突発性難聴で選びたい人気の補聴器をランキング形式でご紹介しています。突発性難聴は片耳、あるいは両耳が突然聞こえにくくなる難聴で感音性難聴の一つとして分類されている難聴です。難聴の症状が出る原因は不明とされているのが特徴です。
急に耳が聞こえづらくなった場合には、すみやかに耳鼻科を受診しなくてはいけません。補聴器の装用は必ず適切な治療を受けてからでなくてはいけません。医師の判断により必ず経過をみてください。当サイトでは突発性難聴で選びたいオススメの補聴器をご紹介していますのでぜひご参考ください。
片耳難聴は医師より補聴器の装用は効果がないと言われる場合がありますが、片耳難聴専用のクロス補聴システムがあります。もしあなたが片耳難聴で聞こえの改善を考えているのであれば、試していただきたい補聴器があります。どんな補聴器を選んだらいいのかお悩みなら、ぜひご一読ください。
ここからは、突発性難聴についてご紹介しますね。
突発性難とは
難聴には多くの種類がありますが、その中でも原因がわからないとされる難聴が突発性難聴です。突発性難聴は名前の通り、突然おこる難聴でおもに片耳が感音性の難聴になります。まれに両耳にも発症するケースもあり、何が原因で難聴になるのか正式にはまだわかっていないと言われています。
聞こえが悪くなり、それが難聴なのかどうかは病院で診断してもらわなければわかりません。間違えても自己判断で済ませないようにしてください。突発性難聴はどの難聴の症状にも当てはまらいのが特徴ですが、似ている症状の難聴も少なからずあります。
突発性難聴の症状
突発性難聴を発症すると、高度難聴から重度の難聴になる可能性がありますので生活する中で不便を感じたり、悩みの原因につながります。聞こえなくなる以外にも耳なりをともなったりするケースもあるので症状により悩みも深まります。
- 騒音下での会話が聞きとりづらい
- 複数人で会話をすると話しの内容がわからない
- 音の方向感がわからない
- 話しかけられても聞こえない場合があり無視していると勘違いされる
- 趣味の音楽が楽しめない
- 片耳だけで聞こうとするので疲れる
- 自分のいる場所を常に考えないといけない
片耳は聞こえていても、聞こえる範囲は半分になっているので思っている以上に聞こえに困難なシーンが多く出てきます。
突発性難聴の治療方法について
突発性難聴の治療はおもにステロイド剤の投与をおこなっていると言われています。突発性難聴に効く特効薬のようなモノはまだありません。ですので、病院で治療をして必ず治る難聴ではありません。自宅で安静にする以外に、病院で入院して治療をおこなう場合もあるようです。
聞こえの改善方法
治療をして完治する場合もあるのですが、残念ながら難聴が残るのも少なくありません。難聴が残ると片耳の聞こえづらさ、もしくは全く聞こえないままの生活を送らなければならないです。
しかし、治らなかった片耳難聴の聞こえを改善させる方法があります。その方法は補聴器の装用です。
ここからは、突発性難聴に適応する補聴器の選び方をご紹介しますね。
突発性難に使いたい補聴器の選び方
突発性難聴に適応する補聴器の選び方は、他の難聴とは違い、機種の選択をよく考えなくてはいけません。片耳のみ難聴の可能性が高いので、通常の補聴器を選ぶと補聴効果を得られないかもしれません。
片耳の難聴の程度にもよりますが、健康な耳の聴力と大きく違いがあれば片耳のみに補聴器を着けても音が入るほどで会話の聞きとりは困難となります。片耳のみの難聴には、通常の補聴器よりクロス補聴器を装用するのがよい可能性が高いです。
補聴器のタイプ
補聴器には多くのタイプが存在します。耳にかける耳かけ型補聴器、耳あなのカタチをとり作られるオーダーメイドの耳あな型補聴器が主な種類ですね。難聴の程度や耳の状態などによっても適応する補聴器のタイプは違います。そして、通常の補聴器かクロス補聴器があうのかを見極めなければいけません。
片耳補聴器
片耳難聴の程度が軽い場合、片耳のみの補聴器装用で聞こえを改善できる場合があります。聞こえが悪くなった片耳のみに補聴器を着ける改善方法です。この場合には難聴の程度にあう補聴器を装用して改善させます。
両耳補聴器(クロス補聴器)
片耳難聴の程度が重く、通常の補聴器を着けても聞こえの改善ができない場合には、両耳に装用するクロス補聴器を選びます。クロス補聴器は片耳難聴用として開発された補聴システムです。クロス補聴器(送信機)と通常の補聴器(受信機)を左右の耳に着けて聞こえを補います。ほとんどの突発性難聴にはクロス補聴器が使われるケースが多いですね。
補聴器の価格の相場
補聴器の価格は性能や使える機能などにより違いがあります。選ばれる補聴器の価格相場は一側性難聴の程度にもより、片耳補聴器を着けても改善できない場合はクロス補聴器も必要になります。
突発性難聴に適応する補聴器の価格相場は片耳でおよそ180,000円から500,000円までが一般的な相場です。あわせて使うクロス補聴器はおよそ100,000円ですので、約280,000円ほどからが平均的な市場相場となるでしょう。価格は補聴器を選ぶうえで重要なポイントですが、使える性能も変わるので一概に価格だけで補聴器は選べません。
突発性難聴に使う補聴器の価格相場についてはコチラもご覧ください
ここからは、突発性難聴にオススメしたい補聴器を5選でご紹介いたしますね。
突発性難聴に使える補聴器おすすめ5選!
突発性難聴で使う補聴器の中でも大変人気があるオススメ補聴器をランキング形式で紹介します。あなたの聞こえを改善できる補聴器をチェックしてみましょう。
シグニア クロスピュアNX(Signia CROS PureNX)
- ドイツ
- 耳かけ型RICタイプ
- 1年保証
- 312電池
- ワイヤレス通信可
シグニアのクロス補聴器、クロスピュア312NXは一側性難聴の聞こえ改善に選ばれる機種です。突発性難聴などで左右の耳に大きな聴力差があると、通常の補聴器を着けても改善することは極めて難しく、クロス補聴システムを活用した改善が一番有効になります。
クロスピュアNXには通常の補聴器のようなクラス分けはありません。クロスの聞こえの性能は、一緒に使う補聴器によって変わるしくみです。
CROS PureNXのポイント
- 音質調整ができる
- バランス変更ができる
- ボリュームの切り替え可能
- スマホ専用アプリに対応可能
- 指向性による聞こえの快適性
- 通信機能が使える
片耳市場価格相場 | 90,000円(税別、別途補聴器代金必要) |
電池寿命 | 最大約110時間 |
適応聴力 | 軽度難聴~重度難聴 |
指向性 | クロス指向性 |
チャンネル数 | – |
おすすめ度 | ★★★ |
スタッフのレビュー
シグニア補聴器の一側性難聴向け補聴システムが、クロスピュア312NXです。クロス補聴器が適応するのは、片耳のみが難聴である、また片耳が難聴でもう片方の耳にも少し難聴があるという方(バイクロス)にお使いいただける機種となります。
通常の補聴器とはしくみが違い、クロス補聴器は送信機の役割りをしてくれるんです。送信機ですので音の集音をして通信で受信機(補聴器)に送ることが可能です。クロス補聴器を使うには通常のクロス対応の補聴器を用意する必要があるので注意してください。一緒に使う補聴器は、シグニアの最新チップを搭載したNXシリーズです。補聴器のクラスで性能も変わるので使う場面を考えて機種を決める必要があります。
フォナック クロスB-312(Phonak CROS B-312)
- スイス
- 耳かけ型RICタイプ
- 1年保証
- 312電池
- ワイヤレス通信可
フォナックの一側性難聴用機種がクロスBシリーズです。フォナックのクロスBは、装用者の音環境を自動的に検知し、最適な設定に切り替えてくれます。クロスBは片耳難聴の聞こえの世界を広げてくれます。
クロスBは送信機であり、受信機となる補聴器と一緒に使う必要があるので別途フォナックの対応する補聴器をご用意ください。
クロスB-312のポイント!
- クリアで自然な聞こえ
- 手動でクロスバランスの切り替え
- 安心のIP68防水・防塵
- 一側性難聴に対応
- ワイヤレス機器との接続可能
- プログラム・ボリュームコントロール可能
片耳市場価格相場 | 95,000円(税抜、別途補聴器代金必要) |
電池寿命 | 最大約58時間 |
適応聴力 | 軽度難聴から重度難聴 |
指向性 | クロス指向性(B30を除く) |
チャンネル数 | – |
おすすめ度 | ★★★★ |
スタッフレビュー
フォナックの片耳難聴向けクロス送信機がクロスB-312です。クロスB-312は小型の耳かけ型RICタイプの筐体を利用して、軽量で目立ちにくいのが特徴です。
プログラムボタンが付いているので、ボリュームとプログラム切換かクロス側のバランス切換のいずれかを操作できます。クロスBは組み合わせる補聴器によって性能がことなる仕組みです。選ぶ補聴器は上位モデルになるほど騒がしい場所での聞こえを改善することができ、B70以上の補聴器と組み合わせるとステレオズーム指向性が利用できるのでオススメですね。
フォナック クロスB-13(Phonak CROS B-13)
- スイス
- 耳かけ型RICタイプ
- 1年保証
- 13電池
- ワイヤレス通信不可
フォナックの一側性難聴用機種がクロスBシリーズです。フォナックのビロングシリーズの機種に対応するクロス補聴システムで、突発性難聴による片耳難聴を補ってくれます。
13タイプの電池を使用し、312タイプより電池寿命が長くなるほか、操作性もより高くなっているのが特徴です。筐体のカラーも選べるので好みにあわせてください。
クロスB-13のポイント!
- 一側性難聴に対応
- 安心のIP68防水・防塵
- ワイヤレス機器との接続可能
- 手動でクロスバランスの切り替え
- 扱いやすい本体サイズ
- クリアな音質
片耳市場価格相場 | 95,000円(税別、別途補聴器代金必要) |
電池寿命 | 最大約96時間 |
適応聴力 | 軽度難聴~重度難聴 |
指向性 | クロス指向性(B30を除く) |
チャンネル数 | – |
おすすめ度 | ★★★★ |
スタッフレビュー
フォナックのクロスB-13は、RICタイプの耳かけ型機種です。13電池を使うタイプで、フォナックの高性能な機能を使っても最大で96時間と長い時間使えます。
クロスB-13はプログラムボタンとコントロールレバーを利用して、ボリュームの調整やクロス側の音量バランスをカンタンにコントロールできるなど多機能性にあふれています。クロスと補聴器のマイクを連動させた指向性のコントロール(B30以上の機種のみ)によって、雑音を減らし言葉を強調するだけでなく相手の声にフォーカスした集音を可能とします。
シグニア クロスピュア チャージアンドゴーNX (Signia CROS Pure Charge&Go NX)
- ドイツ
- 耳かけ型RICタイプ
- 1年保証
- リチウムイオン充電池
- ワイヤレス通信可
シグニア補聴器の充電式クロス補聴器、チャージ&ゴーNXは電池交換が不要な充電タイプとなります。電池の交換が必要ないので扱いが非常にカンタンなんです。
シグニアのクロスは、突発性難聴をはじめとする片耳難聴者の聞こえを補ってくれる補聴システムで、NXチップ搭載の補聴器と組み合わせが可能。自然な聞こえと自分の声を和らげてくれる性能です。お使いのスマートホンでアプリをとればカンタンにクロスのバランスや音量をコントロールできます。
CROS Pure Charge&GoNXのポイント!
- 3時間でフル充電
- 電池交換がいらない
- カンタンな音量調整
- ワイヤレス通信機器対応
- スマホアプリでカンタン操作
- 相手の声も自分の声も快適
片耳市場価格相場 | 100,000円(税別、別途充電器43,200円、補聴器代金が必要) |
電池寿命 | 最大約21時間 |
適応聴力 | 軽度難聴~重度難聴 |
指向性 | クロス指向性 |
チャンネル数 | – |
おすすめ度 | ★★★★★ |
スタッフレビュー
シグニア補聴器の充電式クロス補聴器のピュアチャージ&ゴーNXは、新開発のNXチップを採用したNXシリーズの補聴器と組み合わせて使う片耳難聴専用の機種です。NXシリーズはシグニアの最新モデルですので、搭載されているコンピューターの技術もすぐれています。
装用をより自然にしてくれるOVP機能をはじめ、会話の聞きとりをより自然で快適にしてくれる性能です。リチウムイオン充電式で、充電器に置くだけで電源がオフになり、使うときは自動で電源がオンになるのでわずらわしいスイッチ操作も必要ありません。チャージ&ゴーは電池式より、スマートにお使いいただけるでしょう。
フォナック クロスB-R (Phonak CROS B-R)
- スイス
- 耳かけ型RICタイプ
- 1年保証
- リチウムイオン充電池
- ワイヤレス通信可
フォナック補聴器の充電式クロス補聴器、クロスB-Rです。クロス補聴器を使用する時には注意があり、必ずクロス補聴器とは別に通常の補聴器も用意しなくてはいけません。
突発性難聴やムンプス難聴など、片耳が難聴になると通常の補聴器だけでは改善が難しいです。クロス補聴器は送信機で、健康な耳で難聴側の音声を聞ける画期的なしくみとなります。フォナックのクロスB-Rはクロスの音量バランスを手動で変更できるので環境に応じて操作が可能です。
クロスB-Rのポイント!
- 短時間でフル充電
- 電池交換が不要
- ワイヤレス通信で使える幅が広がる
- IP68の防水性能
- クロスバランスの操作がカンタン
- 自動音質調整で快適性を維持
片耳市場価格相場 | 110,000円(税別、別途充電器12,000円と補聴器代金が必要) |
電池寿命 | 最大約16時間 |
適応聴力 | 軽度難聴~重度難聴 |
指向性 | クロス指向性 |
チャンネル数 | – |
おすすめ度 | ★★★★★ |
スタッフレビュー
フォナック補聴器の充電式クロス補聴器、クロスB-Rは片耳難聴の聞こえを改善してくれる補聴システムです。こちらは電池交換が不要な充電式の耳かけ型RICタイプで、電池を交換しなくても使えるので扱いが非常にラクになります。
電池交換がわずらわしく思っている方には大変オススメですね。一緒に使う補聴器は、正直スペックを見るだけではわかりにくく、実際に試してみるのがいいでしょう。クロス補聴器に使う補聴器はよく比較して選ぶのがいいですね。
片耳難聴は聴力データを見なければタイプを選べません。突発性難聴の症状でまったく片耳が聞こえない、もしくは片耳に補聴器を着けても改善が見込めない場合を想定したランキングとなります。
ここからは、補聴器の調整について、メンテナンス方法などをご紹介しますね。
補聴器の調整やメンテナンス
突発性難聴にオススメの補聴器は購入して終わりというモノではありません。定期的に音の微調整をしたり、パーツの点検、クリーニングをしなければいけないのです。補聴器のクリーニングは自分でもできる部分もありますが、細かいパーツなどは購入したお店でやってもらうのがいいでしょう。
購入後のメンテンナンスや点検はアフターケアと呼ばれ、補聴器を使っていくうえでぜひご利用ください。
補聴器の調整について
補聴器の音の調整は自分ではできません。カンタンなボリューム変更などは自分でもできますが、音質の調整はすべて補聴器店でしかさわれません。
片耳難聴の聴力変化や、音が弱く感じるなどがあれば利用するようにしましょう。基本購入後の調整は無料で、購入した代金にアフターケアの料金は含まれています。
補聴器のメンテンスについて
補聴器は精密な機械で、いくら丁寧に扱っていても壊さずに使い続けるのはムリです。補聴器の調子が悪く感じたら補聴器店でメンテナンスしてもらいましょう。
補聴器のパーツの交換などで直る場合もありますが、中の機械が故障していればメーカーに修理依頼しなくてはいけません。補聴器の修理は購入した補聴器の保証期間内であれば無償で修理してもらえます。(自然故障時のみ)補聴器の保証期間内にメーカーでオーバーホール点検に出せるので、ぜひ利用して機械の劣化を和らげましょう。
補聴器の保証について
補聴器には1年から最長で3年の保証期間があり、この年数は補聴器の種類によっても違います。性能が最高クラスの機種はすべて3年で他は2年間で、メーカーにより紛失の保証なども付いていますね。(クロス補聴器はすべて1年の保証)
補聴器の保証期間内は自然故障であれば無償でパーツの交換やコンピューターの修理をしてもらえるんです。保証期間をすぎれば修理額が発生します。補聴器のメーカーによってもサービス内容は異なっていて、さらに販売店によっては独自の保証サービスをしているお店もあるようです。
ここからは、補聴器のレンタルや試聴についてご紹介しますね。
補聴器のレンタルや試聴
補聴器を検討していればまずは補聴器を実際に試してみましょう。補聴器販売店では補聴器の相談時に試聴ができます。補聴器の試聴は一つのメーカーだけでなく、比較してみるのがオススメです。補聴器メーカーによっては音質が違うので自分の好みのメーカーを見つけましょう。
補聴器のレンタルについて
補聴器は試聴するだけで判断できるモノではありません。特に片耳難聴で使う補聴器は実際に日常で試してみないと、改善できているのかも実感できませんよね。そこでオススメなのが補聴器のレンタルです。補聴器のレンタルはぜひご利用ください。一つのメーカーだけでなく、比較してレンタルをするのがいいでしょう。
ご相談は補聴器専門店で
突発性難聴で選ぶ補聴器がわからない、補聴器の装用を考えているのであれば、まずは補聴器について知識や経験がある補聴器専門店に相談しましょう。補聴器専門店はメガネ店とは違い、補聴器を専門に取り扱うお店です。突発性難聴などの片耳難聴に合わす補聴器は経験と知識がなければできません。お店選びも補聴器を選ぶうえでとても大事なのであらかじめ確認しておきましょう。
まとめ
突発性難聴で選ぶ補聴器をご紹介しました。もし聞こえなくなったり、聞こえにくいと感じたらまずは病院を受診しましょう。いきなり補聴器店はNGです。補聴器販売店では診断などをしていないので必ず専門の病院で診断をうけて、医師と補聴器についてもよく相談しましょうね。
あなたの突発性難聴に適した補聴器を選べたら、日常の聞こえの悩みが和らいでストレスも減らせるでしょう。
突発性難聴の聞こえを改善できる補聴器を着ければ、聞こえの世界が広がり今よりもっと楽しい生活が待っています。