秋葉原補聴器リスニングラボ移転のお知らせ

Q.補聴器を使って聴力は低下しないですか?

Q.補聴器を使って聴力は低下しないですか?
A.しっかり調整された補聴器を着けて聴力が低下することはありません。
 
補聴器は高度管理医療機器 1で厚生労働省の許可をえて販売され、適切な基準におうじた調整をおこなうことで聴覚に影響を与えるような大きな音を出さないよう出力制限される機能がついているからです。
 
簡単に言えば効果的に大きな音を抑えてくれる機能ですね。補聴器は医療機器なので安全性が高く作られていますが、扱いに問題があると安全性がそこなわれる場合もあるので注意が必要です。

まとめになりますが、一般的に使う方の聴力レベルに適している補聴器の装用で聴力低下の進行をおこすことはありません。

しかし、補聴器を着ける人の聴力に対して、よほど過剰に音を出しすぎると周囲の騒音や生活音も当然増幅されます。その影響で鼓膜や聴神経に負担がかかり聴力低下の可能性が出てしまいます。難聴の程度や種類 2、耳の状態にあった調整をする必要があります。

使用される方の年齢が高齢であれば認知機能の低下があることもありますのでご家族と同伴で補聴器の調整の依頼をするようにしましょう。補聴器を使用するときには耳鼻咽喉科での聴力検査をして、補聴器販売店舗で聞こえの相談や適切な補聴器の調整をうけるのが重要になります。

医療機器についての参照元

  

  1. 医療機器にはⅠ~Ⅳまでクラスがわけられており補聴器はその中でもⅢにあたり、不具合が生じた場合人体へのリスクが比較的高いと考えられるもの、として位置づけられています。
  2. 難聴の種類や原因には鼓膜の損傷や中耳炎など、外耳から中耳に障害がある伝音性難聴、聴神経である蝸牛神経や有毛細胞など内耳に障害が出ている感音性難聴、伝音と感音どちらの症状もみられる混合性難聴があります。中耳の難聴では治療や手術などで回復する難聴もありますが、感音難聴は難しいとされています。
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