こんにちは、東京の補聴器専門店、秋葉原補聴器リスニングラボのハヤシです。補聴器を購入したいけれど、自分は片耳?両耳?どうやって決めたら良いの?とお悩みのお客様は多いと思います。
今回は、補聴器の片耳装用・両耳装用、そして片耳難聴なのに両耳に装用するクロス補聴器について、それぞれの特徴と効果、違いなど詳しくお話しさせていただきます。
補聴器選びは本当に悩ましいものですよね。でも大丈夫です!この記事を読んでいただければ、きっと自分にあった補聴器の選び方がわかるはずです。一緒に、あなたにぴったりの補聴器を見つけていきましょう!
片耳補聴器の特徴と効果
まずは、片耳補聴器についてお話しします。片耳補聴器は、その名の通り片方の耳だけに装着する補聴器のことです。
聴力の低下が大きい側に補聴器をつけることが一般的ですが、ことばの聞き取り能力がよく保たれている側に装用するケースもあります。
片耳補聴器のメリット
片耳補聴器には、いくつかのメリットがあります。
- コスト面での負担が少ない
- 装着が簡単
- 慣れるまでの時間が短い
補聴器を初めて使う方にとっては、片耳からのほうが始めやすいんです。補聴器は慣れるまでに時間がかかるものですが、片耳からだと違和感が少なく、慣れるまでの時間が短くなります。
片耳補聴器のデメリット
しかし、片耳補聴器にはデメリットもあります。
- 音の方向感がわかりにくい
- 騒がしい場所での聞き取りが難しい
- 聴力の左右差が大きい場合、違和感を感じやすい
音の方向感については、多くの方が悩まれる点です。たとえば、後ろから呼ばれた時、どちらから声がしているのかわかりにくい場合があります。
片耳補聴器が適している方
では、どんな方に片耳補聴器がおすすめなのでしょうか?
- 片耳だけに難聴がある方
- 予算に制限がある方
- 補聴器を初めて使う方
特に、片耳だけに難聴がある方には、片耳補聴器がぴったりです。健康な耳はそのままに、難聴のある耳だけをサポートできるからです。
両耳補聴器の特徴と効果
次に、両耳補聴器についてお話しします。両耳補聴器は、左右両方の耳に補聴器を装着する方法です。一般的に、補聴器は両耳装用が望ましいとされています。
両耳補聴器のデメリット
両耳補聴器にもデメリットはあります。
- コストが高くなる
- 装着に慣れるまで時間がかかる
特にコスト面については、多くの方が気にされる点です。でも、長い目で見れば両耳補聴器の方が効果的な場合が多いんです。
両耳補聴器のメリット
両耳補聴器には、デメリットを上回る、多くのメリットがあります。
- 音の方向感が向上する
- 騒がしい場所での聞き取りが改善する
- より自然な聞こえを実現できる
- 補聴器の機能をフル活用できる
特に音の方向感については、両耳補聴器の大きな強みです。左右の耳で音を聞くことで、音がどちらから聞こえているのかがわかりやすくなるんです。また、補聴器は両耳装用を基本としているため、両耳装用でしか作用しない機能があります。
両耳補聴器が適している方
では、どんな方に両耳補聴器がおすすめなのでしょうか?
- 両耳に難聴がある方
- より自然な聞こえを求める方
- 騒がしい環境で過ごすことが多い方
とくに、両耳に難聴がある方には、両耳補聴器がおすすめです。左右のバランスを取りながら、より自然な聞こえを実現することができます。
クロス補聴器の特徴と効果
最後に、クロス補聴器についてお話しします。クロス補聴器は、片耳難聴の方のために開発された特別な補聴器システムです。片耳がほとんどきこえない方や、左右で聴力の差が大きい方におすすめの補聴器です。
クロス補聴器の仕組み
クロス補聴器は、難聴側の耳に装着するクロス補聴器(送信機)と、健康な耳に装着する補聴器(受信機)の2つから構成されています。難聴側で拾った音を、健康な耳側に送信して、きこえる耳で両方向の音を聞く仕組みです。
クロス補聴器のデメリット
クロス補聴器にもデメリットはあります。
- 両耳に補聴器を装着する必要がある
- コストが高くなる
- 音の方向感が得られにくい
クロス補聴器を使うためには、必ず反対側(健聴側)に補聴器を装用しなければいけません。そのため、片耳装用と比べてコストが高くなります。また、聞こえる耳で左右の音を聞くので、音の方向感をつかみにくい場合があります。
クロス補聴器のメリット
クロス補聴器には、このようなメリットがあります。
- 難聴側からの音も聞こえるようになる
- 騒がしい環境での聞き取りが向上する
- 立ち位置を気にせず、会話を楽しめる
特に、難聴側からの音が聞こえるようになる点は、多くの方に喜ばれています。難聴側からの音をしっかりキャッチできることで、立ち位置や向きの心配事が減り、会話に集中することもできますね。
クロス補聴器が適している方
では、どんな方にクロス補聴器がおすすめなのでしょうか?
- 片耳が重度難聴または聾の方
- 片耳のことばの聞き取りが難しい方
- 片耳補聴器で効果を感じられなかった方
特に、片耳が重度難聴または聾の方には、クロス補聴器がおすすめです。難聴側からの音も聞こえるようになり、生活の質が大きく向上する可能性があるんです。
補聴器選びのポイント
ここまで、片耳補聴器・両耳補聴器・クロス補聴器について詳しくお話ししてきました。では、実際に補聴器を選ぶ際には、どんなポイントに注目すれば良いのでしょうか?
聴力測定を受ける
まず大切なのは、正確な聴力測定を受けることです。聴力測定の結果によって、どのタイプの補聴器が適しているかが分かります。また、ことばの聞き取りの測定をおこなうと、補聴器をつけたときの効果を推測することができます。この測定も、補聴器選びには重要な役割を果たしますので、しっかり測定してもらうといいですね。
生活環境を考える
次に、あなたの生活環境を考えてみましょう。補聴器のクラス(性能)を決める時、どういった環境で補聴器をつかいたいかをイメージすると、器種を絞り込むことができます。
- 仕事や日常生活で、どんな場面で聞こえに困っているか?
- 騒がしい環境で過ごすことが多いか?
- 音楽や映画を楽しむことが多いか?
- スマホとの連携機能を重視するか?
これらの点を考慮することで、より適切な補聴器を選ぶことができます。どの機能が必要なのか、生活環境と照らし合わせながら選んでみてくださいね。
予算を設定する
補聴器の価格は、機能や性能によってさまざまです。自分にあった予算を設定することも、大切なポイントです。当秋葉原補聴器店では、お客様の予算にあわせて最適な補聴器をご提案いたします。
試聴をおこなう
補聴器は、実際に装用して試してみることが大切です。きになる補聴器をみつけたら、まずは試してみてください。補聴器は、実際に使ってみないとわからない点が多くあります。また当秋葉原補聴器店では、無料でレンタルサービスもおこなっていますので、ぜひご利用ください。
フォナック補聴器について
フォナックの特徴
フォナックの補聴器には、いくつかの特徴があります。
- 最新のデジタル技術を採用
- 優れた音質・快適な装着感
- Bluetooth対応の優れた接続性
- 明るいカラーバリエーション
とくに、フォナック補聴器の「音質の良さ」は多くのお客様から高い評価をいただいています。
フォナックのクロス補聴器
フォナックは、クロス補聴器の分野でも優れた製品を提供しています。クロス補聴器も同様に、高い音質や違和感のすくなさから、はじめて補聴器をつかう方に人気があります。目で見てわかりやすいようにLEDランプが付いているので、補聴器の操作もカンタンです。
シグニア補聴器について
シグニアの特徴
次に、シグニアの補聴器の特徴をご紹介します。
- 世界初の「ロックオン機能」搭載
- くっきり・はっきりした音質
- フル充電で28時間以上使用可能
- 持ち運びに便利な蓄電タイプの充電器
特に、ロックオン機能による騒がしい環境での聞き取りやすさが高く評価されています。
シグニアのクロス補聴器
シグニアも、クロス補聴器の分野で優れた補聴器を提供しています。ことばの輪郭がハッキリするようなきこえが特徴で、雑音下でも聞きたい声をしっかりとキャッチしてくれます。1度のフル充電で、約28時間使用できるので、安心して1日過ごすことができますね。
まとめ:あなたにあった補聴器を見つけよう
ここまで、片耳補聴器・両耳補聴器・クロス補聴器について、くわしくお話ししてきました。それぞれに特徴があり、一概にどれが最適とは言えません。大切なのは、あなたの聴力状態や生活環境、ニーズにあった補聴器を選ぶことです。
- 片耳補聴器:片耳難聴の方や、補聴器初心者におすすめ
- 両耳補聴器:両耳難聴の方や、より自然な聞こえを求める方におすすめ
- クロス補聴器:片耳が重度難聴または聾の方におすすめ
補聴器選びに悩んでいる方は、ぜひ一度当店にご相談ください。あなたに最適な補聴器を見つけるお手伝いをさせていただきます。聴力測定から試聴・レンタルまで行っていますので、お気軽にお越しください。
あなたの聞こえの悩みを解決し、より豊かな生活を送れるよう、私たちがサポートさせていただきます。一緒に、あなたにぴったりの補聴器を見つけていきましょう!