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子どものころから片耳が聞こえない人向けの補聴器について

子どものころから片耳が聞こえないという人は、周りの環境や立ち位置などで言葉の聞こえたり、聞こえにくかったりして長い間苦労していると思います。子どものころ熱を出してからとか、いつの間にか聞こえなくなっていたなど理由は様々ありますが、共通して片耳難聴での聞こえを改善できる補聴器があります。今回は子どものころから片耳が聞こえない人のための補聴器について紹介していきます。

子どものころから片耳だけ聞こえない原因

子どものころから片耳が聞こえないという人は意外に多く、「子どものころ高熱を出してそれから」とか「子どものころ鼓膜が破れてから」や「交通事故にあってから」、「コンサートで大きい音を聞いてから」など病気や外傷が原因での難聴や、「生まれつき聞こえていない」という先天的な難聴まで様々な原因で片耳難聴の方々がいます。

このような原因が代表的な片耳難聴の原因ですね。

  • ムンプス難聴(おたふくかぜが原因)
  • 突発性難聴
  • 重症化した中耳炎
  • 音響外傷(とてつもなく大きな音で難聴になる)
  • 先天性(小耳症、前庭水管肥大症など)
  • 神経腫瘍による神経の損傷
  • 外傷性の難聴(耳小骨が外れる、鼓膜が破れるなど)
  • 頭部又は頸部術の後遺症や交通事故の後遺症
  • 内臓疾患

難聴についてはこちらから→難聴の原因について

片耳難聴になる原因の多くは比較的重い難聴をもたらすことが多く、片耳のみ全く聞こえないという人も大勢います。
年々片耳難聴の罹患数は増えており、ムンプス難聴は年間700人から1,000人ほど、突発性難聴は年間で35,000人ほどが発症しており、完治するのが3分の1なので少なからず年間20,000人が難聴になっている計算になりますね。
すべての原因を合わせると相当な数の片耳難聴者がいることが考えられます。

片耳難聴は補聴器をしたことがない人がほとんど

片耳難聴のほとんどの人が、補聴器を使用したことがないというのが現状です。
実際に片耳難聴で補聴器をしたことがある人を調査した結果があります。(japanTrak2012,japanrtak2015より)
片耳難聴での補聴器使用率は2012年の調査で11%、2015年で8%と非常に低く、片耳難聴者の9割が補聴器を使ったことがないのです。(任意の調査のため対象者の総数に違いがあり、割合が低い可能性があります。)

大抵の場合は「片耳が聞こえるから」という理由と、幼いがゆえに本人の必要か否かの意思が確認されないまま、補聴器は必要ないと判断されたり、聞こえないことが当然のまま長い間過ごしている人も少なくありません。
もうひとつ補聴器を付けていないことの多い理由があります。それは「難聴の程度が重いため補聴器の効果がない」という場合ですね。どうにかしたくても対処のできないまま生活している方も少なくありません。

コニュニケーションの障害を減らしたい

片耳難聴でコミュニケーションをとることが障害と感じてから「補聴器」を考え始めるのはよくあることです。しかし補聴器の効果がみられない人はあきらめるしかないのでしょうか。

片耳難聴でお悩みの皆さんは補聴器を使うことでこのコミュニケーションの取りづらさを少しでも減らしたいと考えているはずです。

  • 聞こえない耳側からの会話ももっと聞きたい
  • 騒がしい中で会話内容がわかりづらいのを減らしたい
  • 複数人での会話をもっと積極的にしたい
  • 会話中の聞き逃しや聞き返しを減らしたい

このようなことを思っていただいている方はこれから補聴器のことを紹介していきますので、補聴器のことを知って、試してみてください。

子どものころからの片耳難聴での補聴器の選び方

片耳難聴の場合は、難聴の耳で「聞こえにくい」という人と「聞こえない」という人で分かれます。
「聞こえにくい」という人は補聴器をつかっても効果が出る可能性があります。
「聞こえない」という人は補聴器の中でも特殊な補聴器になる「クロス補聴器」を使っていただきます。
「補聴器を使っても聞こえない」と言われた人でもクロス補聴器は効果が出る可能性が高いので、そういった方も希望を捨てず試してみましょう。

補聴器は実際にかけてみて効果があるかを体感してみるのが基本になります。補聴器専門店では聴力を測ってそこから補聴器の音をあなたに合ったものにして聞かせてくれます。
補聴器と、クロス補聴器どちらも一度試してみて効果のあるものを、選ぶのがまず第一歩になります。

クロス補聴器について

通常の補聴器のことがいろいろなサイトで見ていることと思いますが、片耳難聴専用の「クロス補聴器」に関してはあまり見かけないと思います。
クロス補聴器について簡単に紹介していきますね。

クロス補聴器とは

クロス補聴器は片耳難聴専用の補聴器で、よく聞こえる耳には「補聴器」を、難聴の耳には「クロス送信機」を装着します。
難聴側の音は「クロス送信機」に搭載されたマイクで集音され、よく聞こえる耳に着けた「補聴器」に電波で送信されます。
補聴器からはクロス送信機側の再生音が入ってくるため、よく聞こえる耳で聞こえない耳をカバーするようにできます。

よく聞こえる耳に補聴器をする際には、穴の開いた耳栓を利用します。元ある聴力を生かしてそのうえで、難聴側の音を飛ばして聞きますので「いつも聞こえる音」に「普段は聞こえない音」が混ざって聞こえるようになります。
人によっては必要な会話を聞き分けるのに訓練は必要ですが、聞こえの範囲の拡張、聞き逃しの防止に一役買ってくれるはずです。

クロス補聴器の価格や機種についてはこちら→片耳難聴(一側聾)に効果のある補聴器 クロス補聴器の機能や種類そして値段について。

片耳が全く聞こえなくても使えるクロス補聴器

片耳が全く聞こえなくてもクロス補聴器は対応できます。健康な耳の聴力を利用した補聴器の使い方になりますので、聞こえない耳に補聴器を付けても効果がないとわかっている人でも試していただき効果を実感していただけるとおもいます。
過去に片耳が全く聞こえなくなる「ムンプス難聴」や「突発性難聴」などにかかった方もクロス補聴器を試していただき効果を実感していただきました。是非一度体験してみてください。

クロス補聴器を体験するなら、クロス補聴器導入の経験が多いリスニングラボにお任せ

クロス補聴器は、長年補聴器の販売をしている販売員ですら年間1回やるかわからない症例で、特殊な調整方法ということもあって敬遠している補聴器専門店も多いといわれます。
しかし秋葉原補聴器リスニングラボでは、全国でも数少ないクロス補聴器に詳しい専門店です。片耳難聴のお悩みを解決のお手伝いをするため日夜多くのクロス補聴器に関するご相談を受けています。

試すことから始められる安心

これまでのクロス補聴器は非常に魅力的に感じても、本当に効果があるか半信半疑の方が大半だと思います。
リスニングラボではクロス補聴器のデモ機を多数ご用意しており、視聴してみることはもちろん、実際の生活環境で利用できるレンタルのサービスもご用意しております。
1週間500円で貸出することになりますが、その分本気であなたの為に補聴器を調整し快適で聞こえやすい補聴器を選ぶお手伝いをします。購入時には500円のレンタル料は本体価格から値引きをしてお返しいたします。
もちろんうまくいかなくて、購入しないと決めても躊躇はいりません。押し売りや、しつこい勧誘はしませんので安心してください。

迷ったらまず相談してみてください。
あなたの悩みが少しでもか改善できる手助けができれば幸いです。

まとめ

子どものころから片耳が聞こえない人にとって、片耳難聴がコミュニケーションの障害と感じるようになるのは、多くに人と関わる大人になってからのことが多いのですが、クロス補聴器の導入は今更遅いなんてことはありません。
もちろんクロス補聴器を使うにあたって、装用して訓練は必要なので本当に使いこなすまでは時間がかかることもあります。しかし聞こえないはずの音が聞こえるという驚きを一度体感してほしいです。

詳しいことはお問い合わせください。

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クロス補聴器の効果は値段で違いがあるのか。機能の違いと選び方をお教えします。

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