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突発性難聴の片耳補聴器で失敗しない選び方!

突発性難聴で片耳用の補聴器をお探しですか?突発性難聴で選ばれる補聴器の仕組みや効果、さらに価格の相場をまとめてみました。突発性難聴で後遺症が残ってしまい生活に支障があれば補聴器の選択を余儀なくされます。片耳補聴器(クロス補聴器)を数多く取り扱ってきたスタッフが補聴器の失敗しない選び方を解説しています。

突発性難聴はその名の通り、朝目覚めたときなどに突然耳が聞こえなくなる急性の感音性難聴です。
年間3万人が発症し、そのうち1万人が難聴の後遺症に悩まされています。
昔は40~60代の方が悩まされる難聴だったのですが、いまや10代や20代の発症例も増えて年齢関係なく悩まされている厄介な難聴なんですね。

治療の甲斐なく突発性難聴でお困りの方は、突発性難聴に合う片耳補聴器(クロス補聴器)の選び方をお教えしますので、効果のある補聴器を使って改善させていくとよいでしょう。

ココカラは、そもそも突発性難聴がどういった難聴か説明します。

突発性難聴とは

突発性難聴は本人でも自覚できるほど急に音が聞こえなくなります。
片耳に発症し、非常に重い高度以上の難聴になってしまうことがほとんどですね。
発症時には強い耳鳴りとめまいを伴い、人によってまともに立てず嘔吐してしまうことも。
急性感音性難聴に分類され、音自体を感知できなくなる難聴です。

突然誰でも発症するリスクがあるため恐ろしい片耳難聴ですが、どのような原因で起こり、治療ができるのかを少しお話ししましょう。

突発性難聴の主な原因

突発性難聴の原因は、科学的には詳しく解明されておらず、原因不明の難聴とされています。
ただストレスや、耳の奥の血液循環の問題や、ウィルスの感染などが原因として考え、研究が続けられてます。
自律神経の問題や内臓疾患、身体のコリや噛み合わせなど様々な原因が絡み合っていることもあるので、根本的な原因がわからないということが原因不明とされている理由です。

突発性難聴の治療・改善方法

突発性難聴の治療方法で主流なのは投薬治療です。
通院または入院して、点滴などでステロイドや血液循環がよくなる薬などを投与します。
場合によって高酸素治療や星状神経ブロック注射など特殊な治療を行うこともありますよ。

適切な治療に関しては耳鼻咽喉科や専門の医療機関で判断して治療しますので、症状を自覚したら即座に受診しましょう。

3か月ほど治療して改善がない場合は、セカンドオピニオンを受けることも大切ですね。

自分にもできる突発性難聴の予防法

突発性難聴にまだなったことがない人も、片耳に発症してしまった人もできれば難聴になりたくないですよね。
すこし突発性難聴の予防について紹介します。

突発性難聴のリスクを避けるならば、健康的な生活を心がけることが一番です。
バランスの良い食生活をとり継続的な運動習慣を心がけてください。
過剰な飲酒や喫煙は避けて、睡眠や休養を十分にとってリラックスしたり趣味で気分転換するなどのストレス対策をするとよいでしょう。

もし後遺症で片耳に難聴が残ってしまったら、補聴器で改善してくことが効果的です。

ココカラは突発性難聴に効果的な補聴器について紹介します。

突発性難聴を改善する補聴器について

治療の甲斐なく突発性難聴の後遺症が残ってしまうと、片耳には軽度から重度の難聴を持つことになりますが、反対耳は健康であるがゆえに左右の音の聞こえの差に悩み、今まで通りのスムーズな会話ができなくなってしまいます。

左右差を埋めるためには補聴器を使うことが有効ですが、片耳のみ重い難聴で健康な耳との聴力差が大きいと通常の補聴器では改善が難しくなってしまいます。
また音自体を感知しにくくなる難聴ですので、補聴器で音を聞こえやすくしても効果が薄いことがあります。

そんな突発性難聴には特殊な片耳補聴器のクロス補聴器で改善をはかることがありますね。

まずはなぜスムーズな会話ができなくなるかを理解するには聞こえの仕組みを知ることが大切です。

聞こえの仕組み

音は耳から入って鼓膜で聞いていると勘違いしがちですが、実は鼓膜は音の窓口で、ここで終わりじゃないのです。
鼓膜より先では3つの小さな骨(耳小骨)で音を大きくして、耳の奥の内耳に伝達しさらに先にある蝸牛という部分で電気信号に変換して、神経を通じて脳に届いた時に音として認識しています。

人は脳に音が届いたときに、両耳の音情報を合わせることで音の方向を認識したり、同じ音声を両耳から受け取ることで雑音の中の会話を聞き分けています。
そして会話者の位置によって左右のどちらかの片耳で8割くらいの会話をきき、残りの2割が反対の耳で聞いているんですよ。
なので片耳が聞こえなくなるだけで、音の方向がわからなくなって、雑音では会話が難しくなりますし、会話していても聞き逃しや聞き間違えが増えてしまうんです。
あなたの聞こえがうまくいかなくなった理由は片耳になって聞こえのしくみことに失ってしまったあったんですね。

では次では突発性難聴で片耳が聞こえなくても効果的なクロス補聴器についてです。

突発性難聴を改善するクロス補聴器とは

突発性難聴をはじめとした片耳難聴には、特殊な方法を用いるクロス補聴器が効果的です。
クロス補聴器とは、クロスフィッティングと呼ばれる補聴器の仕組みを進化させたものです。
聞こえない耳にはクロス送信機を装着し、聞こえる耳に補聴器を装着します。
突発性難聴で片耳だけが聞こえないから片耳補聴器ではないの?とギモンに思った方もいるかと思いますが、両耳に装着するのはその仕組みにヒミツがあるんです。

補聴器とクロス送信機は、通信で連動して送信機では常に集音し音声を補聴器に送信するようになっており、補聴器からはクロス送信機の音声を常に再生している状態になります。
ようは聞こえる耳で聞こえない耳側の音声を聞くことのできる仕組みになっているのです。
聞こえる耳では、いつも聞いている自然な音と補聴器からの難聴側の音が混ざってきこえます。

こうすることで左右差があろうが、片耳がまったく聞こえなかろうが以前のように広い範囲を聞き取ることが可能です。

ではクロス補聴器で両耳にする場合と、片耳だけ補聴器を着ける場合でどのように違いがあるのでしょうか。

補聴器を付けるのは両耳か片耳か

突発性難聴では、普通の補聴器か、クロス補聴器かで選択することになりますね。
治療によって症状が緩和して、普通より大きな声であれば聞こえる程度に回復している軽中度難聴になれば、片耳だけ補聴器を利用します。
高度以上の難聴や普通の補聴器で効果を感じられなかった人は、両耳に補聴器をかけるクロス補聴器で聞こえを補うことになるでしょう。

ココカラは片耳の突発性難聴に最適な補聴器の選び方をお教えします。

[H3]片耳の突発性難聴に最適な補聴器の選び方
片耳の突発性難聴に最適な補聴器の選び方は種類や機能だけでなく、生活環境などを考慮して選びましょう。
この項では種類や機能だけでなく値段の相場や選ぶコツをご紹介していきます。

まず基本的な補聴器の種類と機能についてです。

補聴器の種類と機能

補聴器の種類には大きく分けて、耳あな型・耳かけ型・RIC型の3つがあります。

耳あな型は文字通り耳穴入れて使用する補聴器で、オーダーメイドで耳に合わせるので、耳から外れない上に小型にしやすく聞こえがよいという特徴があります。
使っていることに慣れるまで自分の声が響いたり、音がこもって感じることでしょう。
耳垢が柔らかい、水っぽいなどすると故障しやすくなりますね。
耳の形状によっては作れないときもありますね。

耳かけ型は、いわゆる皆さんが補聴器としてイメージする大きさのものです。
耳垢や耳の形状に影響されにくく、扱いやすいサイズ感で装着や取扱が楽ですね。
機能面で優れるので自分で音量を調整したり、外部機器を接続したい人におすすめできます。
しかしサイズは大きめで目立ちやすいので見た目を重視する人には向きません。

RIC型は小型の耳かけ型で、耳あな型の音質と、耳かけ型の機能面を併せ持ち、耳かけ型の本体からレシーバーを分離させ外付けにしたことで、小型で目立たないサイズと豊富な機能面を両立した補聴器です。
レシーバーを交換することで聴力の変化に対応できるようにできていますので治療を根気強くやる予定の人も選びやすいですね。
他の形状に比べて脆い部位が多いのと、耳垢の影響で故障しやすいことが選ぶに難しいところになるでしょう。
最近では補聴器のスタンダードになっている形状なんですよ。

片耳難聴で使用するクロス補聴器の場合も送信機も以上の形状から選んで選択します。

片耳補聴器(クロス補聴器)の値段の相場

補聴器の値段は大体10万円前後から50万円までと幅広く、その性能や機能の違いで異なります。
突発性難聴で片耳補聴器を選ぶことがあれば15万円~30万円ほど機種を選ぶことが多いので、相場はそのくらいであると考えておいていいと思います。

クロス送信機は、概ね10万円程度の価格で設定されているんです。
ですのでクロス送信機と補聴器の合計金額で、概ね30~40万円くらいの価格帯が普及しています。

補聴器は生活環境で選ぶのがポイント!

生活環境に合わせて補聴器を選択することが実は大切です。
騒がしい場所と、静かな場所では言葉の聞こえが大きく違うことがありますので、あなたの生活環境で必要な補聴器を選ぶといいですね。
商品は様々あって機種や形状で得意な状況があるので販売員に実際に使いたい環境を説明して相談しながら決めていくのがいいでしょう。
そうすればおのずと予算もわかりやすくなります。

補聴器を選ぶ決め手はコレ!

突発性難聴での補聴器を選ぶ決め手は、値段と生活環境に合ったものというほかに、音色や見た目があなた自身にぴったり合うかということもあります。
音色はものによって自然な感じ、重たい感じや機械っぽさが強いなど様々です。
聞き心地がいいと聞こえもよくなりやすいんですよね。
形状も大切で目立たないとか、扱いやすいものかであなたが求めるものは違うはずでこれも選ぶさいに決め手になります。

ここからは補聴器を選ぶにあたってのお店の選び方や注意事項を紹介していきます。

補聴器を選ぶときの相談先と購入方法

補聴器を選ぶときの相談先では病院や補聴器専門店、眼鏡店やデパートなど複数あります。
どこで購入するにしても相談はより補聴器に詳しい人に相談したいとお思いでしょう。
実際、突発性難聴で使用する片耳補聴器はすこし難しいため専門性が必要になりますので、補聴器専門店で相談し購入するのがオススメですね。

補聴器の相談先は専門スタッフが常駐する補聴器専門店へ

補聴器専門店は補聴器を専門的に扱うお店で、補聴器のプロである認定補聴器技能者がいるお店がおすすめできますね。
補聴器専門店では無料で補聴器の相談を受けていて、聴力測定をしてあなたに合った補聴器で試聴でき、お店によっては購入前にデモの補聴器をレンタルして実際の環境で試すことができます。

また直接お店行けない人は、自宅にいながら自分に合った補聴器を購入することができる出張訪問を行っているお店もあるので調べてみてください。

補聴器購入の流れ

購入までの流れを紹介します。
来店するとまず問診表を取ってカウンセリングを行います。
その後に聴力測定をして、予算と聴力に合った機種を選定し、あなたに合う音に調整します。
調整したデモ機で店内や店の外で試聴します。
ここで希望があればレンタルを行います。
試聴後には補聴器の機種とカラーやサイズなどを決めて、在庫があればその場で購入できます。
ない場合はメーカーにオーダーをして納品を待ちます。
耳かけ型ならば2~3日程度、オーダーメイドの耳あな型なら1週間程度待つことになるでしょう。

お店での作業時間は大体1~2時間程度になるので時間の余裕を見てお店にいくといいでしょう。

次では補聴器を失敗しないで選ぶための注意事項を紹介していきます。

 

補聴器の機能や値段の違いを理解する

補聴器の性能と機能によって補聴器の値段は変わりますが、高価であればよく聞こえると約束できるわけではありません。
高価な補聴器ほど、補聴器を着けることで発生する生活上での嫌な音が減りますし、騒音が多い場所での会話をする際に有利になります。
実際に使用する環境によって適切な補聴器を選ぶといいでしょう。

使用する環境や用途で補聴器の選び方はかわるものです。相談先の補聴器店で補聴器選びに詳しいスタッフに納得のいくまで相談してみましょう

補聴器に詳しいスタッフは補聴器のいい側面だけでなく、あなたにとってデメリットになることも説明しますし、あなたの感じた些細な疑問にもしっかり応えてくれるでしょう。
特に突発性難聴での補聴器選びはシビアなものです。
もし失敗しないで補聴器を選ぶならば、補聴器に詳しいスタッフと納得のいくまで相談してください。

まとめ

突発性難聴で片耳が聞こえなくなった時の補聴器の選び方を紹介してまいりましたが、参考になりましたか。
突発性難聴で片耳が聞こえなくなってからというものあなたは聞こえに困っていたはずです。
左右の聞こえの差無くすための補聴器の選び方を知った今、あなたが補聴器をスムーズに選び導入することができるでしょう。

聞こえの悩みが解消されれば、人との会話で困ることや身の回りの危険リスクも減り、徐々に突発性難聴を発症する前のような生活に戻っていくことでしょう。

ここまでお読みになっていただきありがとうございました。
突発性難聴でお困りで補聴器をお求めのさいにはお気軽にリスニングラボスタッフにご相談ください。

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