A.耳かけ型、耳あな型、ポケット型、骨導補聴器の4種類から支給されます。
障害者手帳をお持ちのかたに支給される補聴器は、各メーカーが販売する福祉用補聴器で、耳かけ型補聴器1、耳あな型補聴器2(オーダーメイド・レディメイド)、ポケット型補聴器3、骨導補聴器4の4種類です。
聴覚障害で身体障害者手帳の交付をうけると、補聴器を購入する際に、補装具費支給制度5の利用が可能です。制度を利用すると、補聴器の購入負担額が原則1割となります。
支給される補聴器の種類は医師から指定のあった補聴器になります。自治体によっては、福祉用補聴器よりも高性能な補聴器を購入できる場合がありますが、福祉用補聴器以外を選べない地域もあるので、購入前におすまいの障害福祉課で確認してもらいましょう。
また、購入した補聴器が故障した場合、1年に1度修理費用の支給をうけることができます。修理のときも同様に手続きが必要です6。
補装具費支給制度は身体障害者手帳をお持ちのかたのみ利用できますが、自治体によっては助成金が出る地域もあります。お住いの自治体によって制度の有無や年齢、聴力(難聴の程度)などの条件がことなりますので、ホームページや障害福祉課の窓口でご確認ください。
補聴器で補助金・助成金をうける条件【わかりやすく解説】
東京都内または東京近郊で補聴器を購入するさいに利用できる助成金や補助金などの制度のご紹介です。 聞こえを改善する補聴器はあなたの生活を安全・安心にサポートして...
- 耳にかけて使う種類の補聴器です。軽度~重度難聴まで幅広い聴力に対応できます。
- 耳の中に入れてつかう補聴器です。小さくて目立ちにくく、マスクやメガネのジャマにならずに装用できます。
- ポケットに補聴器本体をしまい、イヤホンをつないで音をききます。サイズが大きいので補聴器の操作がカンタンです。
- 骨導は、ほかの補聴器(気導)と、聞こえるまでの音のとおり道が違います。気導は音が耳のあなを通って鼓膜を振動させて神経につたえますが、骨導は耳のあなや鼓膜をとおらず、耳の近くのほねを振動させて神経につたえます。
- 補聴器の申請をするため、まずはお住いの市町村の障害福祉課で ①申請書類 をうけとりましょう。
つぎに障害福祉課から指定のあった耳鼻咽喉科で、医師に ②補装具交付意見書 をかいてもらいます。そして、補装具交付意見書をもって補聴器販売店へいき、購入する補聴器の ③見積書 を受け取ります。
①申請書類、②補装具交付意見書、③見積書の3つがそろったら、障害福祉課に提出しましょう。すると約2~4週間で補装具費支給券が発行されるので、支給券とひきかえに補聴器をうけとります。 - 障害者手帳をもっていて補聴器を自費で購入された方の修理費用の支給の可否は、各自治体の判断になります。