両耳の音が急に聞こえなくなってしまった!めまいや耳鳴りが伴っているならば突発性難聴かもしれません。このサイトでは突発性難聴かも?と思ったときの原因や対処法について解説しています。
夜中に突然水の中にいるような感覚になったと思ったら音が遠くに聞こえてしまう、目が覚めたときから音が聞こえなくなっていたなど、ふとしたとき自分でもわかるほど耳が聞こえなくなることが起これば突発性難聴かもしれません。
さっきまではっきりと聞こえたはずの身の回りの音や会話もかすかにしか聞こえないためにパニックになるでしょうし、今まで通りの生活を送るにも難しいのではと不安がこみあげてくることでしょう。
症状によっては耳鳴りやめまいを伴い、何も心当たりがないのになってしまうのが突発性難聴です。
発症後には身の回りの危険の察知や普段の会話の難しさに悩むだけではなく、人間関係や会話自体に面倒くささを感じたり、うまくコミュニケーションが取れないことがストレスになってしまうこともあるでしょう。
突然おこる突発性難聴は、厄介なことに突発性難聴は年齢性別関係なしに誰でも発症してしまいます。
突発性難聴の原因は何なのでしょうか、また発症しまった時の対処法はどのようなものがあるかを解説してまいりますね。
ここからは突発性難聴ついてです。
突発性難聴について
突発性難聴は急性の感音性難聴であり、自分でもはっきりわかるくらいに突然音が消えたり、小さく聞こえます。
目が覚めたときから急にという時もあれば、作業中にキーンという耳鳴りのあとにプツッと音が切れたように聞こえなくなったり、現状をうまくのみこめないほどに突然に起こります。
片耳の突発性難聴
突発性難聴を発症したケースとして多いのが片耳だけ聞こえなくなり、反対側のほとんどが健康な状態の片耳の突発性難聴です。
片側の音声が聞こえなくなるのですが、静かな場所では多少聞き間違いや聞き逃しがあるものの、聞き取り自体は健康な耳で聞くので問題ありません。
しかし音の方向感がわからなくなり、騒がしいところでの会話が難しくなります。
また声をかけられても気がつかないときが増えるので、普段は聞こえているのに無視していると勘違いされるなどのツライ思いをすることもありますね。
両耳の突発性難聴
突発性難聴ではまれに両耳とも聞こえなくなってしまうことがあります。
難聴の程度はさまざまありますが、両耳が聞こえないことでコミュニケーションが圧倒的に難しくなってしまったと実感するでしょう。
重度の難聴に両耳ともなってしまった時には、突如として音声のない世界になってしまい会話でのコミュニケーションは取れず、筆談がもっとも意思の疎通がとれるのコミュニケーション手段になります。
このように突然にほぼ前触れもなく突発性難聴は発症します。
ここからは突発性難聴の原因についてご紹介していきましょう。
突発性難聴の原因は不明
突発性難聴の詳しい原因はいまだ不明のため、原因不明の難聴としていわれていますが、似たような症状の難聴や今までの発症や治療の傾向から3つの要因が影響しているとされています。
突発性難聴の3つの発症要因
突発性難聴を引き起こす要素として3つのものがいまでは有力です。
ウィルス感染
ウィルス感染によって耳の奥の内耳に障害が出て難聴になるケースが考えられています。
突発性難聴の直前に風邪をひいているケースも多く、難聴には似たようにウィルス感染で急に聞こえなくなる難聴もあるので、重要な要因と考えられていますね。
血液循環の問題
かつて突発性難聴は比較的中年~老年にかけて血液循環に異常が出る年齢の発症が多く、血液循環を改善する治療が効果的だったので、要因であると考えられています。
ストレス
ストレスによって突然起こる難聴というのも確認されており、発症直前に過度の肉体的・精神的ストレスがかかっているケースも多いため、ストレスも要因と考えられているのです。
大まかな原因はこれらとされています。
しかしこのほかにも発症の要因は考えられており、カラダのひずみやコリ、そのほかの病気が関連しているなどがあげられていますね。
突発性難聴はどのような症状かを知ることも大切ですね。
突発性難聴の症状
突発性難聴の症状はこのようなものです。
- 難聴
- 耳鳴り
- めまい
- 耳閉感(耳が詰まっている感じ)
このような症状が突然出るのですが、人によって耳鳴やめまいがないなど症状が軽かったり、めまいによって吐いてしまうほど症状が重かったりと差があります。
耳鳴りもボーッやザーッなどさまざまで、人によっては耳元で船の汽笛が鳴っていると感じるような大きな音だったりします。
なお難聴は人によって感じ方の違いがあるようですね。
難聴の感じ方は人によって違う
突発性難聴でさまざまな難聴の症状が出て後遺症として残りやすいんです。
軽い難聴ということもあれば、まったく聞こえない重篤な難聴の場合もあります。
音の聴こえ方にも個人差があり、音がこもる・遠くから声を掛けられる感じ・トンネルの中にいるような聞こえ・音が響く感じなどとさまざまな聞こえ方で表現されますね。
また音として聞こえても言葉として判別できないということもあるでしょう。
両耳の突発性難聴では、左右で聞こえが同じような状態もあれば、両方悪いが片方だけまだ聞こえるなど状況もさまざまあります。
ともあれコミュニケーションは取りにくいことに変わりはありません。
ただ幸い突発性難聴は治療が可能な難聴とされていますので、両耳ともなってしまったとしたら頼みの綱は治療ですね。
突発性難聴の治療法
突発性難聴の治療はいち早くおこなう必要があり、発症から48時間以内の治療開始がもっとも効果的とされています。
治療はじめがおくれると治りにくくなる傾向にあるので気がついたらすぐに行動する必要があるでしょう。
短期集中的な治療が一般的に行われますが、状況によって根気強く長期治療をすることもあります。
どのような治療が効果的かはわかりませんから、継続して治療をすることは大切です。
治療の方法はさまざま
治療の方法は一般的に薬を服用しての治療や、専門の医療機関でおこなうより専門的な機器での治療を優先的に選ぶことが推奨されています。
しかし長期にわたって改善が見られない場合は、ハリやお灸などを取り入れたり、整体などの治療をされる方もいらっしゃいます。
またストレスや血液循環などの体質的な要素もからむ原因があるので、生活習慣や睡眠の改善などカラダへのケアをすることもご自身でできる治療ですね。
原因になりそうなものは複数あるのでさまざまなアプローチを試します。
さて突発性難聴でお困りならば最初に相談するのは耳鼻科です。
耳鼻科での相談に関して紹介していきます。
耳鼻科診療と医師への相談
突発性難聴で相談すべきところは、耳鼻科を一番はじめにするといいですね。
本当に突発性難聴であるかどうかは、専門的な検査をしたうえで治療の判断する必要があります。
別の病気である可能性もありますし、適切な治療のさまたげになってしまうかもしれません。
また最近は突発性難聴を専門的に研究している病院や医療機関や大病院もあるので、そういった場所にかかるのも完治率を上げるポイントかもしれませんね。
発症3か月経過後にはセカンドオピニオンも
発症して3か月経過しても後遺症がある場合は、セカンドオピニオンを受けられます。
転院してより詳しい検査をすることで原因がわかって治療ができることもあれば、さきほど紹介したはり灸や整体治療などの別系統の治療をほどこすこともいいでしょう。
治療の効果が見られないときは別の手法も紹介される
突発性難聴で治療を施しても両耳とも聞こえないときには、人工内耳の手術や補聴器の装用など、医療機器を使っての聴力の補助をすることが紹介されることもあります。
もちろん誰にでも当てはまるというわけではないのですが、効果的に聞こえの改善できることもあるので、勧められた時には試すことがよいでしょう。
つぎでは突発性難聴で補聴器を勧められたらどのようにすればよいかを説明しています。
補聴器を医師から進められたなら
治療の甲斐なく難聴の後遺症によって、医師に診断されて補聴器が必要と勧められたら、補聴器販売店に行ったり補聴器の外来をやっていたら受けてみましょう。
補聴器の外来をやっていないとか予約がいっぱいのときもありますが、先生の監修で安心して相談できます。
またすぐにでもという方であれば補聴器専門店を紹介してもらったり、突発性難聴に詳しいお店を探していってみるといいですね。
ただしかならず医師の診断のもとで治療をした後、聴力が落ちついてから補聴器を試すようにしてください。
補聴器を選ぶときの相談先
突発性難聴は、難聴の程度や聴力の下がり方によっても選ぶべきものが異なりますし、時には普通の補聴器でも効果がない時があり、補聴器を選ぶのが難しいです。
補聴器の相談先はメガネ店やデパートなどさまざまありますが、専門スタッフが常駐する補聴器専門店へ行くのがオススメできますね。
病院での補聴器外来も、補聴器専門店の人がきているケースがほとんどなので安心です。
補聴器を選ぶときは無料の相談と試聴レンタルを利用しよう。
補聴器は聴力を最大限生かす医療機器ですが、どの補聴器があなたに合うかはわからないので安易に通販で購入したりすると失敗してしまいます。
補聴器専門店の無料相談を利用して、本当に効果があるか実際に試聴してみるのが第一歩です。
またレンタルができるなら、本当にあなた必要とするシチュエーションでお試しできてあなたにあう補聴器選びができるでしょう。
まとめ
突発性難聴が両耳に起こってしまえば、コミュニケーションが取れなくなり普段の生活にも大きな支障がでてしまいます。
突発性難聴の対処はまずは耳鼻科での治療、その後セカンドオピニオンをうけたり、手の施しようがなければ人工内耳や補聴器での補助が考えられますね。
もし突発性難聴で両耳に補聴器が必要になったとしたら、補聴器を選んで使っていくにはある程度の根気も必要です。
詳しい補聴器の専門家に悩みを打ち明けてみると対処法はずです。
突発性難聴の聞こえを改善すれば、会話での悩みや難聴のストレスから解放されるかもしれません。