両耳補聴器の価格相場やあなたにあう選び方を紹介しています。両耳補聴器は言葉の聞き取りや向上しやすく、方向感がわかりやすいなど多くのメリットと引き換えに、値段はそれなりに高額になってしまいますね。
このサイトでは、最適な両耳補聴器を選ぶために必要な価格の相場や選び方についてまとめています。
ぜひ両耳補聴器選びの参考にしてくださいね。
補聴器販売店の多くで両耳に補聴器をするようオススメされると思います。
補聴器は高額なものですから、両耳で販売されているときに適正な価格なのかわからなければ、高い価格だから売り付けられているのでは?と一度は思いとどまってしまいますよね。
そんな時には両耳補聴器の相場を知ることができれば、補聴器を選びやすくなりますね。
補聴器の価格は高額であれば高性能になり聞こえも向上していきます。
しかし高価だからといっても、あなたに合っていて適正な価格で買い物できているとは限りません。
あなたの予算に合った価格で最適な補聴器を選ぶ方法もお教えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
それでは根本的に両耳補聴器と片耳補聴器では何が異なるのか。
次の項目で説明していきましょう。
片耳補聴器と両耳補聴器の違い
両耳難聴になっても片耳だけ補聴器をするのが多いのは、補聴器の価格が高額ということが大半を占めています。
ただし高価格ということ抜きにしても両耳にするか、片耳にするかの違いは大きいのです。
たとえばメガネに例えて、両目とも視力が悪い場合に、片方だけよくなるようにメガネをすれば、距離感はわかりにくくピントも合いにくいです。さらに慣れるまではなかなか疲れてしまうんですね。
耳や補聴器に関しても同じで、片方に悪条件がない限り両耳に補聴器することがよいということですね。
片耳と両耳では聞こえ方も変わる
片耳と両耳補聴器では両方向からの音を聞くことができるというのはおわかりかともいますが、変化はそれだけではありません。
両耳で聞くと、音が拾いやすくなり音量も大きく聞こえます。
そして同じ音を両耳から取り入れて二度聞くことになるので、言葉の明瞭さが上がるんですよ!
また音の方向感や奥行きが理解しやすくなるのも両耳ならではの聞こえ方なんです。
難聴になったあとも、このような両耳ならではの聞こえをより生かすために両耳補聴器をオススメしているんですね。
そして両耳補聴器には聞こえが有利になる仕組みというのも搭載されているので、次では仕組みについて説明していきます。
両耳補聴器の聞こえの仕組み
両耳補聴器の聞こえは、元ある両耳で聞き取りを最大限生かすだけでなく、難聴になって難しくなってしまうこともカバーしていきます。
難聴になってしまうと、ご自身で好きな音を選択して聞くということが苦手になるんです。
騒がしい中で特定の人の会話を聞こうとしてもうまく聞こえないことを一度は経験したことがありませんか?
補聴器は人の言葉を強調できるように、ひとつの音のピントを合わせるように集音したり、周りの雑音を極力抑えて聞き取りやすい音環境にするように動作しているんです。
補聴器の通信機能でさらに聞こえやすい
両耳補聴器にしたときには、お互いの補聴器が通信技術で連絡しあうことができるものもあって、言葉を強調する働きがより強力になるので聞き取りしやすくなります。
補聴器同士が通信しあう機能を両耳通信機能(NFMI)といい、搭載されているかが両耳補聴器を検討するときポイントのひとつになるでしょう。
ざっくり説明してきましたが詳しいメリットを次でご紹介しますね。
ここからは両耳補聴器のメリットに関してお話していきましょう。
両耳補聴器のメリット
両耳補聴器をすることでこのようなメリットが生まれます。
通信機能があるものならば、このメリットはさらに効果アップするでしょう。
・音の方向感や距離・奥行きがわかりやすい
・両耳で聞くことが会話の理解率がアップにつながる
・騒がしい中でも会話が聞きやすい
・聞こえる範囲が広い
・聞き取る力を維持できる
くわしい説明はこちらから→補聴器を両耳装用する5つのメリット
それではココカラは補聴器の価格についての説明をしていきますね。
両耳補聴器の価格と相場
補聴器の価格は、Amazonや楽天などのWeb通販サイトを見れば5,000円前後から販売されていますが、補聴器販売のお店に行けは数十万円の補聴器をオススメされるので、どれが適正の価格かが理解しにくいですね。
ここでは補聴器の価格や、両耳補聴器の相場に関して説明していきます。
価格の違い
通販や新聞広告で購入できる価格の安い補聴器は、簡易式で操作が簡単で安価にできる代わりにあらかじめ決められた難聴にしか使えません。
補聴器でも5万円くらいから調整式の補聴器が選べるようになり、個人の聴力に合わせて細かく専門的な調整ができるのですが、通販で売っておらずお店で直接購入します。
専門的な知識が必要な機器なので、認定補聴器技能者という専門家がいる補聴器専門店や、病院で行う外来があるんですね。
簡易式か調整式かも価格の違いに大きく反映されていますし、高額なものほど性能が高くなり、便利になっていくんですよ。
また高額なモデルによっては、保証の延長や紛失や全損の特約がつくなど保証面も充実して優遇されるようになっていますね。
両耳補聴器の価格相場
一般的に補聴器は片耳10~30万円が普及帯です。
両耳で購入すると価格が下がるものもあるので、1.5~2倍くらいの費用がかかりますね。
実際には18~60万円が両耳補聴器の相場の価格といえるでしょう。
価格に関してはお分かりいただけたと思いますが、あなたに合う補聴器は価格だけは判断できませんね。
ここからは両耳補聴器の選び方をご紹介していきます。
両耳補聴器の選び方
あなたにあう両耳補聴器の選び方は、使用環境や用途がヒントになるでしょう。
さらに試聴することで実際にあなたに合っているかを試すことで確実なものを選ぶことができるんです。
自分の使用環境に合った補聴器の機能
補聴器は性能によって価格が変動しますので、あなたに合うものを選ぶときに予算内で使用環境に合っているものが選べれば適正な補聴器なわけです。
静かな環境にはある程度の性能でも補聴器として効果はありますが、騒がしい場所ではそれ相応のスペックの補聴器でないと対応できないこともあります。
ですから主に使用する場所や騒がしさなどは決め手になりやすいので、どのような場所で使うかはしっかり覚えておきましょう。
またお住まいの地域によって街中でも違い騒がしさの違いがあるので、大阪や東京のような大きな都市部の街中は、性能が高いほうが聞こえやすいなど地域性も反映されることがありますね。
両耳補聴器の試聴・レンタル
使用環境や用途から両耳補聴器の選択をしても、最後には試聴することがよい結果に繋がります。
静かなところだけではなく騒がしい場所でも試聴できるとよいですし、レンタルなどができると実際の環境で試せますので、レンタルまでできると確実ですね。
あなたにとってどのような補聴器が合うかは、使わずに理解できないので、しっかり精査するため試聴やレンタルをしましょう。
補聴器のレンタルについて→補聴器のレンタルについて【試してナットク】
両耳補聴器で選ばれやすいもの
両耳補聴器ではオーティコンやフォナックの補聴器がとくに選ばれる傾向にありますね。
両耳に装用することで、機能面が向上してより快適で便利な機能を利用できることから、両耳装用にオススメできるメーカーです。
ただしメーカーで音や性能・機能が違うのであなたに合う補聴器を選ぶならば、同じ価格帯でも比較して好みのものを探すのも大事になってきます。
両耳補聴器は専門店に相談
両耳補聴器を選ぶならば、補聴器のプロフェッショナルいるお店がオススメできます。
また補聴器専門店であれば、経験豊富なスタッフが多く安心できるでしょう。
そのほかのメガネ店やデパートなどで購入することがあれば、認定補聴器技能者という人がいるお店なら知識が豊富でお任せしても大丈夫です。
また補聴器の種類が3~4種類ほど扱っているお店ならば、比較して試聴したりできていいと思いますので、お店選びのポイントと考えてくださいね。
両耳補聴器で取り扱いでは注意しておく必要があります。
ココ嘉新は両耳補聴器での注意事項に関してです。
両耳補聴器に関する取扱注意事項
両耳補聴器は便利な反面、メンテナンスや装着するに手間がかかることがありますね。
手先が器用な方は問題なく利用できますが、加齢とともに不器用になってくると扱いにくくなることもあるので注意しておきましょう。
高齢の方は手が器用なうちに補聴器を取り入れて慣れておいたり、取扱しやすい補聴器を選ぶことが対処方法になりますね。
聞こえを正しくよい状態で保つためによく理解しておく事項ですね。
購入後には定期的なメンテナンスをしよう
補聴器の購入後には故障を未然に防ぐためお店での定期的なメンテナンスや、聴力の変化に合わせて音質調整をすることが大切になってきます。
怠ると故障の原因やせっかくの両耳補聴器も性能がぞんぶんに発揮できないため、取り扱いにおいても注意が必要です。
ご自身でしっかりメンテナンスできている方もそうでない方も、お店やメーカーでの定期的なメンテナンスは重要ですのでお忘れなく。
まとめ
両耳補聴器の価格に関して紹介してきました。
補聴器の価格は幅広くありますが、高価なほど性能が高まります。
一般的な両耳補聴器の相場は18~60万円で、ここらの価格帯を選べば無難なモデルといえるでしょう。
補聴器によっては両耳使用することで機能や性能がアップするものもありますし、メーカーによって特徴が異なるので、比較して選ぶことも必要ですね。
また補聴器は試聴してはじめてあなたに合うのかがわかりますので、お店を訪れたりして試聴してみるといいです。
あなたに合う補聴器を選ぶことができれば、聞こえが改善をしてコミュニケーションがしやすくなることでしょう。