し、毎日の生活をサポートする最新クロス補聴器です。

スターキー RIC RT クロス
スターキー RIC RT クロスは、AI搭載のエッジモードが魅力の最新クロス補聴器です。エッジモードは、騒がしい場所や突然の環境変化でもAIが自動で最適な聞こえに調整し、会話やアナウンスをクリアにサポートします。
スマートフォンアプリとの連携で操作も簡単、ボリューム調整やモード切替も手軽に行えます。さらに、ノイズ抑制や音声認識率の向上により、快適な聞こえを実現。快適さと高性能を両立したクロス補聴器をお探しの方におすすめです。

クロス補聴器の小型化・軽量化がもたらすメリット
最新のクロス補聴器の小型化・軽量化は、単なる技術的な進歩ではなく、使用者の生活に大きなメリットをもたらします。その具体的なメリットをご紹介しましょう。
快適な装用感
「目立つから…」「重くて疲れる…」という従来の悩みを解消。最新のクロス補聴器は小型軽量で、装着していることを忘れるほどの快適さです。お客さまからも「一日中つけていても耳が痛くならない」というお声をよくいただきます。
自然な見た目
小型化により、外見上もほとんど目立たなくなりました。とくに最新モデルはデザイン性にも優れており、「補聴器をつけている」という意識を軽減。自信を持って社会生活を送れるようになります。
移動中の安定性向上
軽量化により、歩行中や運動中でも外れにくくなりました。アクティブな生活を送る方にとって、この安定性は非常に重要です。「ジョギング中も安心して使える」というお客さまも増えています。
長時間使用の疲労軽減
小型軽量化により、長時間使用しても耳への負担が少なくなりました。朝から晩まで使用しても、以前のような「耳の疲れ」を感じにくくなっています。
クロス補聴器の主なメリットとデメリット
クロス補聴器には、小型化・軽量化によるメリットだけでなく、さまざまな利点と制限があります。ここでは両面をバランスよく解説します。
メリット
360度の音環境を体験できる
最大のメリットは、360度全方向からの音を聞くことができるようになること。これにより、以下のような効果があります。
- 安全性の向上
街中や運転中など、周囲の音を正確に把握し、危険を察知しやすくなります - 自然な会話体験
グループでの会話や会議など、複数の人が話す場面でも全体の会話の流れを把握しやすくなります - 負担の軽減
聞こえにくい側からの音も聞こえるため、座る位置や立ち位置を気にせず生活できます
聞き取りやすさの向上
単に音を大きくするだけでなく、聞き取りやすさを全体的に向上させます。
- 雑音抑制機能
高度な雑音抑制機能で周囲の雑音を抑えつつ、必要な音声を明瞭に伝えます - 音質の向上
デジタル信号処理技術により、クリアで自然な音質を実現します - 言葉の明瞭度アップ
とくに騒がしい環境では、指向性マイクが声の方向に向き、言葉の明瞭度が向上します
デメリット
両耳に装着する必要がある
クロス補聴器は基本的に両耳に装着するシステムなので、両方の耳に何かを装着する必要があります。これに違和感を覚える方もいらっしゃいます。
バッテリー消費
ワイヤレス通信を使用するため、従来の補聴器より電池の消費が早い場合があります。ただし、最新モデルは省電力技術が進化しており、以前より大幅に改善されています。
コスト面の負担
クロス補聴器は、機器を両耳に装用する必要があるので、一般的な補聴器を片耳に装用するよりも価格が高くなります。
自分に合ったクロス補聴器の選び方
最適なクロス補聴器を選ぶためには、いくつかのポイントを押さえることが重要です。自分のライフスタイルと聴力状態にあった選択をするためのポイントをご紹介します。
聴力状態の正確な把握
クロスとバイクロス、どちらが適しているかを判断するためには、正確な聴力検査が必須です。
- 片耳が正常で反対側の耳に重度の難聴→CROSシステム
- 両耳に難聴があり、片方がより重度→BiCROSシステム
使用環境の考慮
普段の生活環境によって、必要な機能が変わってきます。
- 騒がしい環境が多い方
→雑音抑制機能が強力なモデル - スポーツが趣味の方
→防水・防塵性能が高いモデル - 長時間使用する方
→バッテリー持続時間の長いモデル
装用感の重視
とくに初めてクロス補聴器を使う方は、装用感を重視しましょう。可能であれば、実際に試聴して装用感を確認することをおすすめします。
スタイルと外観
日常的に使用するものだからこそ、デザインやカラーも重要な選択ポイント。最新モデルは豊富なカラーバリエーションがあり、自分の好みやファッションに合わせて選べます。
追加機能の検討
スマートフォンとの連携やアプリでの調整機能など、便利な追加機能も選択の目安に。とくにスマートフォンをよく使う方は、Bluetooth接続機能付きがおすすめです。

クロス補聴器の活用方法と慣れるためのコツ
新しいクロス補聴器を最大限に活用し、快適に使いこなすためのポイントをご紹介します。
段階的な使用で慣れる
最初は1日2~3時間程度の短時間から始め、徐々に装用時間を延ばしていきましょう。静かな環境から使い始め、慣れてきたら様々な場面での使用に広げていくのがポイントです。
とくに最初の1~2週間は、脳が新しい音の聞こえ方に適応する期間です。焦らず少しずつ慣れていくことが大切です。
環境別の設定活用
最新のクロス補聴器は、環境に応じて最適な設定に自動調整される機能を持っています。
さらに効果を高めるために
- レストランでは雑音抑制機能を活用
- 会議では方向性マイク設定を使用
- 音楽鑑賞時は音質重視の設定に切り替える
など、場面に応じた使い分けが効果的です。
日常的なお手入れ
クロス補聴器を長持ちさせ、常に最適な状態で使用するためには、日常的なお手入れが重要です。
- 毎日使用後に乾いた柔らかい布で拭く
- 週に1回は専用のクリーニングツールで掃除する
- 充電式の場合は、定期的に充電器も清掃する
定期的な調整と点検
3~6ヶ月に一度は補聴器専門店での調整と点検をおすすめします。微調整やクリーニングで聞こえの快適さが大きく変わることがあります。
まとめ:小型で軽量なクロス補聴器が聞こえをサポート

令和7年(2025年)の最新クロス補聴器は、小型軽量化と高性能化が両立し、これまでにない装用感と聞こえの質を実現しています。
とくに注目すべきは…
- 小型軽量化による快適な装用感
- 高度な信号処理による優れた聞こえ
- 長時間使用可能なバッテリー
- おしゃれで目立ちにくいデザイン
「補聴器は大きくて目立つもの」という従来のイメージを、覆すものとなってきています。
片耳難聴でお悩みの方、従来の補聴器に満足できなかった方、ぜひ一度最新のクロス補聴器を試してみてはいかがでしょうか?わたしたち秋葉原補聴器リスニングラボでは、専門スタッフがあなたの聞こえの状態や生活環境に合わせた最適なクロス補聴器選びをサポートいたします。
よくあるご質問にお答えします
当店では、クロス補聴器についてさまざまなご質問をいただきます。ここではとくに多いご質問にお答えします。
Q: クロス補聴器は保険適用されますか?
A: 残念ながら、日本では補聴器全般が医療保険の適用外となっています。ただし、お住まいの自治体によっては補助金制度がある場合があります。くわしくはお住まいの自治体の福祉窓口にお問い合わせください。
Q: 従来の補聴器とクロス補聴器の違いは何ですか?
A: 従来の補聴器は装着した耳の聴力を補うのに対し、クロス補聴器は「聞こえない側の音を聞こえる側に伝える」システムです。片耳難聴の場合、クロス補聴器の方が効果的なケースが多いです。
Q: 装用に慣れるまでどのくらい時間がかかりますか?
A: 個人差はありますが、基本的な使用に慣れるまで1~2ヶ月程度かかる方が多いです。とくに、今まで片側からしか音が聞こえていなかった方は、360度からの音に慣れるのに時間がかかる場合があります。
Q: メガネと一緒に使えますか?
A: はい、補聴器はメガネと併用できるように設計されています。ただし、耳かけ型の場合は、メガネのフレームと干渉しないよう調整が必要な場合があります。
Q: スマートフォンと連携できますか?
A: 最新のクロス補聴器の多くは、専用アプリを通じてスマートフォンと連携が可能です。音量調整や環境設定の変更、さらには電話の音声を補聴器で直接聞くことができる機種もあります。