老人性難聴(加齢性難聴)になって聞こえが悪くなり、補聴器が必要と感じている。しかしどんな補聴器を選べばいいかわからない。失敗しない補聴器選びをしたいなら、まず補聴器専門店で相談しましょう。
その中でも自分に合った補聴器が選びやすいようコツを紹介していきますね。
加齢とともに耳が遠くなってきたら老人性難聴かも
年齢を追うとともに耳が遠くなってくることを老人性難聴といいます。老人性難聴は耳の中の蝸牛と呼ばれる部分にある有毛細胞という細胞が減ってしまったり、聴神経が弱ってきてしまうことでおこる難聴です。老眼などと同様に身体が老化することで起こる身体の変化で遅かれ早かれ誰しもが必ずなります。
老人性難聴の特徴
老人性難聴はこのような症状が出てきます。
- 大きめの声でないと聞き取れない
- 話をしていても会話の内容がわからないときがある
- 後ろや、少し離れたところで声を掛けられても気が付かない
- テレビの音が大きいと家族に注意される
- 聞き間違えが増える
これは症状のごく一部です。聞こえないことで、会話がうまくいかなかったり、日々の生活で不便が出てきます。
音を感じる部分が悪くなるので、治せない。
老人性難聴は音を感じて、脳まで伝える部分が悪くなるのですが、現在の医療では治療法がありません。
音として感じることができても言葉として理解できないことがあるのもこの難聴の特徴です。
補聴器を使って聴こえの補助をする
普段の生活でもそうしているように音を大きくしていれば聞こえますね。補聴器は身の回りの音を拾い音量や音質を調整して、会話や周りの音を聞きやすい音にして聞こえるように補助してくれます。老人性難聴は補聴器を用いて聞こえ自体の改善を図ることがほとんどです。
補聴器は調整やアフターケアが大切なもの
補聴器を最大限利用していくには、個人個人の聞こえにしっかり合わせる音量、音質の調整や、長く使うためにはアフターケアによるメンテナンスなどが必要です。
補聴器はただつけているだけで聴こえるとも言えませんし、壊れる確率は人それぞれですが、ケアをしているものは長持ちです。
補聴器選びで失敗したくない
補聴器はいかんせんメーカーも製品もたくさんがあり値段もバラバラで、わからないことが多いものでなんですよね。補聴器失敗しないためには、補聴器専門店で相談することが一番簡単な方法です。
補聴器専門店で扱われているものは大体片耳だけの価格で5万円~50万円までと幅広い価格帯を用意していますが、基本的に「聴力に合わせられる補聴器」というものを用意してあります。
まずこれを購入できれば、あとから調整ができるので、買ったものの使えなかったという失敗はなくなります。
補聴器専門店でも優良なお店を選びましょう。
補聴器専門店では聴力を測ることもでき、それに合わせた音量や音質の調整をできるのはもちろん、面倒な修理も代行で手続きしてくれて、点検メンテナンスもすべてしてくれるところもあります。逆に安価だが売るだけというところもあるので、購入後のアフターケアを重視してしっかり話を聞いておくのがいいでしょう。もし不安があれば他のお店なども伺って話を伺うのもいいでしょう。
補聴器も、販売店もこれから長い付き合いになりますので、しっかりとしたお店と出会えるといいですね。
補聴器選びのコツ
老人性難聴での補聴器選びのコツはこうです。
聴力にあわせることのできる補聴器を選ぶ
第一に調整して聴力に合わせられるものを選びましょう。価格でいえば片耳5万円~50万円のもので選ぶようになりますね。型落ちのものは性能もそこそこで製品保証が短いのですが5万円ほどからあります。12万~15万円ほどから最新のモデルも選択肢に入ってきます。補聴器は階級分けされていて入門クラス・一般クラス・高級クラス・最高級クラスというような4ランクで分けられています。階級が上がるほど高性能になり使い勝手が向上します代わりに高価になりますね。高価なモデルは修理保証の期間も長くなります。
使いたい環境などの要望を伝える
使う環境が異なると選ぶ補聴器の性能も異なってきます。静かな家の中とか、入院していて病院で使いたいなど本当に静かなところで使うのであれば多機能で高性能な高級機種は必要ありません。逆に騒がしいところでの会話や、外での会話をよくする重視するという方は、比較的高価なモデルのほうが使いやすいですし、それでないと納得できないかもしれません。耳かけにかける補聴器か耳あなに入れる補聴器にするかなども使用する状況によって選択が違ってきます。使いたい環境で値段が左右されますので、しっかり用途を伝えることが大切です。
予算はあらかじめ決めておく。
予算は決めておくことで、複数メーカーを持っているお店なら、予算内で要望に答えられるモデルを探してくれます。あらかじめいくらかは決めておくといいですね。
補聴器専門店の売れ筋は10万~25万円くらいが最も売れています。この価格をまず第一の予算として考えてなるべく安いものと伝えてもいいですね。あとは使いたい環境に合わせて相談していきましょう。
絶対に試聴・レンタルをする
予算に見合ったいいものが見つかったら、聴力を測り、補聴器の調整してもらって、自分に合った音で試聴してみましょう。そしてできれば普段の生活に取り入れてみたいので、レンタルして使ってみましょう。こうすることであなたにとってあっているかを判断しやすくなります。
基本は耳かけ型で試聴レンタルをします。耳あな型補聴器はオーダーメイドなので試聴はできませんが同じシリーズの耳かけ型補聴器であれば同じ性能のものを用います。
補聴器の形状
補聴器は耳かけ型、RIC型、耳あな型など形状によそって使い方や、聴力によって向いている形状が異なります。見かけの目立たなさや、故障率の違いなどメリットもあればデメリットもあるので、形状に関しては補聴器専門店でよく相談することですね。事前に調べたい場合はこちらから→補聴器の形状について (なし)
メーカーは海外製と日本製どちらがいい?
正直メーカーの良し悪しはほとんど差がありません。基本的には自分に合った音や使いやすさや保証制度の違いなどを比較して選ぶのが一般的です。
海外メーカーのほうが、莫大な研究資金を費やしているため品質や性能が高いというところはありますね。
日本のメーカーは性能面はとびぬけていませんが水準以上で、使う人にやさしい細かな気配りが効いた設計になっているものが多いです。
迷うなら体感するのが一番
補聴器は実際使ってみて初めて自分に合うかどうかがわかります。
どんなものがいいか迷ているのであれば、お近くの補聴器販売店で相談して、試聴、レンタルをしてみましょう。
リスニングラボでは1週間500円から試聴レンタルを行っています。
あなたに本当にある補聴器選びのお手伝いをさせてください!
お気軽にお問い合わせくださいね。